「きっかけ(CUE)」

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出汁(だし)

2014年01月29日 | 写真・photograph




出汁(だし)はうま味成分を含む汁状の調味料である 料理に甘・酸・苦・鹹の味覚のほか

肉や野菜 キノコや海藻から抽出したうま味を加えるために用いられる
うま味成分である呈味性のアミノ酸や核酸 栄養を含み また香りも与える
食文化によって各種存在するが だしの材料としてグルタミン酸 イノシン酸 グアニル酸などを含む食材が利用されている
またこれを粉末状にした「だしの素」などの製品もある

 

日本料理において出汁は基本的な味の一つとなっている(塩・醤油・味噌に加えて和食の場合は出汁)
日本料理では主にグルタミン酸のコンブと イノシン酸の削り節などの魚介類やグアニル酸の椎茸など組み合わせを使用し
煮たり乾物を水に浸して徐々に成分を抽出する方法が用いられる

代表的には鰹節を削った削り節から抽出(手法や呼称の詳細は後述)したものを出汁と称する場合が多い
鶏肉も一般的に使われる 精進料理においては コンブ 椎茸の他に大豆 モヤシ 六条豆腐(塩蔵した乾燥豆腐)なども用いられる

 

出汁は上記の麺類のほかおでんなどの鍋料理や煮物にも用いられる
また和え物の味付けに利用したり 酢などを割って二杯酢など別の調味料としたり
一夜漬けなどの調味に使用する事がある 西日本において「だし」と表記する場合は
上記の意味ではなくうどん用のつゆそのものを指す場合も多い

また讃岐うどんで知られる香川県ではつゆの作成のために
出汁の成分をそのまま醤油に抽出させただし醤油が置かれている場合が多い
沖縄料理では 鰹出汁と昆布出汁の他 豚のばら肉の茹で汁を濾したものを豚出汁として用いる
日本国外においても日本風の出汁を素材の持ち味を引き出す隠し味として西洋料理に応用する試みが行われている
かつおだし・かつお昆布だしの濃度は現在3%~5%程の薄さで作られる事もあるが 江戸時代は30%ほどの濃度であった

 

和食・日本料理が世界遺産に登録され にわかに注目浴びる出汁(だし)
茶碗蒸し お吸い物ばかりでなく和え物の味付けにも重要な役割があります
さて今日ご紹介するのは 美味しくリーズナブルに頂ける 松山市駅から県病院方向に徒歩3分「美祇(みくに)」さん
ワープロでは一発変換出来ませんね・・・なんでもオーナーさんのお孫さんの名前だそうです

 

一昨年開店し今回で3度目の来店(自宅から徒歩1分)さぁ 扉を開けて中に入りましょうか?
カウンターが6席 テーブル3つ 全て白基調+椅子もカフェ風な清潔で明るい店内
壁掛けした液晶テレビも真っ白・天井から延ばした配線も白く整えるって拘りぶり 食堂っぽくはありません

表の看板にあるように日替わりはまず夕飯帯もオーダー可能
2週間周期でメインが変わるそう。。。この日はあまり体調よくなかったからうどんでホントよかった(^^
普段はやや大食漢な男性客に合わせ から揚げ・とんかつ・アジフライが多いみたいですよ

気さくな女将さんは1年ぶりに来店してきた僕を覚えていてくださいました
やはりそうした心配りとかは嬉しいですよね これだけでも評価1点は上がりますから☆

会話しながら待つこと10分かな?うどん定食登場!昼間忙しい方のため あえて茹で上がりの早い細めのさぬきうどんを仕入れてるそうです
最近はパスタやラーメン何でもかんでも極太で固めがもてはやされますが 少し腰も柔らかめもまた一興 一瞬稲庭うどんかと思いましたもん
肝心のお出汁 拘りと時間かけてるだけに実に上品な仕上がり 松山市内ではちょっと他に見当たりませんです
胃に優しく染みてゆくよう 幸せが広がりますね 添えてあるチラシ寿司・和え物・具沢山な茶碗蒸しもなかなかの高水準
田舎の素朴なおふくろの味を品よくグレードアップしてますよ

写真には撮ってませんが看板には割烹の味をお安くみたいな旨が書いてありました 特に女性・年配者は はまるはず
メニュー看板表記なように15人までのミニパーティ・女子会応相談らしいです(営業時間外も可) 

一昨年のオープン時はご主人と切り盛りされてましたが 近隣の県病院工事も終盤迎えお客さん半分くらいに減ったので
女将さんひとりで厨房に立ってるらしいのです つい昨年末も創業35年?通いつめて15年な大衆食堂無くなったしね
すぐ近くの行きつけのスーパーもお弁当の売り上げ大幅減らしくって・・・厳しいとは思いますが人情味ある店頑張ってほしい
手を合わせて「いただきます」と「ごちそうさん」をキチンといいたくなる味なので

11:00~20:00 松山市末広町15-6 TEL 089-945-8990 
駐車場はビジネスホテル末広(ヤマザキコンビニ)前コインパーキングをご利用ください