奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

巨大ダム破壊で大洪水 ウクライナに被害・ロシアも損…専門家「メリット考えにくい」(テレ朝)

2023-06-07 20:17:14 | 社会
 ウクライナ軍は、「ダムを破壊したのはロシア軍である」と発表。これに対しロシア側は、「ウクライナ側による攻撃だ」と主張しています。
 互いに相手を非難している状況。どちらが仕掛けたのでしょうか。
 防衛研究所 米欧ロシア研究室 山添博史室長:「洪水が起こると、ロシアがかなり損をする。防衛線も損をするし、カホフカダムの蓄える水によって、運河でクリミア半島まで流れていく。上水道の水源が減ってしまう」
 ダムの破壊で、ロシアが得られるメリットはほとんどないといいます。ウクライナについては、次のように話します。
 山添室長:「ウクライナの住民が被害に遭う。ウクライナは国土の回復が目的なので、国土を破壊するということは矛盾してしまう」
 どちらにも、ダムを破壊する理由がないというのです。
 山添室長:「メリットが考えにくいので、何らかの意図を持った行動に思いにくい。(ロシア側が)仕掛けていた爆発物が事故的に起爆してしまったか。あるいは、ダムに損傷があって、これが徐々に高まって壊れていった説がある」


破壊の瞬間の映像を見ると、爆発していますから、「ダムに損傷があって、これが徐々に高まって壊れていった説」は容易に否定されます。ウクライナからのミサイル攻撃でないことも明確で、そもそもミサイルなんかで破壊できない。爆薬を仕掛けて爆発させた。クリミア半島への水を絶つのであれば、運河を破壊するのがbestです。
昨年9月に起きたロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」の爆発を巡り、米当局がその約3カ月前にウクライナ特殊部隊による攻撃計画に関する情報を入手していたことが分かった。(ロイター)という報道を受けて、今回のダムもウクライナがやったのではないかという憶測がありますが、「ウクライナ特殊部隊による攻撃計画に関する情報」はロシアを盗聴した「情報」であって真偽はもちろん定かではありませんし、状況が異なるもので推測することには無理があります。

答えは容易で、ウクライナの奪回作戦を遅らせるための手段で、「鼬の最後っ屁」というものです。ロシアは侵略しているので、たとえ撤退しても何ら痛みはないわけです。いや、ウクライナを破壊しつくした方が良いのです。
素人でもそんな推測は簡単にできるわけで、このような人が防衛研究所米欧ロシア研究室室長ということで、日本は大丈夫なのかと心配になります。

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1 コメント

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Unknown (奥永そつき)
2023-06-07 20:45:35
 米紙ニューヨーク・タイムズは5月中旬、ダム上流部の貯水池の水位が過去30年間で最も高くなり、洪水が発生する恐れがあると報じていた。米国メディアの科学記者らは6日、SNSで、貯水量の記録的な増加や、ダムの既存の損傷を根拠として、決壊はある程度の時間をかけて進んだとの見解を発表した。(読売新聞)
破壊の瞬間の映像を見ていないのでしょう。

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