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ダーク・シャドウ

2012-05-24 | 劇場映画れびゅー
一番好きな映画監督、ティム・バートン最新作、『ダーク・シャドウ』をIMAXで観てきました。
★★★★

前作で初めてやらかしちゃった感が有ったのと、オリジナルとされている1960年代のTVシリーズを知らないのも有ってちょっと心配していたけど、観たかったティム・バートン映画でした。

ダークでファンタジックな世界観、定番のカボチャが転がってたり、『ビートルジュース』のようにオブジェがモンスターと化して襲ってくる演出も久々に。
憂いを帯びた主人公、ユーモアたっぷりで影のある登場人物達、ティム・バートン節全開な上に、今回は初めてちょっぴりエロくて大人向け度がUP。

ビッグ・フィッシュ』でティム・バートンが大人になったと言われたけど、あれ以来久しぶりに作風がさらに大人向けになったような印象。
個人的には、ちょっぴりエロいのはティム・バートンには求めて無かった分、★4.5から0.5減らしています。

魔女役のエヴァ・グリーンは相当美人で魔女役に映えたけど、ミシェル・ファイファーと定番ヘレナ・ボナム=カーターのがそれ以上の異様さを放ってる。
つか、魔女らせたらこの二人の方が上手いのを敢えて違う役にしているのが面白いね。

『ビートルジュース』で言えばウィノナ・ライダー的な役割のクロエ・グレース・モレッツは、本作で子役の頃のウィノナ・ライダーを越えた。
この娘やっぱ凄い。

ヒロイン役のベラ・ヒースコートはティム・バートンの好みの顔だし、監督キャスティング面では好き放題やってます。

今度は出ないかなぁと思ってたクリストファー・リーをまさかのタイミングで登場させるのも上手いし、隅から隅までティム・バートン映画。『アリス・イン・ワンダーランド』っていったいなんだったんだろう。

昔から何度も製作が噂され、近年また噂に上がってる『ビートルジュース』の続編は、この映画を観た限りもう無さそう。
丘の上の家や、家族と来訪者の関係等シチュエーションで被ってるところが多いし、代わりにこれを撮ったように思えた。



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