麻生太郎副総理は29日、横浜市で開いた麻生派研修会の講演で、「少なくとも(政治家になる)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と発言した。
麻生氏は2013年に憲法改正をめぐり、ナチス政権を引き合いに「手口を学んだらどうか」と発言し、国内外から批判を浴び、撤回している。今回は、政治家のあり方に言及した際の文脈での発言だったが、今後問題になる可能性がある。(朝日デジタル)
朝日新聞は「問題」にしたいようだ。
だが、このヒトラーに関する認識は麻生さんが正しい。
ヒトラーは第一次世界大戦での敗北から、ドイツ経済を立て直す、行き過ぎたベルサイユ条約で取られたドイツ民族の住む土地を取り戻すというのが「動機」だった。
「ヒトラーが政権を取った時期(1933年初め)の失業者は600万人だった。1936年にはそれが100万人にまで激減し、1937年から38年に入ると労働力が不足するまでになった。実質賃金も1938年には、32年比で14パーセントの上昇を見せた。」
「8時間労働、超過勤務手当、職業訓練、生産現場でのリクレーション施設の充実を進めた。階級闘争を煽らない政策だけに、労働者の生活改善と同時に企業経営者あるいは管理者を敵視することもなかった。」
「オーストリア併合では全く血が流れなかった。そのため「花の戦争」と呼ばれている。オーストリアに入ったヒトラーに浴びせられたのは、罵声でも銃弾でもなく花束だった。」
(渡辺惣樹「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」)
そこまでは良かった。
だが、ポーランド「政治犯」に始まったユダヤ人などの虐殺が誤りだった。
麻生氏は2013年に憲法改正をめぐり、ナチス政権を引き合いに「手口を学んだらどうか」と発言し、国内外から批判を浴び、撤回している。今回は、政治家のあり方に言及した際の文脈での発言だったが、今後問題になる可能性がある。(朝日デジタル)
朝日新聞は「問題」にしたいようだ。
だが、このヒトラーに関する認識は麻生さんが正しい。
ヒトラーは第一次世界大戦での敗北から、ドイツ経済を立て直す、行き過ぎたベルサイユ条約で取られたドイツ民族の住む土地を取り戻すというのが「動機」だった。
「ヒトラーが政権を取った時期(1933年初め)の失業者は600万人だった。1936年にはそれが100万人にまで激減し、1937年から38年に入ると労働力が不足するまでになった。実質賃金も1938年には、32年比で14パーセントの上昇を見せた。」
「8時間労働、超過勤務手当、職業訓練、生産現場でのリクレーション施設の充実を進めた。階級闘争を煽らない政策だけに、労働者の生活改善と同時に企業経営者あるいは管理者を敵視することもなかった。」
「オーストリア併合では全く血が流れなかった。そのため「花の戦争」と呼ばれている。オーストリアに入ったヒトラーに浴びせられたのは、罵声でも銃弾でもなく花束だった。」
(渡辺惣樹「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」)
そこまでは良かった。
だが、ポーランド「政治犯」に始まったユダヤ人などの虐殺が誤りだった。