奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

威勢はいいが大丈夫か?

2017-05-26 20:49:21 | 社会
<軍事研究>室蘭工大と帯広畜産大が拒否 防衛省応募認めず
 自衛隊の防衛装備品に応用できる最先端研究に資金を出す防衛省の「安全保障技術研究推進制度」について、北海道の室蘭工大(室蘭市)と帯広畜産大(帯広市)が相次いで学内からの応募を認めない方針を決めたことがわかった。3月に科学者の代表機関・日本学術会議が軍事研究に否定的な新声明を決議したことを踏まえるなどとしており、帯広畜産大はさらに「軍事的安全保障研究」への原則的な指針もまとめる考えだ。
 同制度をめぐっては、北見工大(北見市)も応募を認めない方針を明らかにしており、道内でも科学技術の軍事転用への懸念が高まっている。(毎日新聞)


「応募を認めない」というか、教員の実力からして、応募しても採択されないというのがオチだろう。

「軍事」と「非軍事」の境界は引けないから、Dual useは当たり前で、兵器をいかに使わせないかのシビリアン・コントロールが重要なのだ。もちろん、兵器を使わせないためには抑止力が必要で、その抑止力は他国より優れた技術が基礎となる。そんなことは世界の常識で、日本学術会議声明は「夢物語」に過ぎない。
そんな「夢物語」を信じていたら、先端工学の研究もできない。
室蘭工大や北見工大はこのままでは潰れる運命にあるのだから、生き残りの道をもう少し真剣に考えたほうがよいのではないか。老婆心ながら。

「強い違和感」

2017-05-26 20:32:31 | 社会
前川前文科事務次官が、在職中に出会い系バーに頻繁に出入りしていたと報道されたことについて、「女性の貧困について、視察調査の意味合いがあった」と釈明した。
「女性の貧困」というフレーズはリベラル野党やリベラルマスコミには受けるのだろうが、普通の人にとってこの釈明には「さすがに強い違和感を覚えた」だろう。

菅官房長官 「昨日の前川さんの会見を踏まえて、杉田副長官に確認したところ、前川氏がそういう場所に出入りしている情報を耳にし、(次官時代の)本人に確認したところ、事実であったということで、厳しく注意したということである。杉田副長官から報告を受けた。
 また、昨日の前川氏の会見では、女性の貧困問題の調査のために、いわゆる出会い系バーに出入りし、かつ女性に小遣いを渡している。ここはさすがに強い違和感を覚えた。多くの方もそうだったのではないか。常識的にいって、教育行政の最高の責任者がそうした店に出入りして、小遣いを渡すようなことは、到底考えられない」(産経)


世間の定義では、こういうものは「援助交際」というのではないか?