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08年1月飽きずに香港 その3

2008-02-01 | リョコウ
ケータイの件はなんとかなりそうなので、ようやく開放され、ブランチのつもりだったランチを食いに客家好棧へ。

場所はネイザンロードを北に歩いて10分程。
以前、四川料理を食いに来たのと同じビルかな?
ビルの12階のフロア全体が店舗になっていて、店内はかなり広く、給仕が忙しそうに動き回ってます。
客家という雰囲気には特にこだわっていない感じがしたけど、わかってる人が見たらまた違うのかな?

とりあえず、頼れるものが旅行本しか無い(JCBプラザ行けばよかった)ので、写真に出てた客家風ダイコン餅を指差し注文。
他はメニューからテキトーに、定番の蒸エビ餃子、ライスクレープの野菜春巻き、なんだかよくわからん肉の入った饅頭、もう一個頼んだけど品切れだったようで、給仕さんお勧めのよくわからん饅頭を追加。

ああ、ポーレイ茶が美味い。
そういえば、前日は飲んでなかった。
香港と言えばポーレイ(プーアル)茶やね。

最初に出てきたのは客家風ダイコン餅。
柔らか目なダイコン餅が、客家風な味付け(なんか色んな味がします)になってて、胃に優しい感じ。
なかなかイケるかなぁ、でももうちょっと硬い方が好みだけど。

続いて出てきたのは、なんだかよくわからん肉の入った饅頭。
側はフワフワの饅頭生地で、中に甘みの強い赤い肉と野菜を合えた具が入ってました。
ちょっと味噌っぽい味も。
うーむ、不味くは無いけど、いくつも食べたい気にはならんな。

給仕さんお勧めの饅頭は…。
なんだこりゃ、中身入ってない蒸パンやん。
一個食ったら飽きてもうイラン感じ。
環龍閣では半分に切ってなんか挟んで食った覚えが。
後で見かねた給仕さんが練乳を持ってきてくれたので、練乳を付けてデザート風に食べました。

エビ餃子と、野菜春巻きはフツーレベル。
でも、蒸しすぎた感じで皮が柔らかく、べっちゃり箸にへばり付く。
もったいないので全部食っちゃったけど(凄い量です)、点心屋としては微妙かなぁ。
もうちょっと客家料理を中心に頼めば良かったのかもしれない。

やっぱ環龍閣で食いたかった…。
※環龍閣は、ペニンシュラの点心とほぼ同等のメニューが格安で食えたのです。


さて、飯も食ったし、気づいたらケータイも繋がるようになってるし。
あ、でも自動ローミング設定をしてたから、テキトーに課金の高いキャリアに設定されてるわ。
空港でiPodTouchを使ってキャリアの一覧を調べた時のキャッシュが偶然残ってたので、いっちゃん安いところに設定し直し、とりあえずメールの手動受信開始。
丸一日続いていた“ケータイが繋がらないイライラ病”から開放された瞬間。
出勤中にケータイを忘れた事に気づいた時のあのソワソワする感覚、ほんとに病気ですよねぇ。



さぁ、散策のお時間です。
地下鉄乗り回して、とりあえずいろんな駅で降りるなんて事はこれまでにやってるので、ブラブラしながら美味そうな物食ったり、買い物したり、そんな事が中心。

とりあえず、チムサーチョイ周辺の変化を見て回ったんだけど、ネイザンロード側で目立つのは、相変わらず怪しい重慶大厦(チョンキンマンション)。
ほんと、よくこんなとこに泊まる人が居るよなぁ。
巨大なハイアット・リージェンシーだった所が取り壊されて工事中になっていたり、これからまだまだ変わって行く余地の有るメイン通りです。


続いて九龍半島のブランド街、カントンロードに。
なんでしょう、この豪華さはw
前にも増してド派手なブランドの路面店が立ち並んでます。
香港島側に渡ればもっと凄いセントラルが有るわけで、トーキョーが凄いとか、大阪の心斎橋に路面店が…なんて言ってるのが霞むよね、香港は。
俺にはカンケー無いので、とりあえずお土産の下見にランガム地下のDFSをちょこっと覗いて退散。


一旦カオルーンホテルに戻って、デザートを調達しにペニンシュラ地下へw
ここのマンゴープリンが元祖マンゴープリンなわけで、でもレストランで食うと面倒くさいので、いつも地下のショップで買って、ホテルに戻って食います。
年中マンゴーを見つければ買って帰ったり、楽天で取り寄せたりするくらいにマンゴー好きな俺的に、ここのマンゴープリンは食う機会が有ったらとりあえず食うというルールがあるのです(なんのこっちゃ)。
でも、今まで食った中で一番美味かったプリンは、千疋屋の羽田空港限定“完熟マンゴープリン”ですけどw(時々デパ地下でも売ってます)


はいはい、また文章が長くなってまいりました。
端折らなければ。

プリンを食ってから向かったのは、とりあえず海辺。
カオルーンホテル横から地下に降りて海岸の方に向かうんだけど、途中にそごうが出来てました。
なんか日本のデパートが増えてますねぇ。

海岸でやる事っつうたら対岸の香港島を眺める事。
そして、スターの手形をチェックすること。
ここってアベニューオブスターズと題して、海に沿った道に香港映画スター達の名前やら手形やらが入ったタイルが地面に埋まってるんです。
ボーっと見て歩くだけでも映画好きには結構楽しいスポットですねぇ。
ふと見上げると、海の向こうにはどでかいビルが立ち並ぶ香港島が見える。
ちいさい街だけど、日本は違う意味で小さいなぁ、なんて考えてしまう場所ですw
フェリー乗り場の近くでは、少人数でテレビかなんかの撮影をしていました。


続いてセントラルへ。
セントラルと言えば、何度行ってもランカイフォンで『恋する惑星』の気分に浸るのがお決まりw
ここって、フェイ・ウォンの働いてたMidnight Expressって店があった場所なんですよねぇ。
こんな小さな一角にお洒落なバーが犇めき合っていて、外国人がたくさん集まってきます。
前回から数年経って来てみると、テナントの出入りが無茶苦茶激しいのか、景色がガラッと変わっていてびっくり。
Midnight Expressの有った角から坂を上がったところに有った空き地には巨大なビルが建ってました。
なんかランカイフォンらしくない、味気ない建物。

ランカイフォンからソーホー辺りまで歩いた辺りで、もう限界w
この辺って坂道と階段だらけで、20代の頃は平気だったけど、30も半ばに差し掛かるとちょっと辛いわw
もうそろそろ日も落ちてくるし、どっかでお茶か飯を…思いつくのはいつもの記酒家(ヨンキー)。
せっかくお洒落なソーホーを歩いていても、茶をしばくよりはヨンキーのピータンを選んでしまう俺って…。
すごすごとランカイフォンに戻って、ヨンキーへ。
店の前の道では、大勢のスタッフに囲まれてドラマ(映画?)の撮影中。
ここでは、キスした後で女性が男性にビンタする場面を撮っていましたw


ヨンキーでは、軽く焼鵝飯とピータン。
相変わらず美味しいわー。
これは外せないわ、安いし良いわここやっぱ。
ビールはやめて、ポーレイ茶であっさり済ます。
今度誰かと来る機会が有ったら、ここでは豪華なコースが食いたいw

そうそう、ここでピータンを買って帰って食おうとすると凄く臭いんだけど、あの臭いはどうやって取るんでしょう。
ずっと謎なんですが、誰かコメントで教えてくれませんか?w


早めの晩飯を食い終わって、次に向かうのはセントラルの中心街。
日曜のこの辺りは、相変わらず週末の家族団欒に邪魔なので追い出されたお手伝いさん達であふれかえってました。
寒いのに大変ですよねぇ…。
数年経っても改善されるどころかお手伝いさん増えてるし、もうちょっと、彼女たちをマトモな扱いをするようになったら、香港って人も街も最高って思えるんだけどなぁ…。

そんなお手伝いさん達があふれかえる中心街は、世界イチのブランド天国でもあり、この貧富の差のコントラストを見ていると、頭がおかしくなりそう。
なんなんだろう、ここは欺瞞に満ちている気がする。
Armani filoliなんて、花屋がアルマーニである必要がどこにあるんだろうって考えてしまいますよねぇ。


引き返して、再びチムサーチョイのHMVへ。
とりあえず日本じゃ買えないCDやらDVDを買い漁りモードです。
ここにも無いものは街角の怪しいショップでチェック。
そしてまた只管ウロウロ。

歩きつかれた仕上げは足裏マッサージ。
早めの夕食で小腹が空いたので、仕上げに街角の食堂で蝦雲呑麺。
おっと、ついでに数年前にブレイクしたエッグタルトを一つ。
ああ、幸せw



どんどん長文になっている気がするw

次回、結局ラウンジは使えるのか。
トップ画像は、来週末に日本・台湾・韓国・香港で同時上演になる『L change the WorLd』のポスターです。

サブタイトルは『最後の23天』。
天は日本語で日ですが、“の”は、香港では流行を通り越して、ポスター等で常用するようにまでなった、縁起の良い渦巻き状の平仮名ですw



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