奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

言霊の国、日本

2017-12-31 20:35:48 | 社会
今年を振り返ってみると、今年の漢字に象徴されているように「北」の三代目に振り回された年だった。四半世紀も前にクリントンが叩いておけば、このような事態にはならなかったと嘆いても、所詮「後悔先に立たず」。
衆議院の任期満了まで待っていたら、選挙どころではないと、トランプからの入れ知恵なのか、総理は解散・総選挙に打って出たが、「大義がない」などと左翼野党や左翼新聞は言い募った。
そのことと表裏一体で、勝手にこしらえた「モリカケ」は「問題」だと、偽情報を流しまくった。「モリカケ」「モリカケ」と騒ぎ立てれば、安倍政権は死ぬとでも思ったのだろう。それは、「呪詛」というものだ。

他でもない。
年末の休みを利用して、20年ぶりに井沢元彦の「逆説の日本史」を読み返してみた。日本の歴史の底に流れるのは「言霊」だと井沢は喝破した。

井沢も書いているが、「平和憲法、平和憲法」とお題目を唱えていれば、平和になる。
それが、言霊。
ところが実際は、日米安保による米国の庇護と自衛隊で平和は守られてきた。

「言霊の国、日本」とは世界を見渡してもないユニークな国柄だから、それを守ろうと保守派は言うのかもしれないが、そういう「欺瞞」だけでは将来やっていけないのではないかと危惧する。

来年には平成の次の年号を国民に知らしめるらしい。
これも、「万世一系」というウソを助長するものだから、もういい加減にお終いにしたほうがよいと思う。


虫が良すぎる?

2017-12-29 20:32:20 | 社会
 【ソウル時事】韓国大統領府当局者は29日、記者団に対し、慰安婦問題と北朝鮮への対応などを切り離す「ツートラック(2路線)戦略」を強調、「日本もこの戦略を十分に信頼し、問題をうまく解決できると考えている」と述べた。
 慰安婦問題での日韓対立が北朝鮮の核・ミサイル問題への対応などに影響を及ぼしかねないとの懸念が強まる中、双方を切り離して対応すべきだという立場を明確にした。
 文在寅大統領は28日、報道官を通じた声明で、「(慰安婦合意では)問題は解決できない」と表明した。これに関し大統領府当局者は「歴史問題は歴史問題として対応し、韓日の未来志向的関係はそれとは別に発展させるということであり、双方にほぼ同じくらいの力点を置いた」と説明した。
 韓国大統領府は29日発表した「2017年の文在寅政権の国政」の中で、「慰安婦合意に関する作業部会の検証結果を基に、政府の立場をできるだけ早く決め、被害者の名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒やす実質的措置を取っていく」と強調。「同時に、韓日関係の発展も模索していく」と表明した。


半世紀も前の基本合意で終わっているはずが、粘着質でグダグタ言ってくるから、「最終合意」だよと念を押したのに、これだから、国際からは「情痴国家」、おっと、「情治国家」と言われてしまう。そのことを理解していないから、「××に付ける薬はない」となる。

そのくせ、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応は協力しましょう?
虫が良すぎる。
「ツートラック」とは普通は「並走」するものだと思うが、「過去」と「未来」は逆走だろう。

いや待てよ、北朝鮮の核・ミサイル問題対応でも北朝鮮よりだから、「並走」か。

ところで時事さん、「癒やす」は「癒す」が正しいですね。

「だめだこりゃ…」

2017-12-28 20:42:04 | 社会
日馬富士事件で貴乃花親方が巡業部長として報告義務を怠ったとか、調査に協力しなかったとの理由で2階級降格の「役員待遇委員」になるらしい。
巡業部長と被害者側と2つの立場があったのだが、被害者側を優先して捜査が進んでいる段階でノーコメントに徹したのだろうし、そもそも貴乃花親方は協会を信用していないのだろうから、あのような行動になる。理由はこじつけのようなもので、最高責任者の理事長が減給だけというのは社会常識からかけ離れている。さらには、巷で言われている「モンゴル力士互助会」の八百長疑惑を有耶無耶にしようとしている姿勢が庶民には違和感がある。さらに言えば、張り手とかの相撲自体や、日ごろの言動とか、白鵬の横綱として品格があるのか疑わしいわけで、それをのさばらせている協会への批判は多いと思う。

産経によれば、トランプ大統領が訪韓した際に出された「独島エビ」はどうやら、「トヤマエビ」だった(「ボタンエビ」として流通することもある)ようだ。北朝鮮の大和堆での密漁と同じようなことをやったのだろう。同じ民族だから、やることも同じ。

2015年12月の慰安婦問題に関する日韓両政府合意について文大統領が「重大な欠陥があったことが確認された」と遺憾の意を表し、「この合意では慰安婦問題が解決されないという点を改めてはっきり明らかにする」とした。
政権が変われば、国と国との約束事は破棄できると安易に考えるのは、かつての民主党鳩山政権と同じだ。
これでは南朝鮮と約束はできない。もっとも、そのことは予測が出来ていて安倍さんは合意に持ち込んだのだろう。

28日に文氏の見解を伝え聞いた外務省幹部は「だめだこりゃ…」とため息をついた。(産経)

半島有事が目の前にあるのだから、この際、政府は邦人をすべて引き上げさせるようにしたほうが良い。
合意も出来ない相手と付き合う必要もない。それは国交断絶を意味するのだが、それでよいのではないか。


思い出したくもない

2017-12-26 20:34:31 | 社会
かつての
総理大臣・経産大臣・官房長官・官房副長官・内閣総理大臣補佐官・内閣総理大臣補佐官は今、
最高顧問・最高顧問・代表・幹事長・国対委員長・一議員

職名を実名(?)に置き換えれば
菅直人・海江田・枝野・福山・辻元・蓮舫


かつては、思い出したくもない憲政史上最悪内閣。
今の姿は、言わずと知れた立憲民主党。

これに山尾が加わったのだから、シャレにもならない。

変な方向に進んでいる

2017-12-25 21:02:11 | 社会
 米ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されている著名画家、故バルテュス氏による少女の下着が見える構図の絵画が芸術か、わいせつかを巡り論議を呼んでいる。いかがわしいとして撤去を求める署名活動が進むが、美術館は表現の自由を理由に拒否している。
 米国ではハリウッド映画界の大物プロデューサーのセクハラ疑惑発覚を機に自らの被害体験を証言する動きが広がっており、わいせつ性への意識の高まりも撤去要求の背景にありそうだ。(共同)


「ハリウッド映画界の大物プロデューサーのセクハラ疑惑」というのも面妖なもので、かつては、映画界というものはそういう世界で、それを覚悟で入ってゆくものだし、それがいやならば入らない。それが「常識」というものだった。

お隣諸国の戦時慰安婦「問題」も同じで、当時の法律では売春は違反ではなかったし、商売が成り立つから日本軍について来ただけで、それを「従軍慰安婦問題」とは、言葉尻をとったようなものだ。売春は「最古の商売」といわれているほど歴史があり、今でも「合法」の国はある。

学校の先生による「暴力」も同じ構図で、昔は、悪さをすれば先生から平手打ちに会うのは当たり前で、それで悪がきも悪かったと悟ったものだ。

だが、今のご時勢では、パワハラもセクハラも「教師の暴力」も許されない。
そういう「基準」になってしまった。
そうであっても、今の「基準」で過去を裁くのは、「法の原理」にそむく行為だ。
“Me Too”という「運動」が盛り上がっているようだが、変な方向に進んでいるとしか思えない。