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ある天文学者の恋文

2016-09-21 | 劇場映画れびゅー
ジュゼッペ・トルナトーレ監督最新作『ある天文学者の恋文』を観てきました。
★★★

ネタバレ
全身全霊で愛した女性(しかし教え子で不倫)に対して、自分の死後も生き続けているかのように工夫して、彼女に残した数々のメッセージ。

一見純愛で素敵な話なのですが、彼氏の死後も束縛され続ける彼女の気持ちとか、可能性なんかを排除している思考がちょっと恐ろしい。
だって死んでるのに…。

という側面と、教え子の学業や私生活を、せめて導いてあげたいという両面からなる話で、「それなら生きてる間に」的なことや、「いやいや死んだからこそ彼女も」的な感情が次々に沸いてくる展開で楽しませてくれる。

死後も愛し続ける不倫おやじを貫禄のジェレミー・アイアンズが演じ、エンニオ・モリコーネの音楽が強引に感情移入させてくれる仕組みになっていなければ泣けなかったかも。



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