奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

お尻に火が付いたようだ

2016-06-30 22:06:46 | 社会
岡田さんが安部さんに公開質問状を送ったが、無視されたとか。
憲法改正に関することらしいが、自民党は「草案」を何年も前に出しているのだから、今さらだよ。「安倍政権のもとでは改憲議論ができない」なんて屁理屈つけているが、九条が今のままでよいのか堂々と審議すべきだろう。
地元で負けたら代表を辞めるなどという「せこい」退路なのだが、必死の形相に見える。


おもしろい公約

2016-06-30 21:27:17 | 社会
新党改革から立候補したナチュラリストの高樹沙耶さんがおもしろい公約を発表しています。
高樹氏は28日午前、浅草の観光名所・雷門前で声を響かせた。小雨がぱらつくなか、傘も差さずに訴えたのは斬新な提言だった。
 「大麻を医療の現場で使えるように、国会で訴えていきたい!」「医療大麻を解禁すれば、医療費の削減にもつながります」
 米国の一部やカナダ、英国などで認められている医療目的での大麻使用を日本でも解禁しようというのだ。公約を意識してか、黄色の麻(リネン)素材のシャツ姿で臨む徹底ぶりである。
 ただ、元俳優の高知東生容疑者が24日、覚醒剤と大麻の不法所持で逮捕されたばかりで、ややタイミングが悪い気もする。
 記者が「なぜ、大麻にこだわるのか?」と聞くと、以下の答えが戻ってきた。
 「世界で認められてるものが、わが国では、ただただ『麻薬』とされている。幼稚な発想です」(産経ニュース)


大麻は覚醒剤とは別物で欧米でも認められているし、活用して医療費を削減しようというものです。
こういう訴えが通ると、医者が「患者」を作って薬漬けにして製薬会社が儲かる (もちろん、負担は国民)という構図が崩れるから、困るのがどの業界かは明らかですね。

まさかそれに呼応したのではないでしょうが、こんな報道が

マリフアナ(大麻)の成分に、脳の神経回路を壊す働きがあることをマウスの実験で解明したと、大阪大の木村文隆准教授らのチームが発表した。
 30日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」(電子版)に論文が掲載された。
 「カンナビノイド」と呼ばれる物質で、幻覚や鎮痛の作用がある。日本では大麻取締法で所有、栽培、譲渡などを禁止されている。一方、欧米では医薬品として合法化する動きが広まっており、大麻が脳に悪影響を及ぼすかどうか、詳しいメカニズムは分かっていなかった。
 チームは、マウスにカンナビノイドを注射する実験を実施。その結果、正常なマウスでは、脳の神経細胞から延びた突起が、回路のようにつながっているが、注射したマウスでは突起が減ったり、消えたりすることを確認したという。注射した量が多いほど突起の消える割合が多かった。
 近年、社会問題化する「危険ドラッグ」にも、カンナビノイドの成分とよく似た合成物質を含むものがある。木村准教授は「カンナビノイドは人間の脳でも悪影響が出る恐れがある。安易に手を出すのは絶対にやめるべきだ」と話す。(読売新聞)


門外漢で調べてもいませんが、注意すべきは、この先生がどの程度の「カンナビノイド」をマウスに注射したかです。
かつて、日本の国立研究所が、通常ではありえない量のカーボンナノチューブをマウスに注射し、アスベストと同じように危険だと主張したことがありました。都市伝説になる以前に厚労省からガイドラインが出て収束したようです。(役所がやることだから、桁違いの「安全率」はかけているでしょう。) それを遵守していればまったく問題ないし、庶民の生活にはもちろん影響はありません。

それからこの先生の発言が非合理的なのは、人間の脳で調べていないのだから、「安易に手を出すのは絶対にやめるべきだ」と断定はできないはずです。

まあ、高樹さんは「選挙妨害」などと目くじら立てないでしょうが。




トルコ政府への抗議

2016-06-29 21:50:26 | 社会
イスタンブールのアタチュルク国際空港で28日夜に銃撃と3件の自爆攻撃があった事件で、イスタンブール県知事は29日、声明を出し、41人が死亡、239人が負傷した。(AFP)

国民と滞在している外国人の生命を守ることが国家の使命である。
それができない国家は国家たる資格がない。
原因は何か。クルド人とISとの三すくみ。
トルコ、シリア、イラク国境は、かつての欧州大国が人為的に決めたものに過ぎない。
トルコもイラクのクルド人の自治を尊重し、ISとの戦いに絞るしかない。
トルコ政府に対して強く抗議する。



鎮火したかな?

2016-06-29 20:25:45 | 社会
「人殺し予算」発言で出火した共産党の火事は、隣家の民進党に延焼している。
火元は出火元だけを消したつもりらしいが、鎮火には至っていない。
延焼先の民進党では、政調会長が必死だ。

「ただ、藤野さんも、そう間を空けずに責任をとって職を辞し、きちっと謝罪もしている。それはそれとして受け止めて、この選挙に対して市民と野党の共闘で受け皿を一本にできるところは共に戦っていくということについては、影響はないと思っている」
「野党共闘については国民の5割を超える皆さんが好意的に受け止めているというアンケートもある。それを踏まえて残り少ない10日間、私たちが選挙で訴えていくべきは、構図の批判とかに時間を使うのではなく、それぞれの政党がどういう政策を持って、特に経済、安全保障、憲法の問題を積極的に発信していくことが一番求められていることではないか」(産経ニュース)

「それぞれの政党が」異なる政策だから野合と言われることを理解できないようだ。どうやら、まともな思考能力は持ち合わせていないらしい。
火消しは部下に任せて、ボスたちは

民進党の岡田克也代表と共産党の志位和夫委員長が29日、参院選愛媛選挙区(改選数1)に立候補した無所属候補を応援するため、松山市で街頭演説を行った。両氏が街頭でそろうのは公示後初めて。共産党は28日、防衛費について「人を殺すための予算」と発言した藤野保史政策委員長を事実上更迭したが、志位氏はこの件に一切触れず、謝罪もなかった。(産経ニュース)

「無所属」のお面をかぶっていても素顔は共産党。
有権者はしっかり目定めてほしいものだ。



良心のある知識人

2016-06-28 20:38:53 | 社会
【北京=矢板明夫】中国共産党の理論誌「求是」の副編集長、朱鉄志氏(56)が首つり自殺し、中国国内で大きな波紋を広げている。国内の各ネットメディアは一旦、訃報を掲載したが、その後次々と記事を削除した。共産党宣伝部から「報道するな」との指示を受けたとみられる。北京の知識人の間で、朱氏自殺の動機についてさまざまな臆測が広がっている。
随筆家としても知られる朱氏は26日、職場の地下駐車場で首をつり死亡した。
 「求是」は党中央委員会が直接発行する雑誌で、習近平国家主席をはじめ、共産党最高指導部メンバーの講話や論文などを掲載して党の最新政策や理念を党内に伝達するなどの役割をもつ。朱氏はその編集業務を30年以上も担当したが、最近は、党中央からの締め付けがますます強化されたことについて悩んでいたという。今春、朱氏はある非公式会合で「知識人にとって最も恐ろしいのは、独立した人格、独自の見解を表現できないことだ」と現在の言論状況を憂慮する発言をしたという。
 朱氏の自殺を受け、その親友で、共産党の機関紙、人民日報の編集幹部で同じく随筆家の徐懐謙氏が2012年8月に飛び降り自殺したことが改めて話題となった。
2人を知る雑誌編集者は「仕事で社会主義の理念を宣伝しなければならない。しかし、それがいまの中国の実態と全くあわないことを彼らはよく分かっている。良心のある知識人なら悩まない方がおかしい」と自殺の原因を推測した。(産経ニュース)


あの国だから、本当に自殺だったのか疑いたくなるというのが民主主義国家の庶民の心象だろう。
一歩譲って自殺としても、当局からの圧力に悩んでいたのだろう。哀悼の意を表したい。

こういった犠牲者を増やさないためにも、あの国には国民の圧力で民主主義国家に変わることを切望する。「プロレタリアート革命で生まれた共産主義国家が市民革命で滅ぶという皮肉」はすでに東欧で経験済みだし、それは痛快以外の何物でもない。

翻って日本を見ると、
言論の自由への圧力があると主張している、昔ながらの言い方では「進歩的文化人」はどうか。
「仕事で戦後体制の理念を宣伝しなければならない。しかし、それがいまの日本を取り巻く国際情勢の実態と全くあわないことを彼らはよく分かっていない。良心のない知識人は悩まない」

最後に、老婆心ながら、産経の矢板さんは気を付けたほうがよい。
国外追放ならば良いほうで、拘束されたら加藤さんの比ではないから。