懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

どうにもとまらない?

2019-09-12 01:51:30 | Weblog
【コンテンツ混戦お詫び】
拙ブログに、たぶん直近の「バレエ番組」記事の為か?、すごい訪問数があって、・・・・
こんな内容で本当に申し訳ありませぬ~~~

(一方で、政治記事で訪問下さり、地道に応援下さる方々、有難うございます。声なき声など声ではない!と思って、凡庸で常識的な、ありふれた意見も、あえて書いてます。)

【バレエ番組捕捉】
で、緊急に、こないだのBS1王子になる!~ロシアバレエ学校の青春」について、独断と偏見による、私見を。
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~~~あ、その前に余談。テレ朝の、「羽鳥慎一モーニングショー」、見たんじゃないけど、玉川徹氏が面白かったってネットに出てました。じゃ、今度録画してみるかも?玉川さん、また面白くしててね!~~~~~~
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で、バレエ話。【本舞台は、糧となる】

(先日のNHK BSのバレエ番組、内容は、

バレエの訓練理論、ワガノワメソッドの創始者、アグリッピナ・ワガノワの名を冠したロシア第二の都市、サンクト・ペテルスブルクのバレエ学校の、現校長にして、元ボリショイバレエ団のプリンシパルダンサーだった、ニコライ・ツィスカリーゼ校長と、そのお気に入りの4人の男子生徒のバレエ学校での日々をドキュメンタリーしたものだった。)

4人出てるのに、キリルの話ばっかりになっちゃってごめん。
(日本人母のアロン・優等生ミーシャ・ダンチェンコ試験に落ちたのに、マリインスキーバレエ団に採用になったマルコ、
の話は、書けたら今度)

バレエの話って、言い出せばきりないけど。

前言撤回。
最後に、校長先生が、卒業公演で、キリルを役から降ろして出させなかったのは・・・・。

結論的には、やっぱり、卒業公演、出してあげるべきだったと思う、自分の素人考えとしては。

(多少、ボリショイの昔の話を知ってるバレエファンなら、この話で、やっぱり、昔、ツィスカリーゼの弟子だった時がある、アルテム・オフチャレンコの事を思い出した人は、少なからずいたのでは?)

ツィスカリーゼは、大ソ連の時代を経て、国の援助が有りロシアが堂々たるバレエ王国だった頃から、バレエの訓練してて、この人の若い頃は、周りに凄い人がいっぱいいたはずで。で、番組見ながら、その息吹を知ってるツィスカリーゼは、「今」の時代の中で、この権威あるバレエ学校の校長を務めて、たぶん凄く妥協というか、今の時代に合わせて折り合い付けたりしたのかなって、最初は思ったのだけど。

最後に、キリルを卒業公演に出させなかった所とかは、昔、ボリショイで教師して、弟子のオフチャレンコと合わなくて、結局二人が袂を分かった頃と、本質的には、あんま変わってないのかも?と思った。

(うがった見方をすれば、キリルが独断でボリショイの入団オーディションを受けて、評価されて入団されたことが気に入らないのかしら???とか、違う見方もあるかもだけど。ツィスカリーゼは、ボリショイを出る時、当時の芸術監督に批判的だったとか、(そういっても、もう、今の監督と違うし)あるけど。そういう事が多少、影響しているとかでなければ。)

頑固な芸術家、っていうか。

筋を通したいツィスカリーゼ校長の思いにやぶさかではないけれど、

でもでも、よくよく考えてみると、ボリショイって・・・

たぶん、(男ダンサーには特に)ロシアで一番厳しいバレエ団で、かつ、公演回数が、多くない印象があって。
役がそんなに簡単に回ってこず、で、ある日突然、チャンスが回ってくる! という展開になる傾向があるような気がして。
チャンスの扉は突然開く、そして、すぐに閉じる、そんな環境って、往々にあるような気がして。

中々、舞台でそこそこの役で踊れるチャンスがなく、ある日突然、役が来る、その時に、ばっちり結果を出せないといけない。
そんな感じではないかと(?)予想。

モスクワは誘惑も多く、もっと割のいい仕事はありそうで、親が裕福そうで、好きなバレエにまい進できそうなアロンと違って、親や兄弟に、仕送りできれば、より良い、ような気配のキリル。
最初は私は、ボリショイって、近過去のプリマには、生家の経済力に恵まれてそうな人とか、高官の娘とかいたので、キリルみたいのが入団しても、どうなのか、もっと割のいい仕事見つけて、横に流れていきそう?って思ったんだけど。

いや、いや、むしろ、少し舞台に立てて、やや人気出たりとか、それで、もし、うまいこと海外のグループツアーなんて声掛かる立場にでもなれれば、美貌を切り売りするモデルの仕事より、ダンサーの方が割がいい、なんて、あるのかも(????)とか思って。

バレエ学校の地元、マリインスキーに就職になる3人と違い、キリルはボリショイに行く。

今がたとえ未完成で不足があっても、世界最高峰のバレエ団、厳しい競争世界で、公演数の数も他バレエ団より機会が少ないかも(?)しれないお堅いバレエ団へ行くキリルに、卒業公演の舞台に立たせてあげることは、校長先生の出来る、最後の事だったのでは?

と思えてならなかった。舞台に立つことは、何よりの糧となる。

これから、若いダンサーには、ボリショイ最高!と思って入ったけど、思ったのと違うとか、思うに任せない事やら、色々あるんじゃないかと思うけど、未完成で美貌のキリルこそ、4人の中で、一番、舞台に立つことで、教室のレッスンとは違う観客の反応から、多くを得るのではないか???

と私は思うので。

※前回、日本の誇るプリマドンナ・東敦子氏の話をちょっとだけ書いたけど、弟子入りした池田理代子氏が、東女史から聞いたのは、一回の舞台は、どんなレッスンにも勝る、じゃないけど、なんかそんなような話だったし、池田氏はマンガ家してて、そういうこと知らなかったかもしれないけど、舞台好きの私らから見れば、それは舞台芸術の常識。

ツィスカリーゼ校長の、バレエ指導者、芸術家としての、自分を曲げない頑固さは、それはそれだと思ってるので、私ごときが、それを批判するとかではないのだけど。

ちょっと、勿体ないなと思った。

☆彡ローラン・イレールが、・・・・(若い頃、TV映りが美男だった)当たり前だけど、歳取ってって、ショックだった・・・。
(すいません。)言ってることはまともだった。モスクワ音楽劇場監督。

※ボリショイや、ロシアバレエ界の裏事情に精通した方から見たら、ぜんぜん違うと思う事言ってるかもしれませんが、ダンサーと友達になったりはしない、一バレエファンの意見なので。

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