ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

巣雲山ハイキング

2014-12-26 19:18:29 | 登山(伊豆・箱根・富士山周辺)

12月25日(木)

宇佐美駅→生仏の墓→巣雲山→阿原田峠→宇佐美駅


寒さが厳しくなると、温暖な東海道線沿線に足が向く傾向がある。
今回は、伊豆の宇佐美駅からぐるりと周回できる巣雲山に行くことにした。
ガイドブックなどの情報では、反時計回りのルートが紹介されているが
天邪鬼なぴすけは、その逆、時計回りに歩くことにしたのだった。
6時ちょうどに最寄駅を発ち、途中上野駅で山手線に、品川駅で東海道線に
熱海駅で伊東線に乗り換え、9時25分に宇佐美駅に到着。
身支度を整え、9時30分に宇佐美駅を後にしたはいいが、初っ端から道に迷ってしまった
駅を出てすぐに、「巣雲山ハイキングコース(峰コース)」の道標があったので
そのとおりに歩いたつもりだったが、次なる道標がいくらたっても出てこない。
持参した地図と比べても、ちょっと違う方角に来ているようなので
庭先にいらした男性に聞いたところ、次の道を右折して、道なりに行くのだと教えてくれた。
教えてくださった方、ありがとうございました
教えてもらったとおりに歩き、円応寺、花岳院と、二つの寺院の門前を通過する。

駅から約1時間は舗装道路歩きで、竹林や別荘地を抜けていくのだが、これがとても長く感じられる
巣雲山について調べて、登山靴を履くまでもないと判断し、ウォーキングシューズにして正解だった。
登山靴だったら、この長い舗装道路歩きはもっとつらかっただろう。

駅から1時間10分後の10時40分、やっと山道に入る。

ヒノキの植林地や、アオキやアセビなどの常緑樹の中を歩くので、まるで初夏の気分。

登山道に入って30分後の11時10分、生仏の墓と呼ばれている祠を通過。
源平の戦いの際、敗れて逃れてきた平家の落ち武者がこの地で捕らえられて
生きたままここに埋められたと伝わる場所である。 

生仏の墓から目と鼻の先に、伊豆スカイラインが走っている。
スカイラインをかすめて、登山道は続く。

生仏の墓から10分後、11時20分に展望台のある巣雲山山頂に到着。
宇佐美駅から1時間50分の道のりであった。
こんな年末に山に登っている人はいないだろうと展望台に行ってみると、女性の先客が2人。
まずは展望台に登って360度の展望を楽しむ。

こちらは北方の眺め。
雲に隠れた富士山は心眼で眺める。

こちらは東の眺め。
初島がきれいに見えている。

こちらは南、天城方面の眺め。

西方に目を転じれば、駿河湾の向こうに南アルプスがぼんやりと浮かんでいる。
少々風があったので、展望台の下部にあるベンチに戻り
神奈川から来たという先客の女性二人連れと談笑しながらお昼ご飯
お二人の話によれば、伊東の大平山もとても楽しく歩けるということだった。
伊東は宇佐美の次の駅である。
コースタイムは巣雲山よりかかるそうなので、日が長い時季に行ってみようと、思わずほくそ笑む
山頂での談笑が楽しかったからか、あっという間に時間が経過。
時計を見たら、35分も山頂にいた。
12時55分、阿原田コースで下山開始。 

いきなり、絶景である。
時には眼前に、時には右に、左にと、相模湾と宇佐美の街を眺めながら下山する。

13時20分、伊豆スカイラインと出合う阿原田峠に到着。
この天気では富士山は望めないが、大丸山を経由して下ることにする。 

大丸山山頂から富士見展望ひろばを抜け、平成19年の台風の被害に遭った山腹を下る。

植生回復のための植林作業が続けられており、この日も作業が行われていた。
山道を下ること約1時間、舗装道路に出る。

暖かい伊豆には、まだこんな紅葉が残っていた。

こんなに繁茂したアロエにびっくり

柑橘類の畑の中を下っていくと、かなり大きな道路に出た。
道路に出て最初に出店していたみかん園で、温州みかんを購入。
ここでも下りてくる地点が違うような感じがしたので、みかん園の方に駅までの道を尋ね
14時30分、宇佐美駅に戻る。
みかん園の方、道を教えてくださり、ありがとうございました
伊東線は14時49分だったので、駅のベンチに座って先ほど購入したばかりのみかんを食べて待つ 

そのみかんのおいしかったこと
歩いて喉が渇いていたこともあったのかもしれないが
「ミカンとはこんなにもおいしいものだったかと改めて思った。
持って歩くのが大変だと思い、いちばん小さい袋(1.4kg入り)を買ったのだが
もっとたくさん買ってくれば良かったと、後悔するほどであった(強欲)。
14時49分発の伊東線に乗り、熱海駅の乗り換え時間でわさび漬けと押し鮨を買い
車中爆睡で帰宅した。



最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすが暖かいんですね (芝刈り爺さん)
2014-12-28 16:36:49
寒い冬とはいえ、暖かなところは暖かいんですね。みかん、モミジ、アロエまで、いやはやうらやましい。海が見えるとなぜか血が騒ぐのは、海なし県の性でしょうか。でもやっぱり海は見たくても海のそばには住めないかな、などと思っています。私はそんなわけで、近場の里山を歩いています。でもこの頃人が多すぎて(なぜでしょう)、バスツウアーまでこの片田舎に来るに至っては、山もオーバーユーズ、ちょっとかわいそう。田舎の素朴なお姉ちゃんを秋葉原デビューさせたい人もいるようで、複雑な心境です。後半はぼやきでした。
返信する
電車を降りると感じます (ぴすけ)
2014-12-28 22:24:51
芝刈り爺さん、伊豆の暖かさは、電車を降りると感じます。
それまで着ていた上着を脱ぐくらいです。
海の近くということもあって、宇佐美の街の電信柱には、「ここは海抜13.5m」とか、「避難場所○○中学校→」のような看板がいたる所にありました。
返信する
ブログを参考に (can)
2015-01-28 16:17:07
このブログを読んで巣雲山を歩いてきました。
逆コースで、天候にも恵まれ、いい日溜り登山でした。
日曜日に大平山を一足先に歩いてきます。
返信する
お元気でなによりです (ぴすけ)
2015-01-28 18:41:02
canさん、お元気で山を歩かれている御様子、ホッとしました。
実は私も、次の山行を太平山に行くか宝登山に行くか、迷ったのです。
迷った末に、明日宝登山へ行ってきます

太平山は、清水寺で蠟梅が見られるようですよ。
今年は早いと宝登山ロープウェイのHPに書いてあったので、清水寺でも花見ができるのではないでしょうか。
返信する
字が変換しなかったですね (ぴすけ)
2015-01-28 18:44:39
「蠟梅」と表記されているのは、「ロウバイ」です。
返信する
おおびらやまハイキングコースへ行ってきました。 (can)
2015-02-03 21:18:16
大平山(おおびらやま)ハイキングコースを歩いてきました。巣雲山よりは手強い、いいコースです。
晴れの日に歩く事をお勧めします。
返信する
情報、ありがとうございます (ぴすけ)
2015-02-03 22:25:58
canさん、大平山と太平山、勘違いしていました。
先日はとんちんかんなコメントをお返ししてしまって、すみませんでした。

ブログ、拝読しましたよ。
視界良好で良かったですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。