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ミッション:8ミニッツ

2011-11-02 | 劇場映画れびゅー
「映画好きほど騙される」なんてコピーでこれまでどれだけ騙されて来たか、悪い意味で。
大概こんなコピーが付いてるとイラッとしながら劇場から出てくる事が多いんだけど、それでもちょっと期待してしまうのは稀に掘り出し物があるから。
ミッション:8ミニッツ』を観てきました。
★★★★

感情移入しすぎて清々しく騙された。

列車爆破テロで被害者が死ぬ8分前の記憶に入り込み、“死んだ教師”として何度もその8分をやり直す事でテロの原因を探すミッションを描いてるんだけど、どうやって入り込んでいるのかとか、そもそも主人公自身は空軍パイロットだったはずなのになぜ自分がそのミッションを“今”やっているのかが謎に満ちてる状況。

次第に明らかになってくるのはテロの真相と共に、自分に課せられた運命。

もう終わってしまった爆破事件の被害者として、何度も同じ男になって死を繰り返す主人公に与えられたミッションはテロを未然に防ぎ目の前の乗客たちを救う事では無くて、原因を探すことだなんてつら過ぎる。
目の前の人たちは確かにその8分間は毎回生きているように見えるのに。

なんて思いながらも、「騙されん!」と注視しながら観ていたのですが…。

ネタバレ
まんまとですよ、ほんとまんまと。

最後の8分間の主人公の行動、最後にみんなを笑わせて幸せな瞬間で時間が止まって…。
止まってしまうなんて思っても無かったので一気に超号泣ですよ。
ヤバイ、こんな終わり方って酷すぎる、可愛そうすぎるでも映画としてはなんて綺麗な幕の閉じ方。

等と感心してたらまた動き出すとかwww
いやー、騙された。ほとんど反則だけどね。
件の技術の根本について詳細が一切語られていないからアリっちゃアリよな。

ただ、無粋な事を言うと未来を変えた訳じゃなくて過去を変えてパラレルワールドが発生しただけで、本来居た世界の列車テロを防いだわけではない。
この辺が『バタフライ・エフェクト』のパラドックスと異なる。

スティーヴンス大尉は、この世界の大勢の乗客達とこの先テロに巻き込まれたかもしれない市民達を救ったけど、教師の人生はちゃっかり奪ってる事をお忘れなく。



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