墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

売春考 暴力について

2007-08-03 19:30:00 | 駄目
 男は怖い。
 男の俺でさえ、知らない男には警戒心を抱いてしまう。
 そのくらいに男は怖い。
 何をしでかすか分からない恐怖。
 男はいざとなれば暴力でかたをつける生き物だ。
 言うなれば、男という『暴力を内に潜めたブラック・ボックス』への恐怖。

 女だって暴力を行使するが、女の暴力は、他の女や子供。あとは亭主ぐらいしか怖れない。暴力の頂点に立つのは常に男である。
 また、暴力だけでなら、男は女を少しも怖れない。男は最強の人間だからだ。

 気性の面だけでいうなら、男と女はそんなに違いは無く、女にも暴力的な気質がある。だが、体の造りが男と女では違う。女が全体重をかけてビンタをかましても、男は女の意外な反撃に驚くだけで、痛いとは思うだろうが、それでも男は立っている。
 反対に男が本気でビンタをかましたなら、女は壁にかるく吹き飛ぶ。

 女から見ると男は怖い。

 男の顔がにこやかに笑っていたとしても、すぐには親しみが持てない。
 会話をして、冗談を言いあってさえも、男は全く信用ならない。
 やっと心が通じたような気がしても、勘違いかもしれない。
 男の笑い顔は暴力をふるいたくてウズウズしているようにも見える。
 男も、女が感じている違和感ににぎこちなさを感じているらしいが、だからと言って、この男がにこやかに笑っているのが演技なんじゃないかと疑ってしまえば疑えないこともない。
 そんなで、男女の相互理解はとても難しい。
 体の造りが違うから。
 親しい男ならとともかく、見ず知らずの男は、きちんと区別して女は警戒する。そうしないと男は危険だし、怖い。

 そんな怖い男に、体を許す風俗嬢ってなんなんだろう?
 なんで許せるんだろう?
 無神経?
 プロフェッシャナル?


金曜の朝

2007-08-03 05:46:25 | インポート
 今朝は雲が多い。空の周囲はグルリと雲に覆われ、真ん中だけにポカリと青空が広がっている。風は弱くかなり蒸す。駅のホームに立っているだけで汗が流れだしてくる。電車の車内の冷房もあまり効いていない。


売春考 決議について

2007-08-03 03:09:09 | 駄目
 なるべく偏った歴史観で語りたくないとは思う。
 昨日の続きであるが、たしかに毛沢東は英雄ではない。中国人民を虐殺して、中国の歴史遺産を破壊した人間でもある。
 そんな毛沢東をもう褒めないでくれというクレームがついたので、もう毛沢東は褒めない。

 それはともかく、日本政府の戦後外交のやり方は単純で一本槍。戦時中の日本軍被災地へのゲンナマ投下。
 戦時中に日本軍はアジアに対して多大な迷惑をかけた。
 これは事実であって、日本人は反省しなきゃいけないと思うんだけど、それを語るともう十分に日本は反省していると言う人もいる。
 だが、良く考えて欲しいのは、肝心の被害者であるアジアの人たちは日本人が過去の戦争について反省しているとはあまり思ってはいないという事である。
 被害者が、ぜんぜん反省してないやこいつと思っているのに、加害者だけはもう十分に反省していると思い込んでいる。
 日本の戦後外交には誠意が足りない。
 ようするに、金さえ払えばそれでいいだろうという発想。
 創意工夫まったく無し。
 金で全てが許される。
 金額の多さが謝罪の大きさ。

 当然、そういう方法では反発を買う
 金で死んだ人間は生きかえらない。どんなに立派なお墓を建てようとも、死んだ人間は死んだまま。取り返しのつかない行為に金額をつけても、まだ足りないと言われるだけで死んだ人間は元に戻せない。
 金でかたがつく問題じゃないのだ。
 態度だって重要なんだけど、どうも日本はそのへんに対して鈍感なような気がする。

 例えば、戦時中もっとも迷惑をかけた中国に対して、日本政府は賠償金の変わりに、多額の経済援助を行ってきた。総額は6兆円とも言われるが、その事は中国人民にほとんど知られていない。また、知ってもらう努力を日本政府はしていない。
 中国政府が、日本からの経済援助を中国人民に知らせないのは、まぁずるいと思うけど中国政府の勝手だ。だが、その事を知りながら、中国人民に知ってもらう努力もしないで、金だけを中国政府に垂れ流し続けるのは、日本政府の怠慢であり、また日本国民への裏切り行為でもある。
 政府は日本国民の金を使うのだから、ぜひ効果がある使い方をして欲しいと、どの日本国民も思うはずだ。

 とにかく日本政府の戦後処理は、金さえ払えば文句ないだろうという方針で、それでいいのかと思うが、日本政府はいいんだよ、金を払ってんだからって発想で、こんな日本じゃ、アジアから嫌われて当然だなと思う。

 米下院で、慰安婦問題についての決議がなされ、日本の首相は、元慰安婦に詫びを入れるようにと公式謝罪要求が決議された。

 だが、絶対に謝ってはいけない。
 てか、謝る気もないだろうけど。
 また、謝らないで決議を有耶無耶にしようとするだろうが、有耶無耶はもっといけない。
 アメリカに言われたからと、すぐに謝るなら、アジアから反発を食う。
 アジアからは何を言われても無視してたくせに。アメリカに言われたとたんに日本の首相は詫びを入れましたとなると、アジアの人たちから、なんだこいつと思われるだろう。
 もちろん謝らなくても、アジアからもアメリカからも反発をくう。
 じゃあ、どうすれば良いのか?
 正解は、まず調べる事だと思う。
 政府は元慰安婦の実体についてただちに調べるべきだ。
 調べた後で、首相が謝るか謝らないかを決めれば良い。
 まず、政府は従軍慰安婦について、実体をただちに調べて把握すべきで、話はそれからだと思う。

 世界の人権意識はかなり進んでいるのに、今の首相の人権意識はかなり遅れているように思える。
 売春したくない人間に売春を強いるのは、性奴と同じである。それは、組織的な強姦だ。そのことを問題にしているのに、その意識が首相にはないみたいだ。
 慰安婦の、強制的連行とか、慰安婦の奴隷的な扱いとかいう話は関係ない。そういう事を問題としていない。意識の差であるが、売春したくない人間に、売春させる事が、もう既にとんでもない人権侵害なのである。
 自由意思で売春を職業として選択する人間と、売春をせざる得ないようにさせられた人間では全くの別物だ。

 多くの元慰安婦はこんなかんじで集められたのだろう。

『ある日、家に人買いが来た。
 その家は、明日の食い物にも困るほど貧乏していた。
 人買いは、貧乏で子だくさんの親父に大金を渡した。
 親父の家にはもう食う物も無い。
 こうなったら一家そろって飢え死にの一歩手前。
 そこに人買いが来て大金を渡したのだ。

「この金は、あなたに貸しましょう。でも、返済は必要ありません。そのかわりに、あなたの娘さんに働いて返してもらいます」

 親父は娘を働かせる契約を結び、大金を得た。

 人買いは娘に嘘を言う。
 
「大丈夫、日本の兵隊さんにお酌する程度の仕事だから」

 娘は家の借金を返す為に、嫌々ながら人買いについていく。人買いは、日本軍の連隊が駐在する土地の遊郭に、娘の権利を売り渡した。娘は、こうして日本兵に体を許す慰安婦となった』

 何故、最近になって元慰安婦のカミングアウトが多くなったのだろう?
 それは、今まで泣き寝入りしてきたアジアの女性にやっと人権意識が芽生えてきた証拠だと思う。女である私だって人間なのだと。
 政府は今すぐに元慰安婦の実体を調査するべきだ。今が最後のチャンスだと思う。あと10年もすれば、元慰安婦も日本側の関係者もほとんど死んで、真実は闇に消えるだろう。
 米下院の慰安婦決議は、良いきっかけだと思う。慰安婦についての早急な調査を日本政府に希望する。