木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

KAMIKAZE

2015-11-17 22:59:29 | 社会
今回フランスで大きなテロ事件が起こった
たくさんの方が犠牲になり,心からお悔やみ申し上げます
罪のない人たちを標的にして怪我をさせ、その挙句に命まで奪う
こんな暴挙は許されるはずがない

その惨劇から一日二日と過ぎて行って多くの報道がなされる中、どうしてもそれはおかしい言葉の使い方に気付いた
「KAMIKAZE」 この言葉はテロ、あるいはその犯人を指す言葉のようだ
フランスのみならず欧米のマスコミはこの言葉を持ってテロを特定する
勿論語源は「神風特攻隊」だ

あの「永遠のゼロ」の中に神風特攻隊のことを思い出すのに
「ああ、あのテロのことね」
そんな意味の会話があった
特攻隊とテロは自分の命を引き換えに相手を痛みつける という点では同じだから
納得する人もいるのかもしれない
でも、それは圧倒的に違う
特攻隊はそのシステムの良し悪しは別にして、命を捧げる人たちは自分の家族や自国の人たちを守るために
戦闘する相手にぶつかっていった
それに反してテロというのは、不特定多数の傷つけるべきではない人たちに対しての戦闘行為だ
これは比較してはいけないこと
命は投げ出しても相手は戦闘する気構えのあるものに向かっていかなければ崇高な気持ちは生きない
日本人の僕はそう思うけど、日本人のあなたはそう思いませんか?

特攻隊は無差別攻撃を仕掛けてきたアメリカ軍に対して命を懸けての反攻攻撃でした
日本以外の多くの国の歴史を見ると戦うことはすべての人を巻き添えにしながら勝ったものが王になる
王になればそのテリトリーの中のものはすべて自由になる
物も人もすべて
だから力そのままの上下関係ができる
上の者は下の者を好きなように扱える

日本は天皇があって、基本的にその下にいる日本人はすべて平等だった
士農工商という身分制度はあったが実は人間としての価値はみんな同じ
武士は位の高さはあっても、民を牛耳る立場ではなかった
中にはその地位に横柄になる者もいたかもしれないがそれは本来の武士ではない
だから一見身分の低いと思われる人もそれなりに幸せに暮らしていけたという
武士は武士としての戦いがあり、その時に一般市民を巻き添えにすることはしない
源平の合戦の頃からそれはきちんと守られていて、その戦いに参加しない農民に迷惑をかけることはなかったという
それはずっと現在まで続いている
日本はそういう意味でも先進国だったはずだ

第一次世界大戦が過ぎたころに欧米でもやっとそのことに気付いた
戦時国際法というのが出来て非戦闘員を攻撃してはならない という法が出来ていたのだ
それにもかかわらず、それを無視してアメリカは日本各地への空襲や原爆投下で一般市民、女子供までその毒牙に賭けたのだ
アメリカだけじゃなくて欧州の各国は後進国の多くをその手中に収めるべく民衆に対して虐殺盗難などあらゆる悪事を働いた
その欧米が自分たちがやられたというくくりの中でテロと神風を混同するなんて完璧に間違ってる
これは日本人として抗議すべき大事なことだと僕は思うがどうでしょう




コメント (4)
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