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ドラゴン・ブレイド

2016-02-18 | 劇場映画れびゅー
アクション辞める辞める詐欺のジャッキー・チェン、最新アクション歴史スペクタクル映画『ドラゴン・ブレイド』を観てきました。
★★

巨大な城壁や平原で繰り広げられる戦いなど、撮影のスケールがどデカく、人種や国を超えた平和を訴える最近のジャッキー・チェンの意図を反映して、さまざまな民族との共存を目指すような展開がとてもメッセージとしてはわかり易くて良い。
冒頭の展開も中国中央政府だけと言うよりも香港政府側の気持ちを汲んだもののように感じられ、それ以降の展開も中央政府側だけと言うここ数年のジャッキーの偏り気味だった作風や発言からかなり公平なものになっているように思えた。

アクションシーンもジャッキー一人が目立つわけではなく、全体のクオリティーを上げながらスケール感を出しているので見応え十分。

ただし、突っ込みどころが豊富過ぎ。
ジャッキーの娯楽映画だからと、これまではノリで楽しんで観られたけど、これだけの大作に臨むならもっと完成度を上げられたはず。

初っ端からジャッキーの目張りに目が釘付けになってしまうのは仕方が無いにしても、ジョン・キューザックは小林稔侍バリの大根芝居が炸裂で致命的。
シリアスな涙を誘うはずの場面で特にそれが目立つので、笑いをこらえるのが辛かった。

全編通して感動的な場面で、いちいち追い討ちのようにもっと感動させようと言う意図の台詞が入ってくるのにも困惑。
その全てがどうもズレたように感じる台詞ばかりで、俺の感性がおかしいのかな?と感じてしまった。いや、俺が間違っているのか?
韓流やボリウッドの模倣に失敗した感じ。

そうそう、ローマ帝国が宿敵のパルティアと侍従関係のような同盟を結んでいるのっておかしくない?



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