ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

染めあぐる 藍に癒され 秋の宿

2008年10月23日 | Weblog
つれあいと秋の「蓼科」を楽しみました。
つれあいの友達である Iさんが何度も行かれる宿「たてしな藍」は、その名から判るように、藍染めの宿とあり、体験コースもあるというので、きっと私も喜ぶだろうと、そこのグルメコースで申し込んでいてくれました。

空はぬけるような秋日和、朝8時に出発、長い間行ってなかった「馬籠宿」に先ず立ち寄り、ここの月見団子のような独特の「五平餅」の香ばしさに感激して、石畳を行くと懐かしい記憶に残る「郵便局」、ここの2階でむかし版画展をやっていて、その作家さんに何故かすてきなハガキ大の作品をプレゼントされたことを思い出しました。あれは娘との二人旅でした。

いろいろと見て周った後、車は奈良井宿を通り、塩尻を通過して目的地「たてしな藍」に到着したのは午後三時前、紅葉した木々も重なり旅の気分は上々です。

この日、「藍染め」の体験を申し込んでいたので、まずお部屋へ荷物をおいて、すぐ工房にでかけました。
今日の予約はもう二人きりになっていて、全て準備も出来ており、初めてなので「ハンカチ」で挑戦しました。図柄の選択で、つれあいは針を持って縫う作業あり、また染める工程も大変で、エプロン姿に何度もシャッターを押しました。そしてステキな記念の二作品が出来上がりました。

お宿は我々の年代にあった落ち着いた雰囲気で、お食事は勿論のこと、お宿の従業員のサービスも行き届き、またもう一度来ようと約束しました。

翌日、朝食の後、別室でお抹茶をいただきましたが、お茶をたててくださったのが、そこのご亭主で楽しいお話に時間の過ぎるのも忘れるほど、聞けば昨日お世話になった工房の先生が奥様とか、とっても品のあるお話しぶりに、うなづけました。記念に買った和皿、藍染めのテーブルセンター、そしてステキなネックレスまでつれあいからプレゼントされ、しばらくは上機嫌のわたしです。

ありがとう、おとうさん! 私はお返しに「馬刺し」を買って帰りました。

たまには日常から開放されて、こんな贅沢も許されるかな?