葛飾北斎最晩年(89歳)の大作「大鳳凰図」のある「岩松院」を訪ねてみました。
山の懐に抱かれ、とても気持ちの良い場所にありました。
「岩松院」は文明4年に開山された曹洞宗のお寺で、戦国の武将福島正則や葛飾北斎、俳人小林一茶ゆかりの古寺なのだそうです。
境内には福島正則の霊廟やその他、庫裡・鐘楼・坐禅堂・総ひのき造りの仁王門があります。
こちらが本堂。
本堂の大間には21畳敷の天井絵があります。
「大鳳凰図」にはかくし絵として北斎が生涯敬慕してやまなかった富士山が描かれ、平成二年にかくし絵が発見されたのだそうなんですが、私にはわかりませんでした。
(相方曰く)「数年前は寝転んで見ることも可能」だったそうですが、現在はイスに腰掛けての拝観となり、写真撮影などは禁止です。
本堂へは、入館料が必要です(自動販売機)
庫裏の前では、地元の新鮮野菜を安価で無人販売していました。
思わず購入した野菜は、美味しかったです~♪
本堂から小林一茶が「やせ蛙まけるな一茶これにあり」という句を詠んだ蛙合戦の池のある中庭を見学することができました。
(左)福島正則霊廟 (右)福島正則霊廟から小布施の町風景
福島正則は尾張国二ツ寺村(愛知県美和町)に生まれ、加藤清正とともに豊臣秀吉の重臣として、賤ヶ岳の戦いでは「七本槍の第一」と称せられ、関が原の合戦では徳川家康に味方し、安芸・備後二国で498,000石を領する大大名となりましたが、元和5年広島城の石垣修築が武家諸法度にふれたとして、信州中島の内20,000万石、越後魚沼郡25,000石、計45,000石に減封となりました。