『エルヴィス』を観て来ました。
★★★★★
なかなか新作を撮ってくれない鬼才バズ・ラーマン監督が選んだ題材はエルヴィス・プレスリーの生涯。って俺、世代じゃ無いし、どちらかと言うと歌い方が苦手でほぼ聴かない歌手なんですけど。と思いながらの鑑賞。
さすがバズ・ラーマン。
苦手なはずのエルヴィスが只管キラキラした映像と、官能的でなくカッコよくセクシーな演出で昇華され、上映時間の間は「もしかしてエルヴィスのファンだったっけ?」と錯覚しながらすっかり惹き込まれてしまう始末。
キラキラとした映像に反し、堕ちていく辺りの捌き方もバズ・ラーマン節に磨きがかかり、久々の新作を心から楽しむことが出来た。