<軍事研究>室蘭工大と帯広畜産大が拒否 防衛省応募認めず
自衛隊の防衛装備品に応用できる最先端研究に資金を出す防衛省の「安全保障技術研究推進制度」について、北海道の室蘭工大(室蘭市)と帯広畜産大(帯広市)が相次いで学内からの応募を認めない方針を決めたことがわかった。3月に科学者の代表機関・日本学術会議が軍事研究に否定的な新声明を決議したことを踏まえるなどとしており、帯広畜産大はさらに「軍事的安全保障研究」への原則的な指針もまとめる考えだ。
同制度をめぐっては、北見工大(北見市)も応募を認めない方針を明らかにしており、道内でも科学技術の軍事転用への懸念が高まっている。(毎日新聞)
「応募を認めない」というか、教員の実力からして、応募しても採択されないというのがオチだろう。
「軍事」と「非軍事」の境界は引けないから、Dual useは当たり前で、兵器をいかに使わせないかのシビリアン・コントロールが重要なのだ。もちろん、兵器を使わせないためには抑止力が必要で、その抑止力は他国より優れた技術が基礎となる。そんなことは世界の常識で、日本学術会議声明は「夢物語」に過ぎない。
そんな「夢物語」を信じていたら、先端工学の研究もできない。
室蘭工大や北見工大はこのままでは潰れる運命にあるのだから、生き残りの道をもう少し真剣に考えたほうがよいのではないか。老婆心ながら。
自衛隊の防衛装備品に応用できる最先端研究に資金を出す防衛省の「安全保障技術研究推進制度」について、北海道の室蘭工大(室蘭市)と帯広畜産大(帯広市)が相次いで学内からの応募を認めない方針を決めたことがわかった。3月に科学者の代表機関・日本学術会議が軍事研究に否定的な新声明を決議したことを踏まえるなどとしており、帯広畜産大はさらに「軍事的安全保障研究」への原則的な指針もまとめる考えだ。
同制度をめぐっては、北見工大(北見市)も応募を認めない方針を明らかにしており、道内でも科学技術の軍事転用への懸念が高まっている。(毎日新聞)
「応募を認めない」というか、教員の実力からして、応募しても採択されないというのがオチだろう。
「軍事」と「非軍事」の境界は引けないから、Dual useは当たり前で、兵器をいかに使わせないかのシビリアン・コントロールが重要なのだ。もちろん、兵器を使わせないためには抑止力が必要で、その抑止力は他国より優れた技術が基礎となる。そんなことは世界の常識で、日本学術会議声明は「夢物語」に過ぎない。
そんな「夢物語」を信じていたら、先端工学の研究もできない。
室蘭工大や北見工大はこのままでは潰れる運命にあるのだから、生き残りの道をもう少し真剣に考えたほうがよいのではないか。老婆心ながら。