奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

山中教授論文報道に思うこと

2014-04-28 21:31:29 | 日記
MSN産経ニュースに
14年前の論文にネットで疑義 「内容に問題なし」も一部データ散逸で陳謝
なんてのが載っています。
「問題の論文は、山中教授が(平成)12年に『EMBOジャーナル』に発表したもので、ES細胞の分化において重要な役割を果たす『NAT1』という遺伝子の機能を解析した論文。」だそうです。素人にはなんのことかわかりませんが。
インターネットが発達したとは言え、『EMBOジャーナル』に掲載された論文が普通の人の目に触れることはありません。「インターネットサイト上で指摘」した人が実名を出しているかどうか調べていませんが、サイエンス・ライターとか、山中教授の仕事を嫉む同業者なのでしょう。
これに対して、「山中教授は、『論文の研究結果は複数の研究者により再現されており、研究者倫理の観点から適切でないことをした記憶もない』と説明した。」(MSN産経)
「複数の研究者により再現されて」いるので、大局的には正しいわけで、細かな点を問題にする必要はありません。

論文に掲載された式に誤りがあるなんてことも、ありがちなことです。でも、それに対して普通は目くじら立てません。その式を正した式を使って計算した新たな論文を投稿し、それが掲載されれば、誤った式が訂正されるのですから。

そんな穏やかな科学者の繋がりがある一方で、競争は激烈です。先を越されたくないという気持ちは働くでしょう。
それで、一般的な論文誌には、掲載された論文に対して疑義を申し立てる仕組みがあります。”Comment on ….”という疑義に対して、”Reply to ‘Comment on …’”というような感じで議論を戦わせます。ですから、疑義があるならば、「インターネットサイト上で指摘」するのではなく、論文誌上で指摘すべきです。
こういうくだらないインターネットの指摘で多くの人の貴重な時間が失われるという損失を考えるべきでしょう。

ここでもまた、オルテガ・イ・ガセットのいう「大衆の反乱」を思い浮かべてしまうのは短絡的でしょうか。

もっとも、小保方さんの場合には、マスコミがハシャギすぎたために注目を浴びて、しかも彼女のやり方があまりにも杜撰だったから、昼のワイドショーとして聞き流せば、それはそれで良いということではあります。

オバマのアジア歴訪

2014-04-25 21:51:49 | 日記
前半を終わっただけなのだが、これは一体なんだったのだろう。

日本では銀座で寿司食べて、抹茶アイスに感激したふりをしただけなのだろうか? 日本からはTPPのお土産もいただくこともできなかった。

日本に続く南鮮では「慰安婦問題について『戦時中とはいえショッキングだ』とし『甚だしい人権侵害だ』と述べた」(MSN産経)とか。

そういうことを言い出せば返す言葉で、ベトナム戦争の時の南鮮兵士によるベトナム女性強姦はどうなの? 米国人の先祖はインディアンを虐殺しただろう? あなたの先祖はアフリカから奴隷として連れてこられたのでは? とも問いたくなる。それらに対して反論もできまい。

まあ、リップサービスなのだろう。
「『日本と韓国は未来を見据えるべきだ』として両国に対し関係改善を促した」(MSN産経)

結局のところ、「市民活動家上がりの民主党」のトップは、日本でも米国でも、史上最も無能なトップだったということを証明したようなものかもしれない。

自覚してほしいものだ

2014-04-24 21:36:54 | 日記
旅客船沈没に関する彼の国の報道から。

「『世界一』という派手な外見の内実がどの程度のものかについては、今回の旅客船沈没事故が如実に示している。政府も行方不明者の数さえ把握できず慌てるばかりだった。船舶や携帯電話、自動車などを製造する技術は一流になったが、それを取り扱うソフト分野は相変わらず後進国レベルにとどまっているわけだ」(4月17日、朝鮮日報)
単純な「外華内貧」では片づけられない報道だ。「『世界一』という派手な外見」がそもそも誤り。「船舶や携帯電話、自動車などを製造する技術は一流」と言ったところで、旅客船沈没の一因は改造(改悪)にあったのだし、携帯電話は日本製部品がなければ組みあがらない、自動車も米国市場でまったく売れない。「偽造外華」と「内貧」をくっつけたものであると容易に見抜かれてしまう。

「韓国社会にごまんといる『セウォル号の船長』」(4月19日、朝鮮日報)

「セウォル号が沈没した4月16日を『安全国恥日』とし、恥ずべき国を次世代に引き継がせてはならない」(4月18日、東亜日報)

「この超大型災難の前で、私たちは『安全政府』に対する期待と希望までが沈没してしまった、もう一つの悲しい現実に直面した。世界7位の輸出強国、世界13位の経済大国という修飾語が恥ずかしく、みすぼらしい。木と草は強風が吹いてこそ見分けることができるという。一国のレベルと能力も災難と困難が迫った時に分かる。韓国のレベルは落第点、三流国家のものだった」(4月19日、中央日報)


それで、「三流国家」であることを自覚したのだろうか?
一時の感情に流されているだけで、少し時間が立てば、また「一流」だと主張するのだろう。橋が落ちたりデパート火災で何百人の犠牲者が出ても事故の教訓は生かされずに、今回の沈没。そうして再び悲劇は繰り返されてゆくのだろう。

そんな朝鮮マスコミとは一線を画したい(?)日本のマスコミもあるようだ。
「沈没で大騒ぎ 韓国叩き内政に目瞑る日本メディアの“矜持”」(日刊ゲンダイ)
「他国を叩く元気があるのなら、国内の問題を掘り下げる方が先だろう。」
と安倍叩き。
“Hundai”と揶揄されるのはなぜか、こちらも自覚してもらいたいものだ。

自民党の保守本流

2014-04-23 21:11:58 | 日記
古賀誠元自民党幹事長が政治パーティで「いずれ宏池会を主軸とする保守本流の政権を再現する。それまでは安倍晋三政権をしっかり支えるのが保守本流の王道だ」と述べたそうです。(MSN産経)

この宏池会は集団的自衛権でも慎重派だし、結構リベラルな感じがします。それが、「保守本流」と呼ばれている理由がよくわかりません。
まあ、宏池会はあの「所得倍増」の池田隼人に発する派閥ですから、占領体制を「保守」したまま経済最優先で行こうという政治家の集まりなのでしょうか。下品な言い方ですが、米国の妾であることを「保守」したいということでしょうか。それを「保守本流」と呼ぶことは、ある意味で自民党の本質を表しているのかもしれません。

「戦後レジームからの脱却」なんて言う安倍さんは、超右翼のナショナリストと見なされるのでしょう。
でも、公明党に配慮して、最近の安倍さんの影は薄い。公明党に配慮することが、いろいろな考えを闘わせる「民主主義」だと言えばそうなのかもしれませんが、果たして「民主主義」が最善の判断をできるのかと問われると、それも結構怪しいものではあります。

韓国旅客船沈没_その3

2014-04-21 21:20:19 | 日記
「韓国の旅客船沈没事故で、行方不明の高校生の家族らが集まる珍島の港や体育館に、延べ約8000人のボランティアが全国から殺到」(読売)

不明者家族の面倒を見るのは船会社だろう。ボランティアの出る幕ではない。
まあ、ボランティアにしてみれば、「自己実現」とか「自己を見つめる」とか、そういった自己中心的な動機からだろう。

先日も書いたが、こういう場面では民族性が如実に表れる。
朝鮮民族を理解するには、「外華内貧」(中身はボロでも、とりあえず外観を飾りたてる)という言葉が的確だ。(室谷克実)

見てくれだけだから、TGV技術でこしらえた韓国新幹線もトラブルつづき。今回の船も、設計思想を理解せずに積載量を増やしたことが転覆の一因のようだ。

朴槿恵大統領は船長らについて「殺人のような行為だ」と非難した、とか。
これも「外華内貧」だろう。
政府に非難が集まるのをかわすために「外面を繕った」だけ。
厄介な民族だ。