爆笑必至な『Blades of Glory』の日本公開が待ち遠しくて仕方が無いウィル・フェレル主演の『主人公は僕だった』。
サタデーナイトフィーバーと無縁な俺には、コメディー意外で主人公をする程ウィル・フェレルが魅力的な俳優なのかどうか微妙な印象。
でも、最近良い映画にばかり出ているし、エマ・トンプソン狙いも有ってこちらも期待して観てきました。
★★★★
小説の主人公であることで、彼の人となりを表すグラフィカルな演出が、まるでテレビコマーシャルのようにキャッチーでとても新鮮。
この映画の中では小説モードの時にだけ使用される演出ですが、こういうのでガチガチに固めた映画も観てみたい気になる視覚的な楽しさでした。
さて、ストーリーはと言うと、平凡な生活をしていた税務署勤めの男が、ある日突然、人生を女流作家が執筆中の悲劇小説に支配されてしまうというもの。
プロットだけ聞くと『トゥルーマン・ショー』のような印象ですが、お互いの存在や影響については全く知らないまま、ただ、彼の耳にだけ彼の行動が彼女のナレーションで聞こえてくる。
突然自分の行動がナレーションで聞こえてくるなんて怖過ぎw
ナレーションの中に彼の死を示唆するものが有ってから“生”に縋る彼の姿と、“文学”という価値観の釣り合わないはずの二つが、人類の遺産という言葉でバランス良く描かれているのが映画らしくて面白い。
よく考えるとおかしいんですが。
ウィル・フェレルの顔が相変わらずもっさりしていて気に入らない(気の毒な程の目の小ささ)のは、脚本の面白さとエマ・トンプソンの力でカバーされている。
いや、エマ・トンプソンが居なかったら寂しい映画になったかもしれない。
ダイアン・キートンだとまた違うキレキャラのイメージになるしw
相変わらず幸薄そうな女優マギー・ギレンホールとウィル・フェレルの組み合わせはお似合いかなぁ。
彼女も演技だけは上手いから(毒)微妙なルックスの二人でも洗練して見えたような気が。
でも、『バットマン』の新作ヒロインにマギー・ギレンホールは…。
他、ダスティン・ホフマンが相変わらずな安心出来る役柄で出ているのと対照的に、珍しく控え目で知的な役のクイーン・ラティファの存在は意外で面白かった。
こう考えると全ては主演のウィル・フェレルをアゲる為に回ってる映画なんですよねぇ。
やっぱ、今後あの顔に慣れないといけないんだろうかw
コメディーを除けば主人公の顔じゃないと思うんですよ、あれは。
ただ、この映画の場合は全然コメディータッチでも無いのに、彼が主人公という事で彼の動きのおかげで和んだ空気が漂っていて、そういう意味では彼で良かったのかもしれないかな。
なら、アダム・サンドラーでも良いんだけど、彼よりもウィル・フェレルの方がキャリア的にも上という理解し難い現実が…。
なんか、楽しんでおいて愚痴のようなレビューになってしまったw
サタデーナイトフィーバーと無縁な俺には、コメディー意外で主人公をする程ウィル・フェレルが魅力的な俳優なのかどうか微妙な印象。
でも、最近良い映画にばかり出ているし、エマ・トンプソン狙いも有ってこちらも期待して観てきました。
★★★★
小説の主人公であることで、彼の人となりを表すグラフィカルな演出が、まるでテレビコマーシャルのようにキャッチーでとても新鮮。
この映画の中では小説モードの時にだけ使用される演出ですが、こういうのでガチガチに固めた映画も観てみたい気になる視覚的な楽しさでした。
さて、ストーリーはと言うと、平凡な生活をしていた税務署勤めの男が、ある日突然、人生を女流作家が執筆中の悲劇小説に支配されてしまうというもの。
プロットだけ聞くと『トゥルーマン・ショー』のような印象ですが、お互いの存在や影響については全く知らないまま、ただ、彼の耳にだけ彼の行動が彼女のナレーションで聞こえてくる。
突然自分の行動がナレーションで聞こえてくるなんて怖過ぎw
ナレーションの中に彼の死を示唆するものが有ってから“生”に縋る彼の姿と、“文学”という価値観の釣り合わないはずの二つが、人類の遺産という言葉でバランス良く描かれているのが映画らしくて面白い。
よく考えるとおかしいんですが。
ウィル・フェレルの顔が相変わらずもっさりしていて気に入らない(気の毒な程の目の小ささ)のは、脚本の面白さとエマ・トンプソンの力でカバーされている。
いや、エマ・トンプソンが居なかったら寂しい映画になったかもしれない。
ダイアン・キートンだとまた違うキレキャラのイメージになるしw
相変わらず幸薄そうな女優マギー・ギレンホールとウィル・フェレルの組み合わせはお似合いかなぁ。
彼女も演技だけは上手いから(毒)微妙なルックスの二人でも洗練して見えたような気が。
でも、『バットマン』の新作ヒロインにマギー・ギレンホールは…。
他、ダスティン・ホフマンが相変わらずな安心出来る役柄で出ているのと対照的に、珍しく控え目で知的な役のクイーン・ラティファの存在は意外で面白かった。
こう考えると全ては主演のウィル・フェレルをアゲる為に回ってる映画なんですよねぇ。
やっぱ、今後あの顔に慣れないといけないんだろうかw
コメディーを除けば主人公の顔じゃないと思うんですよ、あれは。
ただ、この映画の場合は全然コメディータッチでも無いのに、彼が主人公という事で彼の動きのおかげで和んだ空気が漂っていて、そういう意味では彼で良かったのかもしれないかな。
なら、アダム・サンドラーでも良いんだけど、彼よりもウィル・フェレルの方がキャリア的にも上という理解し難い現実が…。
なんか、楽しんでおいて愚痴のようなレビューになってしまったw
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「もしも昨日が選べたら」のような作品のつもりで観に行きました。
アダムなら、もう少し笑ったかもしれません。
でも、どっちでもソコソコイケテル作品になったと思います。
ウィル・フェレルとニコラス・ケイジはどうしても顔でひっかかってしまって(汗)
純粋にコメディーだとオイシい顔なので気にならないんですが(毒)
アダム・サンドラーの映画は『もしも昨日が選べたら』以降いろいろとチェックしてみたんですが、思っていた以上に良い俳優でした。
もっといろいろ勉強しなきゃだわ、私。
多分昨年の『プロデューサーズ』がウィルを初見した作品だと思うので、本作の役柄とのギャップがまた可笑しく感じもしました。
やはりパロディ俳優という固定観念が自分にも付いていますが、終始弾けていない本作のウィル・フェレルは結構新鮮に映りましたね♪
私の初ウィル(変な表現)は『オースティン・パワーズ』シリーズでしたけど、ほとんど華を感じなかったし印象に無いんですよねぇ。
その後は、『ズーランダー』、『プロデューサーズ』、『奥様は魔女』と観ていますが、ドジでズレた役をやらせたらオイシイ俳優だとは思うんですが、サタデーナイトライブ史上最も高額のギャラをもらった人という程の華は…。
よくよく考えると、場の空気を変えることの出来る俳優として良いのかもしれませんね。
やっぱ顔に慣れなくては(毒)
画面上の要所、要所に出てくる、グラフィカルなマークのような表示が、おしゃれでしたね。
おしゃれでしたねぇ、主人公の顔のモッサリ具合とは対象的に。
kimion20002000さんの記事を拝見してると、俺って浅いなぁなんて感じる今日この頃です(笑)