久高島へは南城市の安座真港から船(フェリーか高速船)で渡ります。
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11:30安座間港発、久高港15:00発の往復高速便チケットを購入。
往復で大人1,460円。
高速船は15分で目的地に到着します。
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フェリー時間を待つ間、猫ちゃん発見♪
どうしてか沖縄の地域猫さんたちは皆、逃げないんですよね。
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ほんとうににかわいいでちゅね、と声をかけます。
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久高島から高速船が戻ってきました。
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人が全員降りたところで、入場。
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船にはテレビもあり、一番前の席に座ったものの、前の方が揺れると書いてあったので、できるだけ後の席に移動しました。
満席でした。
ということは、場合によってはその時間に乗れない場合もあるってことかしら?
次の便まで、最大1時間半も待つかも???
いやそんなこと考えている場合ではなかった、スゴイ揺れる、揺れる、怖い~。
できるだけ何かにつかまって15分我慢しました。
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久高島は沖縄本島南部の知念岬から東方海上約6kmに浮かぶ、
平坦で全長3kmあまりの南北に細長い小さな島です。
琉球の始祖神アマミキヨがニライカナイ(沖縄で太陽が昇る海の遙か彼方のことを言う)
または天から久高島に降り立ち、国造りを始めたとの伝承があります。
同様に琉球の五穀発祥の地でもあり、また、琉球王権発祥の地と言われ、
歴代の琉球の国王も久高島の参拝を欠かさなかったといわれる祈りの聖地です。
沖縄本土の斎場御嶽で祭事を行う際には、この久高島の白砂を運び敷き詰めたともいわれています。
島ではレンタサイクルや個人ガイドさんを利用することもできます。
私たちは歩いてみることにしました。
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ピザ浜。
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チラチラと小雨が降ったりやんだりしていましたが、それでもこの浜は美しかった!
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白い珊瑚がたくさん!
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綺麗ですね~♪
久高島は神の島ですから、この島にあるものは草木一本、
石ひとつ持って帰ってはいけません。
原因不明の体調不良に襲われ、石を返しに再来する方もおられるそうです。
神様の島だから、ここの全てが神様の物だと言えるのではないでしょうか。
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タチ浜。
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南国の雰囲気。
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珊瑚が隆起していて、こんな浜見たことないです。
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イシキ浜。
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島の中程に有るイシキ浜は、五穀が入った壷が流れてきて、
それから久高島、沖縄本島へと穀物が広まったとされる伝説の場所。
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ニラーハラー(ニライカナイ)に面する浜として、今でも健康祈願の祭祀の時には、
ここから祈りをささげる重要な場所なのだそうです。
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一本道をまた先へ先へと歩きます。
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シマ-シ浜。
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途中舗装された道路がありました。
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ウッパマとかウパーマは、沖縄では広い浜というような意味なのだそうです。
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本当に広い浜でした。
晴れていたら、もっともっと綺麗な景色がひろがっているはずですよね。
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白い一本道になり、最先端のカベール岬へと向かいます。
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島の方々が聖地として大切に保護してきたためか草木層、低木層、亜高木層の
植物が見えて、飽きることがありませんでした。
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最先端のカベール岬にたどり着きました。
旧暦の2月、ヒータチといわれる豊漁祈願をする時には、
神女達は白装束を着て集落からクボーウタキを通り、
カベールにつくとティルル(神歌)を歌い、その年も豊漁であるように祈るそうです。
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琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨ(アマミク)が初めて降り立ったと言われる場所。
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岩に波があたり飛沫をあげる様子、この海の色に心が躍ります。
感動しました。
あたたかいオーラみたいな、とても癒してくれるそんな場所だと感じました。
感謝の気持ちが沸いてきましたね。
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さてフェリーの時間も気になるし、戻らなくてはなりません。
舗装された道をまっすぐ進むことにしました。
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フボー御嶽は横道に逸れます。
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フボー御嶽は琉球の七大御嶽の一つと言われ、祖先の魂が宿る所。
普段は草木一本ですら穫る事を許されない聖域で、
島の神女が祭祀の時にのみ入る場所となっています。
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途中歩きで一緒になったファミリーの方々もやってきましたが、
皆で元の道に戻りました。
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やがてやっと民家さんが見える場所に来ました。
島にひとつしかない公衆トイレです。
感謝です。
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外間殿(フカマ)は、久高殿(ウドゥンミャー)と並ぶ島の二大祭祀場の一つ。
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大里家は、島で一番古いとされている家です。
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大里家には2つの話が残されています。
ひとつは五穀の神様となったアカツミーとシマリバーが、ここに祀られているいきさつ。
昔、大里家にシマリバー(女性)とアカツミー(男性)という2人が住んでいました。
ある日、アカツミーがイシキハマで漁をしていたところ、
沖のほうから白い壷(一説には金色)が流れてきました。
彼は拾おうとしましたが、沖に流されて上手く取れません。
そこで家に帰りシマリバーに話した所、まずはヤグルガーで身を清め、
白い着物を着て行けば簡単に取れるだろうと教えてくれました。
彼はその通りにして改めてイシキハマに行ったところ、
壷は難なくアカツミーの白衣の袖に入り取る事ができました。
その壷を開けてみると、麦、粟、アラカ、小豆の種が入っていて、
その中から麦と粟の種をハタスという所に植えて、その壷もそこに埋めました。
麦と粟は、ここから島中に広まり、沖縄全体にも広められたのです。
二つ目は、琉球王朝第一尚氏最後の17代尚徳王の話。
この家の美しい神女クニチャサと恋仲になり、政治を省みず
久高島にいる間に城内で反乱が起きて王位を退けられてしまい、
絶望した王は帰途の船から海に飛び込んで、自らの命を絶ってしまいました。
クニチャサもこれを聞き悲しみにくれ、この家の前にあるガジュマルの木で首を吊って
死んでしまいました。
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島らしい石垣ですね。
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久高島で過ごした時間はあっという間でした。
子供心に還れたというか、見るもの見るものが面白くて夢中になっていました。
島から貴重な思い出を頂いた、という感じです。