奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

戦前に戻るのだろうか

2016-02-29 21:18:42 | 社会
左翼は、安部政権が日本を戦前に戻そうとしているとの幻想に囚われているようだ。

返す刀で、産経新聞の野口裕之は、
「東京・渋谷の繁華街で安全保障関連法反対を叫びデモ行進する女子高生の制服が、《ヒトラー・ユーゲント》の若者が誇らしげに身を包んだ茶色の開襟シャツと重なった。ヒトラー・ユーゲントは1920年代にナチス・ドイツが「製造」したナチ党青少年部(後に国家機関)で、最後は国防軍や武装親衛隊に編入され、戦場の露と消えた。ナチズムの熱狂に引きずられた犠牲者だ。民主/共産/維新/社民など安保関連法廃止を目指す野党が、学生団体《SEALDs(シールズ)》の若さを利用して今夏の参議院選挙で党勢拡大を謀る手口は、ナチ党に通じる。安保関連法に反対する高校生組織《T-nsSOWL(ティーンズソウル)》が21日夕、多くの中高年に混じり「戦争反対!」などとラップ調で音頭を取り、参加者がシュプレヒコールを連呼する様を観てそう感じた。」(産経ニュース)

海峡の向こうでは
就職難にあえぐ韓国の若者の日本への就職を支援しよう-。韓国貿易協会は、深刻化する若者の就職難を受け、こんな方針を打ち出した。韓国・聯合ニュースが伝えた。(産経ニュース)

半島が日本の一部であった頃も、出稼ぎに来た。

戦前に戻るというのは単に表層を見ているに過ぎないのだろう。

もっとも、出稼ぎが将来「強制連行」と言われるのであれば、迷惑この上ないが。


我がままにも程がある

2016-02-29 20:48:34 | 社会
どうもこの方々は、自分たちの主張を言い散らかして賛意を得、自分たちが注目されるための番組を公共の電波を使って流したいようだ。

田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、岸井成格氏ら放送業界で活動しているジャーナリスト有志が29日、高市早苗総務相の「電波停止」発言に抗議する記者会見を東京都内で開き、「私たちは怒っている」「発言は憲法、放送法の精神に反している」とする声明を発表した。(産経ニュース)

公共の電波を使うのだから、一方的にならないようにしなさいというのは当たり前のことだろう。この方々は、それらの放送内容を不快に感じる人たちも多々いるということは眼中にないようだ。
小ブログはくだらないテレビは見ないから汚染されないが、世の中には結構汚染されている人がいるから、放っては置けない。

岸井成格の知的レベルの低さについては、下記が詳しい。
潮匡人「“TBSの顔”「岸井成格」とは何者か」
http://ironna.jp/article/2859


世代で人の価値を判断すると「偏見」の謗りを免れないのかもしれないが、この世代は最悪というのが小ブログの見立てだ。幼少期にひもじい思いをし、「終戦」で天国になったと勘違いしている世代だ。
最近起こる事件の数々を見れば、この世代がいかに自己中心的かはすぐわかる。
残念ながら、「三つ子の魂百まで」は正鵠を射ているのだ。


米国大統領選

2016-02-28 21:37:37 | 社会
米国大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏と民主党のバーニー・サンダース上院議員が大健闘しています。
で、このトランプ・サンダースが受けている現象に対して、従来の法則が成り立たないと識者は頭を抱えているようです。

「専制がこの世界に生まれることがあるとすれば、それはどのような特徴の下に生じるかを想像してみよう。私の目に浮かぶのは、数え切れないほど多くの似通って平等な人々が矮小で俗っぽい快楽を胸いっぱいに想い描き、これを得ようと休みなく動きまわる光景である。誰もが自分にひきこもり、他のすべての人々の運命にほとんど関わりをもたない。彼にとっては子供たちと特別の友人だけが人類のすべてである。残りの同胞市民はというと、彼はたしかにその側にいるが、彼らを見ることはない。人々と接触しても、その存在を感じない。自分自身の中だけ、自分のためにのみ存在し、家族はまだあるとしても、祖国はもはやないといってよい。」(トクヴィル「アメリカのデモクラシー」)

トクヴィルが危惧した状況に似ているような気がします。
トランプという狂った専制や、サンダースという社会主義者が米国大統領になるようでは、日本人も安穏としてはいられません。

ポピュリズム

2016-02-28 09:46:15 | 社会
維新の党の江田憲司前代表は27日、横浜市内で開かれた党会合で、民主党との新党の名称について「『みんなの党』や『結いの党』のような“キラキラネーム”ではなく、政治理念や政治信条を化体した本格的な名前にしていかなければならない」と述べた。
 新党名に関する民主党との協議を担う江田氏は「世論調査や公募などで国民の意見を拝聴しながら決めていかなければならない。ゼロベースで見直し、結論を出していく作業が必要だ」とも強調。新党名に「民主」の文字を残すべきだとする民主党内の根強い意見を牽制(けんせい)した。 ある維新関係者は両党が主張を押し通せば結論は出ないと指摘し、「『民主』がついた党名と、つかない党名のどちらが良いかをまず国民に問うべきだ」と話した。(産経ニュース)


「世論調査や公募などで国民の意見を拝聴しながら決めていかなければならない。」?
「政治理念や政治信条を化体した本格的な名前にしていかなければならない」のだから、世間にお伺いを立てるのではなく、自分たちで決めるべきものだろう。

もっとも、「政治理念や政治信条」で統一できない政党(?)だから、名前を決められない。「世論調査や公募」したところで、「勝手に決めてください」の回答がほとんどだろう。


民主党、得意技

2016-02-26 21:08:19 | 社会
と言えば、ブーメラン。
鈴木宗男氏の娘の民主党・鈴木貴子衆院議員(比例北海道)が離党届を提出しました。町村さんの死去に伴う補選で、民主党が共産党と結託したことに対して、国家観で相容れない政党と組むことに否を唱えたわけで、当然と言えば当然の非難行動です。

これに対して、枝野幹事長は
「私からは、鈴木さんの将来のためにも、それから、いろんな経緯があるにしても、民主党の比例の枠で、しかも比例1位で当選しているということなどを含めて『離党を思いとどまるべきではないか』と申し上げた。残念ながら『翻意する考えはない』と。『それでは、大変残念だけれども、離党するのであれば議席をお返しをいただきたい』と。『比例代表の1位に優遇をして、小選挙区と重複立候補されたわけだが、小選挙区では当選せずに、比例代表で救われているわけなので、これは民主党の党名を書いた皆さんの議席であるので、離党されるのであればお返しをいただきたい』と。『これは今の重複立候補制度、衆議院の比例代表の仕組みのスジである』と。そして、『もし、どうしても離党されるということであるならば、あわせて、民主党で預かっている議席を返上されたほうが、あなたの将来のためでもある』ということで申し上げたが、それも拒否をされた」(産経ニュース)

一方、貴子議員は記者会見で
--民主党に投票した方々の票で当選した。その説明はどうするのか
 「私は北海道の比例(代表ブロック)で単独1位という枠を前回の総選挙でいただき、現在バッジを着けさせていただいている。2014年の民主党と新党大地の選挙協力の協議の段階でも、新党大地のこれまでの過去の実績が非常に重要視されていたと思っている。12年の前々回総選挙は新党大地も候補を擁立した。その際、民主党は北海道では小選挙区において議席を有することができなかった。小選挙区ではゼロ議席だったと記憶している。民主党と新党大地が協力した前回の選挙では、小選挙区においても3つ議席を得ることができた
「私自身、しっかりとこの点に対しては明らかにさせていただきたいと思っているのは、12年と14年の選挙で、投票率自体はおよそ2・5%下がっていた。しかしながら全体の比例の得票数でみると、21万票を超える上積みがされている。その上積みの票によって、民主党のそれぞれ選挙区で戦われた先生方が3議席、そしてまた比例においても単独1位のみならず、他の先生方も議席を有することができた」
 「新党大地のこれまでの実績が重視された上での協力だったと思っている。そういった意味からも、私がいただいた単独1位の枠は新党大地の枠と考えることができる。そういったお話を当時の玄葉(光一郎)選対委員長からも頂戴したことをしっかりと記憶しているし、民主党の北海道の当時の会長や現会長も同じ認識を今でも共有していただいていると思っている」(産経ニュース)


どちらの言い分が説得力あるのか、答えは明白です。
「ムネオ」と馬鹿にしますが、あれでも結構北海道では票を集めます。
民主党が新党大地に救われたわけです。

民主党の岡田克也代表は26日午後の記者会見で、同党の鈴木貴子衆院議員(比例北海道)が離党届を提出したことについて「将来のある若い政治家だと思ってきたので残念だ」と語った。鈴木氏が、比例当選者であることを踏まえ「彼女の政治家としての将来を考えても、議員辞職すべきだ」とも指摘した。(産経ニュース)

鈴木貴子議員に辞職を勧めるのであれば、
民主党という泥舟から逃げたしたにも拘らず、選挙区で落選し、「橋下維新」に救われて議員になったら、その恩義も忘れて先祖がえりし、復縁を迫っている松野率いる「ニセモノ維新党」の国会議員に辞職を勧めるべきでしょう。
そんな盗人もどきを手下にするというのだから、ブーメランどころではありません。

で、鈴木宗男氏は自身のブログで、
比例選出を根拠に議席返上を要求する枝野氏を「このことを分かっていないだけでも幹事長としての資質が問われるのではないか」と批判した。
枝野氏が「長い目で見れば政治生命を損なう誤った選択だ」と評したことにも「そっくりのしをつけてお返ししたい」と反論し、「人間味も人情もないこのようなお方が幹事長であることに(原文ママ)民主党の今の置かれた状況ではないのか」と逆襲した。(産経ニュース)