ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

母の一周忌

2023-07-02 23:12:20 | 日常
母が自宅で倒れたのは、2021年7月7日でした。朝、デイサービスからの電話に母が出なかったため担当者が地域包括センターのケアマネージャーに連絡。ケアマネージャーから私に電話があり私が車で駆け付けたところ、リビングで母が倒れていました。今でも、母の胸骨を圧迫したときの体温や骨がたわむ感触母が息を吹き返したときの音、部屋の臭いまで生々しく覚えています。なんとか一命をとりとめた母でしたが約1年の入院期間 . . . 本文を読む

誰かの助けになるのであれば

2020-06-23 19:10:00 | 日常
暗雲は、昨年11月末ごろから漂い始めていた。最初は母の健康状態や認知機能の低下が激しくなった。追い打ちをかけるように、ダーリンの精神状態もよろしくない。そうしているうちに、いろいろなことが立て続けに起き在宅勤務で通勤せずに済む時間をブログに充てようという目論見はあっけなく崩れた。いわゆる「普段のくらし」のなかで発見したささやかだが大切だと感じたことを書き残そうとしたのだが…。ひ~っそ . . . 本文を読む

今年の新茶はう~まいぞ!

2020-05-22 11:28:37 | 味・食べ物
ワ~~~オ!今年の新茶は、味よし・色よし・香よしの三拍子そろったうまさ!日本茶が好きなので、各地のお茶を飲み比べていくうち静岡茶が好みに合っていることがわかりもうかれこれ10年以上、島田市の株式会社農家共同販売から新茶をこの時期に、秋詰み新茶を10月ごろに購入し続けている。農作物の加工品であるから茶葉の出来や製造過程での気温・湿度などの気象条件の違いによって毎年味や香りが違ってくるのは当然である。 . . . 本文を読む

私たちは変われるか

2020-05-09 12:06:36 | 日常
公衆衛生政策と自由権は綱引きの関係にある。公衆衛生政策で自由が制約可能なものとして位置づけられているのは伝染病の流行や差別・デマによって個人の生命はもとより、共同体の存続が危ぶまれる事態に陥ることを可能な限り阻止するためである。もちろん、自由の制限については科学的根拠に基づいた合理的判断と法的根拠が必要だ。それがなければ、「公衆衛生のため」という理由で権力の濫用を招きかねない。また、憲法を改正しな . . . 本文を読む

残したいものを残すために

2020-04-29 19:01:17 | 日常
当ブログを更新せずに長い月日が経っている。この間、書きたいことがなかったわけでも書きたくなかったわけでもないが、書くことができなかった。今、仕事も在宅になり日々通勤に費やしていた約4時間が家で使えるようになった。だからといって、何か取り立ててしているわけではなくかなり散漫な日常を送っていること自体おかしなものだがそれはそれで、よいと思っている。そこが執筆を生業としているわけではない、素人のお気楽さ . . . 本文を読む

熊鷹山ゆる登山

2019-04-29 23:35:58 | 登山(両毛・常総)
4月28日(日)林道作原沢入線(駐車場)→熊鷹山→アカヤシオの尾根→駐車場→宝生山→駐車場芝刈り爺さん・ぽぴさん・ダーリン・私の4人で栃木県佐野市の熊鷹山に、アカヤシオを愛でるゆる登山。ゆる登山であるから、林道を利用して標高約1100m地点まで自動車で入る。10時15分、駐車スペースに自動車を停め、身支度をして歩き出す。先発は芝刈り爺さんを先頭にぽ . . . 本文を読む

本福寺水御堂 ~安藤忠雄の寺院建築を訪ねて~

2019-01-06 23:57:24 | 旅・おでかけ
11月9日(金)高松で開催される学会に参加するため、ダーリンと前日に高松に向かう。当初は空路で向かおうと考えていたが、高松空港を利用したことがある知人から高松空港は霧が出やすく航行が不安定になることがあると伺ったため、取りやめた。姫路駅まで新幹線を利用し、3日間レンタカーを借りて姫路→明石→淡路島→鳴門→高松(2泊)→坂出→児島&rarr . . . 本文を読む

貧困と病者の救済に尽力した光明皇后と忍性の足跡を訪ねて

2019-01-05 23:57:07 | 仏教彫刻探訪
10月6日(土)今回の奈良への旅の目的は、盛りだくさんだった。・南山城の観音様を巡ること・僧形八幡神像のご開扉に参拝すること・中里恒子『誰袖草』の舞台・當麻寺を再訪すること・貧困と病者の救済に尽力した光明皇后と忍性の足跡を訪ねることこのうち、3つめまでは着々と実行。この日は4つめの目的を果たすため、まずは北山十八間戸を訪れた。JR奈良駅から青山住宅行きバスに乗り、東之阪町バス停で下車。バス停からそ . . . 本文を読む

當麻寺再訪 ~中里恒子『誰袖草』(たがそでそう)の舞台へ~

2018-10-31 23:58:43 | 仏教彫刻探訪
10月5日(金)午前中は、手向山八幡宮の転害会の神事に参列し東大寺勧進所八幡殿のご開扉で、僧形八幡神に参拝した後はいつもながら奈良を訪れると必ず行く場所である戒壇堂に向かった。おそらく、東大寺のなかで、拝観料を取って公開されている場所としては最も人が少なく、静かな場所。お父さん、また来たよ…、なんちゃって父に生き写しのような広目天に会うことは、奈良を訪れる目的の一つ。ひっそりと静かな . . . 本文を読む

手向山八幡宮転害会と僧形八幡神坐像ご開扉

2018-10-22 23:55:41 | 仏教彫刻探訪
10月5日(金)今回の奈良訪問は、この日だけご開扉される僧形八幡神坐像を参拝するのが目的だった。僧形八幡神坐像は、快慶の仏教彫刻のなかでも私にとっては最も魅力ある像で奈良国立博物館で昨年開催された特別展『快慶 日本人を魅了した仏のかたち』では神殿にお祀りされたような露出展示と、僧形八幡神の寂しげだが神々しく威厳に満ちたお姿に思わず神像の前でオイオイ泣くという姿を曝した私だった。 早起きして、8時 . . . 本文を読む