スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

ベジタリアン

2010-05-28 07:28:09 | スウェーデン生活情報
昼食をみんなで食べる機会があった。メインディッシュ(鶏肉のチーズ挟み焼き)がみんなに配られた時、一人の女性の同僚の食事がいつまでたっても出てこない。?と思っていたら、だいぶ経ってから彼女用にお好み焼きみたいなものが出てきた。聞けば、ベジタリアンであると言う。話には聞いていたが、実際に目の前で見たのは初めてである。
また、ベジタリアン用メニューをちゃんと用意してあるレストランも大したものだ。日本で、ベジタリアン、あるいはイスラム教徒用など、食事に禁忌のある人向けのメニューをちゃんと準備してあるレストランがどれだけあるだろう?グローバル化のこの時代、一般のファミレスでもメニューを考えておいた方がいいのではないか。
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組織論

2010-05-28 07:11:08 | 考えてみたこと
こっちに来てからずっと感じているのだが、組織全体があまりぎすぎすしていない。聞けば、(1)給料が立場が上の人間と下の人間でそれほど差がない、その上、(2)なかなか人を首にしない、という。何だか半分社会主義みたいな世界である。
これと同じ様な組織を日本で探すとすると、地方の役所などがそれに当たるのではないか。少なくとも上記(1)(2)はあてはまりそうである。でも、そういう組織が日本においてはどういう結末をたどったかはみなさんの知る通りである。山本七平の著書にあったが、役所では「3ズ主義」という言葉がかなり昔からあったようである。すなわち「休まズ、遅れズ、働かズ」である。9時に出勤し、17時に帰る。仕事は何かにつけて理由をつけては引き延ばし、結局最小限の仕事以外やらない。みなさんの会社にもいませんか、こういう人。(1)(2)を保障した組織を作ると、どうしても「3ズ主義」人間が増殖してきてしまう、というのが日本という国の様に思う。こっちではのんびりはしているが、少なくとも組織内で「3ズ主義」をしているらしき人は見ない。どうしてだろう?
僕の想像だが、日本では基本的に人間を評価する時に減点法で評価することが多い、というのと関係しているように思う。失敗だけが評価対象になるのなら、仕事をしないで評論家に徹しているのが一番である。失敗を恐れず、リスクに挑んでいく人を(たとえ失敗に終わったとしても)ちゃんと評価してあげたらどうだろう。どう評価するの?と聞かれると僕も上手く答えられないのだが。
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