そーれりぽーと

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くちびるに歌を

2015-03-05 | 劇場映画れびゅー
音楽がテーマで興味は有ったものの、アンジェラ・アキに興味がなくて躊躇していたのですが、映画の日だったのが肩を押して『くちびるに歌を』を観てきました。
★★★★

アンジェラ・アキのヒット曲、『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』をモチーフにした小説を原作に作られた映画なのだそうです。良い歌じゃないですか。
歌詞をちゃんと聴いたことがなかったのですが、この映画を観ながらだと直球で心に響いてきて、ラストシーンではポロポロ涙がこぼれて来ます。

歌詞からの物語の膨らませ方が凄く上手くて、中学生の悩みが深刻で有れば深刻で有るほどドラマチックな展開になるところに、思いっきり重たい問題をぶつけて来ている。
中学生が抱えるにはキツ過ぎる程の現実を提示しているからこそ、歌を通じて当事者の気持ちを考えさせる要素になっていて、心にズキューンと響いてくる。

楽器が出来ない俺には、音楽チームの映画と言えば指をくわえて羨ましく観ているだけしか出来ないジャンルでしたが、初心者も居るようなコーラス部が舞台だと、どこかまだ届きそうな気がして感情移入の余地が有るところも取っ付き易い。
曲が知ってるポップスなのも入りやすくて良い。

演じている中学生達がみんなむちゃくちゃキラキラしていて、新垣結衣が役の上でむすっとした芝居をすればするほど、子供たちのキラキラ度が増して引き込まれる前半。
後半は抑えていた新垣結衣が一気にキラキラし始めて、全員が一体となった辺りで映画が昇華していく。

アンジェラ・アキの曲がモチーフなので、徳島の島が舞台かと思ったら、五島列島だったのは意外でした。



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1 コメント

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Unknown (三崎東岡)
2015-07-18 10:49:58
くちびるに歌をのチナツ役だった葵わかなさんは、TBSで放送する予定の「火曜ドラマライフ壮絶なイジメと闘う少女の物語」(2007年にフジテレビで放送された作品のリメイク版)にもでるそうですが、同じくくちびるに歌をのナズナ役だった恒松祐里さんは同じくTBSで放送する予定の「日曜劇場瑠璃の島(2005年に日テレで放送された作品のリメイク版)」「火曜ドラマスクラップティーチャー教師再生(2008年に日テレで放送された作品のリメイク版)」「火曜ドラマ着信アリ(2005年にテレビ朝日で放送された作品のリメイク版)」にもでるそうです(ちなみにTBSリメイク版のスクラップティーチャーには小木茂光さんはでない)。
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