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マチェーテ・キルズ

2014-03-07 | 劇場映画れびゅー
ロバート・ロドリゲス監督の趣味の世界『マチェーテ・キルズ』を観てきました。
★★★

マチェーテ』とは、元々ロバート・ロドリゲス監督が撮った悪乗りB級ホラー映画の劇中で流れたフェイク映画の予告編が発端の、超悪乗りハードボイルド・クライム・アクション映画だったわけですが、なんとさらにその続編が出来てしまったわけです。

前作の悪乗りをさらに上回る悪乗りでおバカ映画の領域を行ったり来たり、もはや『オースティン・パワーズ』に近づいて行っているような気が。
どこまで本気なのかと仕分けるとしたら、全て悪乗りとしか説明しようが無いんですが、冒頭のフェイク続編予告編を効果的に使って「有り得ない事なんてもう有り得ない」と納得と言うか諦めの域?悟りの境地へ導いてくれる映画です。
嫌いじゃないけどね。

チャーリー・シーンをラテン系の本名でロールにエントリーして登場させたり、いつの間にか全くスクリーンから姿を消していたメル・ギブソンを登場させたりと、私生活の素行のおかしさでハリウッドに干された元スター役者を進んで使ってる辺りも上手い。
“元”スターだけあって、久しぶりに長時間スクリーンに露出すると芝居のクセが目立って違和感半端無いんですけど、そこがこの映画では味になってる。

出たがって寄ってきたであろうタレントたちは、百面相キャラにまとめてぞんざいにあしらってるところも笑える。

他、今回は特に映画好きに向けたであろう小ネタもいちいち楽しかった。



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