木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

オーガニック?

2010-01-06 18:12:46 | Weblog
2日の夜こっちを発って4日の夕方 娘は帰ってきた
行き先は勿論家内の実家
ここはミカン農家だ

僕は子供のころからミカンは大好きだった
いつも母親が買ってくる袋入りのを一度に4個くらいは食べてた
だからうまいのは見ただけで大抵わかる
子供のころから身につけた特技だ 大袈裟だ(笑)
そんな頃いつも買ってくるのは三ケ日だったり蒲郡だったり・・
知多や和歌山や九州だったりした
あまりはずれはなかった

家内と付き合うようになって実家へ行くようになるともう其処のしか口にできなくなった
それはわざわざ他の地のミカンを買わなくなったというか買う必要がなくなったからである
でも・・・あまり言わなかったけど其処のミカンの味に大満足していたわけじゃない
やや酸味が強いのだ
それが好きだからいつもこのミカンが欲しいって言う人もいたけど
僕は今までのが大好物なら家内の実家のは好物くらいで終わりそうな感じだった
中にはめっちゃうまいのがあったりするんでいつも選んで食っていた
蛇足だが勿論実家へ邪魔するときはミカン摘みも少しは手伝ったりした
戦力には程遠かっただろうけどね
二度切りするんだ 切り先が飛び出したままだと他のミカンを傷つけるから
毎年11月23日は友達家族がミカン畑にやってきて大賑わいになる

結婚して数年たってからうちの玄関先で1袋100円で無人販売をやっていた
たまあに盗まれたこともあったけど概ね正直に買って行ってくれたみたい
ある時その実家の隣にある親戚のミカン畑に入った
ここはいつの間にかミカン農家を卒業してハウスでメロンをはじめお金になる作物へと転換していった
そして少し残ったままのミカンの木は何も手を加えず
季節がくると勝手にミカンが実っていた
手を加えていないから自然・・・
自然の実ってやつはすごく自然なのだ
まさしくこれこそオーガニックってやつ
皮が美しくない
これをスーパーや八百屋に店先で見たら誰も手を出さないんじゃないかな?
それがたわわに生っていた
勝手に取ってもいいよ と言われてたんで取って食べてみた

うんみゃ~~~

これは子供のころに食べてたどんなミカンよりも味が濃くて甘い
さっそく二人で取れるだけ取って食べれるだけ食べた
そしてうちの玄関では「無農薬ミカン」としてちょっと高めに売った
全然手をかけてないんだけど無農薬には違いない
ま~~だ忘れられん 
女房のことは忘れても・・・

それをアズがもらって帰ってきた
あの頃のようには食べられなくなってしまったけど 少しずつ楽しませてもらってる
きれいじゃないけど うみゃ~~んだよぉ



コメント (18)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 遅ればせの謹賀新年なのだ | トップ | 報告とお詫び »
最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これ、ぜったいおいしい (oldオードリー)
2010-01-06 23:15:14
みかんだ・・・
みて、わかります。
あまり、たべなくなったけど、
いちばん、かんたんに、たべられるくだものだよね・・・。
みかんとえいば、
おしょうがつは、はこでかってたわね・・・。
くされたりするのよね。
いまは、かわなくなりました。
あるのかなぁ・・・はこがい、みかん。
返信する
食べたい・・・ (チー助)
2010-01-06 23:16:42
かっつん、こんばんは
なんでもそうだけど、お野菜だって見てくれが悪いの美味しいですからね

我が家の畑のお野菜も無農薬だから
見てくれが悪いけど味は自信ありですよぉ
かっつんも昔懐かしのおみかん味わえてよかったですね
返信する
美味しそう~ (kumin)
2010-01-06 23:25:28
私も自信があります
甘いみかん選び

皮の表面にキズのあるもの、
水分が不足気味な感じの月面よりボコボコの模様のあるものなど、好んで選びます。
甘いみかんのしるし
案外安く売られていて、ラッキーって喜んで買ってきます。

記事を読みながら、思ったのですが、
記事にできないほどたくさんの思い出の数々が、
POPさんの脳裏に走馬灯のように揺れていたのかもしれないな…なんて。

甘くてフレッシュなみかんの味が
伝わってきました。
まぁ、POPさんは、kuminの想像をはるかに超えた美味さだって、おっしゃるのでしょうけど
返信する
Unknown (karu)
2010-01-07 06:36:51
これ読んで思い出したのが、青森のリンゴ農家の人。

「奇跡のリンゴ」って言われているそうで、完全無農薬でつくったんだそうだけど、知ってるかな?

このリンゴは腐らないんだって、ふしぎ・・・

この人もリンゴに全く手を加えないで、自然に実るのを待つんだそうで、やはり人の手を加え過ぎると収穫量はいいのかもしれないけど、本物の味にはならないんだろうね。


人も一緒かな、ほっとくのが一番でしょう、そう思います。
返信する
かっつんさま、おはようございます (ポテト)
2010-01-07 07:32:23
分かるような気がします。
私の実家も メロンや野菜を ハウス栽培しています。
無農薬 まではいきませんが 有機栽培で頑張っております。
おいしいですよね。でも野菜はもう 虫がついて‥‥無農薬なのでしかたありませんが‥‥

結局、形の良い 痛んでいない 虫のついていないものを望む 消費者のせいで 生産農家は振り回されるわけです。特に 日本の消費者の意識は低い‥‥

かっつんさまの みかんの話は 初めてで
大変 興味深く読ませていただきました。
返信する
オードりー (かっつん)
2010-01-07 10:20:03
おはようさん
箱買いかぁ そう箱貰いみかんだったよ
このみかんのときはでっかい袋にいっぱい詰めてきたりしたんだけどね
最近食べなくなったって?
美味しいもの氾濫してるからな
みかんにしてもその親戚が山ほど出てきた
昔は夏ミカンくらいだったけど
甘夏はっさく伊予柑デコポン最近ははるみとかきよみとか
それに輸入品のオレンジ関係・・
温州みかんはその親分だなぁ(笑)

返信する
チー助は (かっつん)
2010-01-07 10:24:35
農業のセミプロだったね
ブログによくアップしてあるもんなぁ
無農薬栽培って帰って手間がかかるんだろうけど実際このミカンに関してはほったらかし(笑)
木は元気がいいから勝手に生ってくれるんだけど野菜なんかは植えて虫取りなんかしなくちゃいかんのでしょ?
またいいの作って見せてください
返信する
Unknown (またたび)
2010-01-07 10:24:37
みかん~、私も大好き。

子供の頃は、冬になるとみかんの大きい箱が家
にあったっけ。
でも、大人になるにつれて、なんだか林檎の方
が好きになって、あんまり食べなくなっちゃっ
たけど。

こっちにもね、あるのよ、みかん。でも、日本
の物よりも皮が厚い感じ。味は、ほとんど一緒
かなぁ?でもやっぱりみかんは、日本の物のよ
うに、指がブスッっと簡単にささって皮がむけ
るヤツの方が、絶対に美味しいと思う~!
返信する
kuminおはようさん (かっつん)
2010-01-07 10:31:46
表面ボコボコのやつね
そうそう味が濃くてうまい
それにあんまり大きいのは大味でダメだね
まぁブランド品は例外もあるようだけど

だいたい僕が選ぶのはSサイズ
この方がいい味
Mで旨いのは高級品だな
Lで旨けりゃ超高級品
そういう意識
だから庶民としてはSでいい

kuminは記事の向こう側まで読んでくれるからありがたいし怖いなぁ(笑)
確かに嫁がらみの話になっちゃうからね
程々にご賞味願いますです はい
いつもありがとね
返信する
カルルン (かっつん)
2010-01-07 10:38:49
最後の一言 深いなぁ・・・


こうやって見ると素性ってのがあるのかもしれんね 人間はほおっておかれて見事に成長する人もいるだろうけどそうじゃない人も多いと思う このミカンの木は相当に古いはず
昔は丹精をこめて育てられていたようで
そこで自立したんだな
もう年食って奇麗は肌ではない
でも味がある
人間と比較するとすっごい面白いね
ほっとくのはやはり基本をたたきこんでからじゃないといかんのかもしれんけどね
それと成長する段階で優しい立派な誰かに出会うこと

深イイ。。。。。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事