あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

Happy birthday to長女!

2006-10-24 23:37:18 | 日々雑事

今日は朝から雨が降り続いて寒い日だが長女の誕生日だ。

在りし日の今日、長女はこの世に生を受けたのだが
たしか…おぼろげながらの記憶を辿れば
もっと暖かな秋晴れの日だったような気がする。

当時は機械化も進んでおらず、稲刈りは手作業だったので
この時期の稲刈り脱穀と重なり忙しい季節だった。
我が家もご他聞にもれず稲刈りの真っ最中で
家から見える田んぼだったので、本格的な痛みが来たら
白い旗を振れと、白い手ぬぐいを枕元に置かれた…。

今となっては笑い話だが
当時は家族にとって極々真面目に考えた結果だったと思える。
初産だったので陣痛が始まってから
痛みが10分置きになったら産院へと言われていたので
痛むお腹を摩りながら時計とにらめっこしていた。

やはり本格的な痛みが来たのは夜になってからで
自分で取り揃えた荷物を持ち、夫に産院まで送ってもらったが
当時は立会い出産なんてものはなく
もちろん私も、立ち会って貰うなんてトンでもなく嫌だったし!
今日は生まれませんよ…と言われた夫は
それでも一時間は居ただろうか? あとはサッサと帰ってしまった。

普通さぁ~ そう言われたって
せめて一晩くらいは付いているとは思うのだが
サッサと帰りやがって!! 痛むお腹を摩りながら
生まれたって触らせてやんね!と、一人で悪態をついた覚えがある。

それでも生まれたのが次の日の夜になってしまい
看護師さんが腰を摩ってくれるのだが、それさえも煩わしいくらいで
引き裂かれるような痛みと戦いながらの時間はいつ終わるのか想像も付かなかった。

…思い出して長女の母子手帳を見たら、在りし日の今夜10時6分だった。

微弱陣痛と吸引分娩で、吸引とはあのトイレのスッポンとやるものか?
とにかく我が長女の頭はひょうたんのような形で生まれた。
元気なお嬢さんですよ~~と、一通りきれいにしてもらってから
枕元に連れて来てもらったが、なんとも真っ赤で皺くちゃで
お世辞にも可愛いとは思えなかった…我が娘なのに(ごめん…長女!)

それでも、こんなチャランポランな私に育てられて
たいしたグレもせず、人並みに結婚までしてくれて
私にしては上出来な娘だと思ってるよ…。

きっと ここを覗くだろうから言っておくが
これからも二人して自分達の人生を歩いていくだろう。
いつまでも仲良く暮らして欲しい。

そうして、いつの日か人の親となって愛を繋いでもらいたいと思っているよ。
人の親になるという事は、大変な事がいっぱいあるけど
その何倍も嬉しい事や幸せな気持ちが帰ってくる。

人は子供を通して大人にしてもらっているのだと思うよ。
まぁ 出来るだけ早いに越した事はないがなぁ~~!!(と、何気に催促)

という事で、10月の花の中で
今年は咲かないかと思っていたガーベラが遅ればせながら咲いた。



このガーベラは、ばぁちゃんへの思いにも繋がってると思うのでアップしてみたよ。
雨の中だったけどさ…!


コメント (47)
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