風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

つむじが弱点

2005年05月02日 | 清水ともゑ帳
18歳で社会人になって、上司に言われた最初の言葉は、
「お前、頭、はげてるゾ」だった。
振り返ると、長身の上司が、私の頭を見下ろしていた。
急いで、手洗いに駆け込み、持っていた手鏡で後頭部を映してみた。
「あっ、ほんとだ」
でも、禿げてるというのは、ちょっと大げさ。
つむじを中心に、髪が薄いことを初めて知った。
それにしても18歳の(一応)女の子に対してひどいじゃない…と思った。

以来、とても気にしてる。
ロングヘアのときは髪を束ねてさえいれば、全然わからなかった。
でも、年齢のせいか、髪に元気がなくなってきたので、ここ数年は、ショートカットにしている。
すると、やっぱりつむじの周りの薄さが目立つ。
寝る前に念入りにセットしても、翌朝には元通り。
寝癖を直すみたいにその部分だけ濡らしたり、スタイリング剤を吹きかけてセットしなければ、とても外出する気になれない。
夫は、「きれいにしたってお前のことなんか、誰も見ちゃいないよ」と言う。
確かにそう…なんだけど、気になる部分をカバーするかしないかで、自分自身の心持ちの明るさが違う。

近ごろはかつらメーカーの「女性用ヘアサポート」ってのが気になる。
0930(おくさま)コール、してみようかしら…なんて。

「つむじが弱点」という占いの結果、当ってる。

あっ、なんだか急に後頭部に視線が集まってるみたい。


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