あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

カラスが群れる時

2010-03-11 22:28:56 | Mysterious story
先日に降った雪は、思いがけなくアッサリと雨に消えてしまったようで
積もる事にならなくて良かった…そんな思いで雪融けのビチャビチャ道を
ヒメとの散歩は、ちょっと憂うつ気分。

何気にまだ雪の残っている田んぼに目をやると、まん中あたりが黒い。
近づくにつれ、その黒いものの正体が分った…それはカラス。
それは何羽なんてものではなく何十羽? いやもっと多いかもしれない!
ゆうに100羽は超えてるだろうその群れは
雪の消えた田んぼから顔を出した稲の切り株が目的なのか
それとも、籾殻でも落ちているのだろうか…。



あちこちで何かをクチバシに咥えたり引っ張ったりしながら
飛び去って行くものや群れに合流するものや
とかく辺りの賑やかさと言ったら尋常ではないような気がする。



カラスって、鳥の中ではかなり利口者と来てるでしょ。
固い木の実なんかも高い場所から落としてみたり、車の通る道に置いてみたり
カラスは類人猿と同じくらい頭脳的で、ちょっと離れたところでジッと見据えてる姿は
なんだか人を小バカにしているような気さえする。



カラスについて  ポチっと!!

昔っから、死者との深いつながりがあるとみなされ
カラスの鳴く夜は死者が出るとか…実際 我が家のばぁちゃんの体験談によれば
昔 ばぁちゃんがお葬式の手伝いに行った帰り、夜も8時はまわって
家路を急いで…とあるお宅の近くを通った時に嫌にカラスが鳴くなぁ~と
あまりに異様な鳴き声に、家に帰ってそんな話を私にしてくれた翌日
そこの家の老人が亡くなった…という話。

ちなみに不幸がある家の者には、その鳴き声は聞こえないらしいんだよねぇ。

本当のとこはどうなのか…人をよく観察している賢いカラスだから
家の雰囲気が変わった事を敏感に感じとって騒ぎまわるって事も無きにしも非ずで
それでカラスが死や病を予知していると考えられるのかもしれないが…。


不安げに空を見上げるツグミ…

そんな事を思い出しながら、家の近くまで来た時に
あの田んぼにいたカラスが一斉に飛び立った…かなり壮観!
いろんな形となりながら頭上をギャーギャーと飛び回って
さすがに不気味になり…我が家の上では鳴いてないだろうな、と見れば
うちの屋根にあるテレビの屋外アンテナに一羽のカラスが止まっていた。


あの田んぼから移動してきたカラスの群れ。


付いたり離れたり…広がったり窄まったり。


まさに狂乱とでも言うように飛び回っている…それとも何かの意味があるのだろうか。


アンテナの上で、まるで指揮官のように一声二声鳴き声をあげるにつれ 
カラスの群れも微妙に形を変えるように思える。


そのカラスが何か一声鳴くと、カラスの群れがあっちへ行ったりこっちへ戻ってきたり
あれがカラスの指揮官なのだろうか…ってか、人んちのアンテナに止まる事あるまいに!
我が家の近辺を旋回したり、散り散りになったかと思うと集まってみたり
ショートステイ中のばぁちゃんに何かあったんじゃないかな
強い不安が過る…何かあったら連絡があるよな…と自分を納得させたが
どうも心配でホームへ電話をしたら、お元気で食事も完食されてますよ~って。


こうして ひとしきり騒いだ後、神社の杉の木にある棲家へと帰ったようだ。

っていうか、野菜の収穫時にこんな大群で来られたらたまったもんじゃないなと
しかも、あの数のカラスが繁殖をしたら…考えるとゾッとする。
カラスなぜ啼くのカラスは山に…可愛い七つの子があるからよ~って
あんまりありがたくないかも…(~_~;)


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なごり雪というにはあまりにも…。

2010-03-09 22:18:56 | ひとりごと
どうりで朝から寒さが違うと思っていたよ。
久々に霜の降りた道をヒメ様との散歩に、ジャケットを羽織っても
隙間から忍び込んでくる冷気は、まさに真冬のようで
遠く山々も、雪はなくなったけど…なんだか寒さに縮みあがってるような…
季節はすでに3月も10日近くになるというのにね。


紅梅の蕾が膨らみ始め


ヒマラヤユキノシタの蕾も今か今かと…。


雀ものんびりと日向ぼっこ…つい先日までは。

コタツでお昼寝をする孫太郎
いつもは最低温度にしていても汗をかいてるのだけど
今日は少し温度を上げても、お気に入りの毛布をかけても
汗もかかずに寝入っている…そんな午後。


今朝はこんなに立派な霜柱。


一度咲き終えたプリムラを庭に下ろしたばっかりなのに…  
ポットを被せておいたので大丈夫かとは思うのだけど。


一緒にお昼寝をして目覚めれば、いつもよりも暗い部屋の中。
カーテンを少し開けて外を眺めてみれば…いつの間にか雪模様で
窓を開けたら、冷たい風と雪が入り込んでしまい
開けた窓から外へ出ようとしたしゅう譲までが
降る雪に一瞬戸惑ってしまったようだ。

部屋の中は薄暗く…キッチンから煮物の香りと孫太郎の寝息だけ。


3時頃から降り始めた雪に、刻々と白くなりつつあって!

天気予報じゃ雪のマークだったけど、まさかこんなに降るとは思いもせず
明日の夜には連休だとかで次女が来る事になっているけど
今回もまた高速バスじゃなきゃ帰って来れなそうだなぁと
見る間に白く変って行く庭の景色に…昔4月に入ってから雪が降った事があった。

さすがにこの雪じゃ、なごり雪とは言い難いなぁ…。


雪の滴に震え縮こまってしまったクロッカスをUP!




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激安食材 第二弾!! ワカサギ♪

2010-03-07 23:49:49 | 食べ物 レシピなど
さすがに雪は降らないかと思ったけど、今朝の7時頃には雪となった。
昨日が啓蟄で今日は花粉症記念日で…どちらも春を感じさせる言葉だけど
こんな天気じゃ、花粉も飛ばないだろうし
顔を出し始めた虫も引っ込んでしまうに違いない。


せっかく開き始めたタンポポなのに…。


去年の1月2月は、100年に一度の不景気だと夫の会社でも生産調整とかで
自宅待機の期間が多く、この間かなりキツかったのは夫ばかりではなかった。
正直 私も朝から晩まで茶の間を陣取っていられるとストレスも増すというもの^^;

それでも会社の同僚や夫の甥…そうそう息子と、よく出掛けていたワカサギ釣り。
今年は何かと忙しいようで、今年はもうダメだべなぁ~と、ちょっと悔しそうに
行きたいのに行かれないでいる状態のまんま3月となってしまった。

ちょっと前置きが長くなってしまったが
なもんで、見つけた激安食材第二弾! ワカサギ♪


孫太郎のふりかけのケース対比!

激安食材 第一弾はこちら  ポチっと!!

ワカサギ1キロ袋入り なんと299円。
マジで~ ウソ…とか言いながら買ってしまった♪
やっぱり出どこは知らない方が良いみたいだけど、輸入物には間違いない!


とりあえず袋の中身を3等分に分けて即冷凍保存。

まずは一袋目は天ぷらに、衣は薄めに鍋に少量の油…そこに次々とワカサギを入れ
小さいからすぐに揚がっちゃうワカサギの天ぷらに、以前裏磐梯の道の駅から買った
“山塩”をパラパラと降りかけて熱々を~なんと贅沢なぁ~♪
いや、1キロ299円の3分の1だから、約100円だし!


解凍したワカサギ…いったいどのくらいの数か見当もつかない。


さっそく天ぷらに…なんせちっちゃいので次々と入れては揚げての繰り返し。

そういや、何年か前に会社の同僚とワカサギ釣りに行って
たいがいは夜に出掛けて、次の日の夕方にはならないうちに帰って来ていたのだが
その年は夕方も暗くなっても無しのツブテで、携帯に電話をしても出てこない。
まさか3人一緒くたに落っこちっちまったとか…悪い方悪い方へと
思いすごしであれば良いのだけど…。

ようやくかかってきた携帯電話、ワカサギの釣れ具合が悪くって
結局3人して飲んだくれ状態で、運転してきた人が一番の泥酔となり
結局…桧原湖から運転代行を頼んでやっと帰って来たって…夜も8時過ぎの事。
ったくなぁ~ それで収穫はタバコの外側のポリ袋に3匹ほど…と
家族でワカサギ釣り事件の話で盛り上がった。

もちろん孫太郎も手掴みでムシャムシャと…安上がりなワカサギ晩餐会。
残りの二袋、ひとつは唐揚げにしようかと、もう一袋は何にしようか…ただ今思案中!


という事で、てんこ盛りワカサギの天ぷらをUP♪




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記念日によせて。

2010-03-05 22:17:33 | 日々雑事
昨日は失敗から始まった日で、朝から二度寝しちゃったり。
6時15分に夫の起こす声で目が覚める…その日の朝はどういうわけか
目覚めたのが5時少し前で、パジャマのまんま…まだ早いと
茶の間のコタツに首っきり潜り込んだが最後意識不明となる。

具合が悪くて倒れたのかと思ったぞと、夫少々焦り気味だった。
慌てて着替えて、急いで弁当作りをしたが、卵焼きがちょっと焦げてしまったり
燃えるゴミの日と、家じゅうのゴミをかき集めゴミ収集所へと
終わったら今度はヒメ様とお散歩をして…なんだかせわしない午前中になってしまった。

それでも孫太郎が来るまで家事を終えて、ぼんやりとテレビを眺めて…。
そういう朝のテレビ情報で、聴きたいCDや読みたいと思う本があったり
けっこう貴重な時間なのかもしれない。

孫太郎と一緒にスーパーへ、特に買う物はなかったのだけど
オモチャとジュースやお菓子など…孫太郎が転んで泣いてみたり
なんだか一日べったりと孫太郎といるとかなり疲れる…けっこうやる気なしの新米ばぁ。


すっかり雪の消えたpochiko農園…そろそろ動きだなきゃね。

ばぁちゃんのお昼ご飯の時のバナナは孫太郎と半分こして
孫太郎はちっちゃいからバナナが半分しか食べられないよ~~と歌う(^O^)/

それから一緒のお昼寝タイムで目覚めたら、NHK教育の“お母さんといっしょ”を見せて
ちょっと早いが夕食の準備に取り掛かる。
特にご馳走というわけでもなく、いつもと同じような夕食メニュー。
豚肉の味噌漬けを焼いて、作業小屋にてんこ盛りの白菜を茹でて生姜しょう油で食べる。
さつま揚げの煮ものだとか、フキノトウ味噌と漬け物などなど…
それでも、我が家にしたらけっこうご馳走かも(笑)

私は私で…孫太郎のこぼしたご飯粒を拾ったり
食べ残しのふりかけや野菜の切れっぱしが混ざったようなご飯を
仕方なしなし食べる…しかも早飯食い状態だからこれまた肥満の原因かな^^;

昼間スーパーで買ってきた風呂用のオモチャで夫と風呂に入ってる間
後片付けを済ませて着替えの準備…いつもと同じような一日が同じように終わる。
時々孫太郎がお休みの時は、ゆっくりとご飯が食べられるから嬉しい。

なんだか一日の中でばぁちゃんの出番が少ないけど、ちゃんとお世話はしてるから(^^ゞ


あえて星の瞳と呼んであげたい…オオイヌノフグリ。

こうやって…少しずつ年を重ねていくんだろうな。
それが嬉しいだとか悲しいだとかって言うんじゃなくて…日々是好日っていうか
人生には晴れの日があり、また雨の日や風の日などもあるけど
その日その日なりを楽しんで生きるって事かなぁ~と思う。

要は楽しむべきところはそれを楽しみ、悲しみや苦しみなどをも楽める。
漂々と人生を前向きに行こう!!って感じで生きていければ良いと思った。

そんな昨日は30何回目かの結婚記念日だった。



今日の一枚 夕方のヒメ様散歩道から…なんの変哲もない景色だけど。




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灯りをつけましょ ぼんぼりに。

2010-03-03 23:14:26 | 日々雑事
今日は3月3日女の子の節句ひな祭りだが、朝からどんよりとした空模様。
ばぁちゃんがディサービスへ出かけた後、ゆっくりの朝食を済ませ…
午後からようやく日が照ってきたって感じの一日だった。


沈丁花の蕾が赤らんできた♪

小さい女の子も居なく、お雛様を飾ったのは…いったいいつの頃だったか
家の新築の時に仮住まいへとお引越しの時に顔を見たっきりで
そういう事がなきゃ、顔も見ずじまいだったかもしれない。

そう思いながらも今年も仕舞いっぱなしで
せめてお内裏様とお雛様だけでも飾れば良かったかなと思ったけど
相変わらず押入れの奥に眠らしたまんま…これじゃ次女の婚期も遅れるわけだと
3月3日が過ぎたら早く仕舞わなくちゃ~って、以前の問題かも。

もともと…雛人形のルーツは古代中国の厄払い行事だったようで
人形に汚れを移して川に流し落とす風習からとするものだったらしく
そういや日本でも流し雛とかあり、もちろん豪華な雛人形を流すわけではなく
わらや紙でできた雛人形を流し、雛人形にその子の厄や災いを移すという考えから
いつまでも身近におかず、早く片付けて災いを遠ざけたほうが良いと考えられた説らしい。


スーパーに展示してあった雛段飾りを盗撮!!

昔むかし…私がちびまる子ちゃんだった頃、お雛様などはなく
いや…あったのかもしれないが、その頃の祖母は内孫である私たち姉妹の為に飾る事もなく
外孫の為にと思ってたようだが、残念ながら外孫は女の子に恵まれずに
出さずじまいになってたのかもしれない…。

だけど、どうこう思う事もなく、父親が使っていたと思われる
こぢんまりとした引き出しが二つ付いている勉強机の上に
空き箱を並べて、折り紙で作ったお雛様とか…お気に入りの人形だとかを並べて
母親が作ってくれた餅干し…白とピンクと緑と色のついた餅を細かく切って
干したものを炒って作ってくれた雛あられ…砂糖しょう油味が好きだったなぁ。

近所の友達の家へ立派な雛飾りを見に行ったりもしたけど
キレイだと思う事はあっても、特に羨ましいとか思わなかった。

そんなことが思い出された…って
何年か前も同じような事書いたような気はするのだが(笑)


今日は一人でひな祭り…かな。

今朝のテレビで言ってたけど、すぐに仕舞えない時は
とりあえずお雛様とお内裏様を、後ろ向きにしただけでも仕舞った事になるって。
お雛様を後ろ向きにして飾るのは「お帰りになった」「眠っておられる」とか
そんなふうに解釈してのものらしい。

ひな祭りに何かチラシ寿司でも作ろうかと息子に言えば
別に要らないんじゃないの…と、息子とはそういうものかもしれない。
ちょっと つまんない…ばぁちゃんも孫太郎も居ない3月3日。
どこかへプチドライブしようかと思ったけど、天気もいまひとつだったし
100均ショップを見てスーパーで買い物をして一日が終わってしまった…。


という事で、久々の晴れ間に雪も随分と融けたものだと…。




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オムツにまつわる話

2010-03-01 23:07:04 | 介護
先日ケアマネージャーさんがショートステイの予定と決定された日付表を持ってきた。
その時に何か手土産があって…他の利用者さんで、使わなくなった尿取りパットですが
良かったらpochikoさんのとこでお使いになりますか?と聞かれ
もちろん有り難くいただいた。

以前も同じ地区のお年寄りが亡くなった時も
使わずじまいだったオムツをたくさんいただいた事があり
ばぁちゃんが入院中も、未使用オムツをいただいたりしたが
こういうのって、相身互いとでもいうか何と言うか…。

気持ち悪いとか思うかもしれないけど、使わずに逝かれたお年寄りの分まで…って。
だからばぁちゃんが元気なのかなぁ~などと、そういうとこがあるかもしれない。

ちなみに尿取りパットとは、紙オムツの上に敷くもので
高い紙オムツを一回一回交換すると、とんでもい金額になってしまうので
安いパットだけを交換する事により、いつもサラサラで気持ちよく過ごす事が出来る。

私が気に入っている尿取りパットは、肌の弱いばぁちゃん用にと
いろんな尿取りパットを使ってみて、ようやく見つけたお気に入りのもので
長時間使用するものだから、少しでも肌に優しいものと選んだ商品だった。



ばぁちゃん…シップでさえ、長時間貼ったままだと
その部分が赤くなって痒くなるのは元気なころからだったし。

そんな事で先月末に、2月分のオムツ券を使わないと…と
たかだか2000円分だけど、それだけでも助かるもので
大型薬局へと、いつもの尿取りパットを買いに行った時の事。

目指すオムツをカゴに入れて、おしり拭きなんかも必要だと
物色していたら…そう年の頃70代半ばのおばあさんが
いつも買ってるはずなのに、どのオムツか忘れっちまってなぁ~と
私に話しかけてきたので、二言三言話をするうちに
このおばあさんは旦那さんの紙オムツではなく
娘さんの為だという事が分った。

オムツ生活を余儀なくされた娘を高齢の母親が介護をしている。

事故に遭い脳を損傷して、半身麻痺となり入院生活も二年になるという。
こういう言い方も何だが、高齢者であれば先も見えるというもので
だけど娘さんだったら…きっとお年頃で、親としたら切ない現実だろうと思うと
なんだか、なんて言葉をかけていいか分らなくなって
無理をしないように、自分の体も労わる様にと
気の利いた言葉もかけられなくて別れたけど
大人用の紙オムツを使う人は、何も老人ばかりではないのだと
その時あらためて気付かされた日だった。


という事でプリムラ・ジュリアンをUP♪


花言葉は…青春の喜びと悲しみ
プリムラの名は「プリマ(いちばんの)」に由来し「春の最初」に咲く花の意味とある。



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