奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

「小池百合子都知事が嫌い。」

2017-05-18 20:54:42 | 社会
「小池都知事は嫌いです。好き嫌いの問題じゃないな。おかしなことをやっていると思う」-。16日に開かれた衆院総務委員会で、日本維新の会の足立康史氏が東京都の小池百合子知事を痛烈に批判した。
 この日、足立氏の小池氏に対する激しい言葉は、住民訴訟制度のあり方を変える地方自治法改正案に関する質疑で飛び出した。
 総務省は公金支出の違法性を問う住民訴訟について、個人で支払い可能な範囲を超える賠償額を命じる判決があることから、首長らの過失が軽い場合には賠償額の上限を設定できるようにすることや、議会が首長側への請求権を放棄する議決をする場合には監査委員の意見を聴く規定を設けるとした改正案を今の国会に提出している。
 足立氏は16日の質疑の中で、結論がいまだに出ていない築地市場の豊洲移転問題を取り上げ、石原慎太郎元都知事への住民訴訟の問題に言及。次のように小池都知事の手法を批判した。(産経)


市民団体が石原慎太郎元知事に対して住民訴訟しているが、それが通ったら、自治体首長は萎縮して、大胆な政策を打ち出せない。「賠償額の上限を設定」する法改正は当然だろう。

足立議員の質問は、石原慎太郎元知事に対する応援と、小池知事に対する批判が主旨になってしまった感がなくもない。
足立議員はちょっと変わった人だが、都が豊洲移転をご破算にして築地再開発を決めても、中央卸売市場の性格から、それは自治体ではなく国政マターになると鋭く追及していたし、小池百合子都知事の正体がばれてからは小ブログも「小池百合子都知事が嫌い」になったので、これはこれでよい。

よく言われているように、小池都知事は、敵を拵えて敵を批判するという、小泉(郵政民営化)劇場の手法を踏襲している。「自分は正しくて、相手は間違っている。」=「自分は善で、相手は悪だ。」という、まさにポピュリズムの極みで、この手法は民進党の蓮舫も同じ。それがいまだに受ける(都議選で「都民ファースト」が勝利する)としたら、都民有権者は小泉劇場から学んでいなかったということになる。