本日4月8日(土)から6月4日(日)まで奈良国立博物館で特別展『快慶 日本人を魅了した仏のかたち』が開催される。行くのかって?もちろんこの特別展開催を知った時点で、いつなら行けるかで頭の中はいっぱい。早々に宿の確保をしてからは、何が出陳されるかで気もそぞろ。出陳品一覧が発表された暁には、長年会いたくて会いたくて仕方がなかった東大寺・僧形八幡神坐像のお出ましに、脳内は興奮のるつぼと化した4月8日(土 . . . 本文を読む
長引く体調不良のなか、細々と本の出版に関する作業は続けていた。心身症と診断されて、医師から負担を軽くするように言われ本の出版と10月の任務(?)を残し、ほかの活動は全て皆さんのご厚意に甘えてお休みさせてもらうことにした。そしてやっと、あけび書房から『私がタバコをやめた理由(ワケ) ―タバコ百害問答―』を出版する運びとなり、間もなく我が家に出来たてほやほやの本が届くことになっている。発売は9月23日 . . . 本文を読む
私がこの本を選んだ理由は、タイトルからではない。私が敬愛し、「日本の知の巨頭」と勝手に思い込んでいる土屋賢二(以下、敬称略)が「子供はなぜ勉強しなくちゃいけないの?」という問いに答える7人のうちの一人だったからだ。なので、「続」の前、2013年6月に出ている『子供はなぜ勉強しなくちゃいけないの?』は読んでいないし、知った今も、答える7人に荒俣宏以外は興味もなく、読む気すら起きない。ちなみに、その7 . . . 本文を読む
ミネルヴァ書房では、ミネルヴァ日本評伝選と題した一連のシリーズについて先人の人間知を学びなおそうという試みだと「刊行の趣意」で述べている。私が既刊の中からまず選んだのは、『北条政子』であった。北条政子は、私が日本史上で興味をひかれる人物の一人でその生涯には深く共感する部分も数多く、小学生の時からの私の注目の人である。著者は、あとがきにおいて、本書を書くにあたり心がけたことが二つあると書いている。( . . . 本文を読む
今から4年前、私は父を亡くした。父は、朗らかで豪快な山男だったが長年の喫煙が祟って、特発性間質性肺炎と肺気腫を発症し6年間の闘病生活を経て、急性増悪(病状が急激に悪化すること)で入院。約2か月の入院生活ののち、気胸を発症してあっという間に帰らぬ人になってしまった。その父が、入院中に書き残した『闘病MEMO』と題した日記は壮絶ななかにもユーモア溢れる、父そのものといった文章で遺された私たち家族にとっ . . . 本文を読む
昨年10月にお亡くなりになった天野祐吉(以下、天野さん)は、大変洒脱味のある方だった。朝日新聞の『CM天気図』や、本ブログでも紹介した「天野祐吉のあんころじい」でも洒落っ気と風刺の効いた文章を繰り出していた。ここで御紹介する『成長から成熟へ さよなら経済大国』は、天野さんの没後に出版されたがおそらく御本人は、遺書のような形で出版されることになると、思ってもみなかったのではないだろうか。天野さんは . . . 本文を読む
2008年5月初版の『悩む力』は、2008年6月30日の私の記事で皮肉たっぷりに取り上げたが『続・悩む力』は、その後の東日本大震災によって出現した「巨大な断層」を目の当たりにした著者が悩める近代を生きる手がかりを夏目漱石に求めて漱石の書き残したものをテキストにし、より掘り下げた力作である。さらに、漱石の思想に強く影響を与えた心理学者・ウィリアム=ジェイムズ人間の定義を「ホモ=パティエンス」(悩む人 . . . 本文を読む
麻生太郎元首相の唯一と言ってもいい功績は、「未曾有」という言葉を日本中に知らしめたことだ。しかし、彼は、自身が発した「さもしい」という言葉を「未曾有」ほどの勢いで認知度を高めることには成功しなかったようだ。麻生元首相が「さもしい」という言葉を遣った時、ネット上の「質問箱」のようなところで「さもしいってなんですか?」とか、「さもしいとさみしいは違うのですか?」という質問がなされ正直なところ、私は少な . . . 本文を読む
自分では気付かぬうちに、いろいろとストレスを溜め込んだのかとうとう睡眠中に呼吸障害が出るようになり、病院行きとなった「えっ?ぴすけにストレス?冗談でしょ~。 あの人は言いたい放題で、今はプーちゃんで気楽だし 人にストレスをかけることはあっても、ストレスがかかることなんて、万に一つもないない」私の直系一親等と、付き合いの長い友人を除き世の人々は、ぴすけをストレスと無縁な人間…、いや . . . 本文を読む
昨日、実家に馬鹿子叔父が鬼ユリ叔母と共に、娘と孫を同伴してやって来た私のいとこに当たる馬鹿子叔父の娘は、今年の2月に出産し、赤ちゃんは来月初旬に満5か月を迎える。ちょうど寝返りをうてるようになって、寝かせると、コロリと寝返りをうって胸を反らせているがそこからさらに寝返りをうって仰向けになることは出来ず、しばらくうつ伏せになっていると仰向けにしてほしいのか、抱っこをせがんでいるのかわからないが、可愛 . . . 本文を読む