二日続きでばぁちゃんの施設へ行った帰りに、いつもの寄り道回り道。
国道118号線を市内に向かって走る事しばし
南原という地区から交差点を左折して見えてくるのは阿賀川で
その阿賀川には大きな橋があり美里町へと続いている。
その橋の手前には、大内宿へと続くこぶしラインと呼ばれる
新しい道路も開通されたばかりで、真新しい道路がなだらかな曲線を描いて
昔の面影とは、かなりかけ離れた景観となってしまったようだ。
その美里町へとの阿賀川に掛かっている大きな橋は
ばぁちゃんの昔話によれば、車も通れないくらいの吊り橋だったらしい。
昔と言えば、たまに見かけるオート三輪やバスくらいで
バスも方向機がロバの耳のような形のが出たり入ったり…の時代。
あのゆらゆらと微妙に揺れる吊り橋を渡って近隣の村へとの交通手段か。
今はすっかり新しい頑丈な橋となって…名前は確か馬越橋と書いてあったようだ。
その近くには鮎のヤナバがあり
鮎の季節には近くで鮎料理などいろいろ楽しめるようだが
そんな地区としては決して大きいものではなく
こぢんまりとした民家と畑と田んぼと山と…そんなところだ。
橋を渡ると川辺へと下る道があり、川原まで降りると対岸の景色が素晴らしい所だ。
遠くにほとばしり出る滝のような景色が見えるので
傍まで行ってみようかと川原の草むらの中を車を走らせたのだが
途中どうしても前に進む事が出来なくなってしまい
かと言ってUターンも出来ずに…バックで元の場所に戻る…
そんなカッコ悪い事をしてでも、あの水のほとばしる場所を見たかったのだが
…断念!!
モリアオガエルのタマゴ?かと思ったが、どうやらアワフキ(昆虫)の泡巣のようだ。
阿賀川は透き通っていて、驚いた事にメダカの大群を見る事が出来た。
確かに『ハリミズコ』…たぶん、針水子って書くのかな?
メダカの呼び名はいろいろとあるようだが…方言だろう。
家で飼っているメダカとは違い、本当に針のように黒っぽく細い魚で
これが自然のメダカなのかなぁ~すくって持ち帰りたい衝動に駆られた。
ミヤコグサだとか…名も知らない雑草など水辺の生物の触れ…
天気の良さに大きな石に座ってしばらく川の流れと景色を堪能した。
静かで…時おり橋を通る…そんな車の音に似つかわしくないような小鳥のさえずり
普段何気なく通り過ぎてしまうような場所なのだが
こんな景色を見つけた事に…ちょっとラッキーな日だった。
という事で、決して有名処にも勝るとも劣らない…川の風景をUP!