ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

御坂山塊毛無山 ~西湖を眼下に大展望~

2017-01-01 17:17:03 | 登山(伊豆・箱根・富士山周辺)

12月31日(土)

河口湖駅→毛無山登山口バス停→足和田山分岐→長浜分岐→毛無山→長浜分岐→
足和田山分岐→文化洞トンネル→西湖温泉いずみの湯→十二ヶ岳登山口バス停→河口湖駅


年末恒例の富士山周辺の山歩きは、ぴすけとダーリンは諸般の都合で31日しか都合がつかず
しかも12月のダーリンは過労死ラインを越える勤務でヘトヘトになっていたので、ゆる登山に決定。
山歩きステップアップを目指すマーさんにお声掛けしたら、ちょうど都合がつくというので
ダーリンにはゆる登山、マーさんにはこれまでのレベルを落とさない程度の山として
ぴすけが考えに考え抜いた結果、御坂山塊の毛無山に決定した。
帰りは、時間と体力に余裕があったら、温泉と山梨名物ほうとうつきのフルコースである。


河口湖駅9時10分発のレトロバス西湖循環線(グリーンライン)に乗れるよう
我々は大宮駅発の高速バスで、マーさんは電車で河口湖駅に集合。

河口湖駅から35分ほどバスに乗り、9時45分、毛無山登山口バス停で下車。
身支度を整えて、さあ、出発

バス停から文化洞トンネルに向かうと、左に十二ヶ岳登山道入口の道標がある。

9時55分、道標の指し示す登山道に入る。
この朝はとても冷え込んでいて、辺りは霜で真っ白。
アイゼンも持参したが、積雪はなく、それがとても幸いした。

文化洞トンネルを乗越す。

登山道に入ってから6分で、足和田山分岐に出る。
右に折れ、毛無山に向かう。

途中で10分間の休憩を入れて、11時5分、長浜分岐に到着。
この数年で地道に体重を増やしてきたダーリンはよほど体が重いとみえて
「ペースも全然ゆっくりじゃないじゃん。これじゃあ普段どおりだよ
と、ぼやく。
それよりなによりダーリンが驚いたのは、スクワットでパワーアップしたマーさんが
私とそれほど離れることなく、確かな足取りで登り続けていることだった。
マーさん、すごい

高度が上がるにつれ、眼下に河口湖が見え始めた。
再び、10分ほどの休憩を入れる。

頂上も近くなると、日陰には霜柱がたくさんできていて、ザクザクと踏みしめながら歩く。

ススキとササが広がる山頂直下は、足和田山稜と西湖を抱いた富士山が聳え、絶景

11時42分、毛無山山頂に到着。
山頂はそこそこ広さがあるものの、地面はぬかるんでねちょねちょ。
中央部に露出した岩があり、そこだけ乾いていたので、そこに座ってお昼にした。
マーさんは、富士山の大展望に大感激
それをいいことに、ぴすけは山座同定をしながらマーさんに
「あそこの山に登ると富士山がもっと大きく見えて、こっちの山だと順光できれいなんだよ」
と、マーさん山中(やまちゅう:山に行きたくなって仕方がなくなる)計画に余念がない。

こちらは南東の眺め。
遠く山中湖の湖面が光り、奥には三国山稜が、その左手には鉄砲木ノ頭が望める。

こちらは南西の眺め。
山頂からだと西湖は木に隠れてほとんど見えない。
富士山の裾野に、寄生火山が瘤のようについて見えるのが特徴だ。
山頂は風もなく暖かで、のんびりと40分も過ごしてしまった。
40分も過ごしたのに、もっとのんびりしたかったのか、ぴすけの出発の掛け声に
「えっ、もう行くの?」
と、ダーリン。
よほどお疲れと見えますな
12時20分、名残惜しそうなダーリンを尻目に、山頂を後にした。

西湖を眼下に眺めながらススキとササの中を下山。

正面に聳える富士山を足和田山稜が隠すまで、樹間越しに眺めながらの下山である。
だが…、登りでも霜が融けている箇所は多少歩きにくさを感じたが、下山ではうっかりすると滑る、滑る。
慎重に足を運びながら、13時43分、文化洞トンネル手前の登山口に無事下山した。
温泉とほうとうのフルコースに意欲を燃やす我々は、西湖温泉いずみの湯を目指した。

文化洞トンネルを抜けて西湖に向かう。

西湖畔に出たら、そのまま直進し、西湖の北岸を進む。

途中、右手に毛無山を望める場所があった。
毛無山はその名のとおり、ちょっと禿山状態になっているので、それとすぐわかる。
マーさんは、さっきまであそこにいたのかと、ちょっとびっくりした様子だった

左手に西湖を眺めながら歩くこと35分。

14時19分に西湖温泉いずみの湯に着いた。
河口湖駅に戻るレトロバス西湖循環線は30分に1本ある。
十二ヶ岳登山口バス停15時18分発でもよかったが、慌ただしいのも嫌なので
15時48分発に乗ることにして、ゆっくり温泉に浸かることにした。
いずみの湯のフロントには季節の湯として「柚子の湯」の貼り紙があり
てっきり柚子湯だと思ったぴすけとマーさんの期待値は高まったが
浴室に入ると、柚子の香りのする入浴剤が入っているだけで、二人ともがっかりした
内湯の湯温が熱かったので露天風呂にしか入っていないが
アルカリ性のお湯で、肌が少しぬるぬる、すべすべになるような泉質だった。
この日はたまたまかもしれないが、混雑もそれほどではなく、ゆっくりゆったり利用できたが
浴室から脱衣所に上がる足拭きマットがびちょびちょだったのと
この時は誰も利用していなかったので事なきを得たが、館内に喫煙室があるのがとても残念


河口湖駅行きのレトロバス西湖循環線は5分ばかり遅れてやってきた。
河口湖駅で降りた我々は、駅前のほうとう不動河口湖駅前店にまっしぐら
名物不動ほうとうを注文し、待つこと暫し。

熱々のほうとうが運ばれてきた。
実はぴすけ、以前はほうとうがあまり好きではなかったのである。
ところが、2009年の三ツ峠の帰りにこちらのほうとうを食べて
「ああ、おいしいほうとうってあるんだな」
と、しみじみと感じたのだ。
それまでぴすけが食べてきたほうとうは、おいしいほうとうではなかったということだ。
そして一昨年、三方分山の帰りにこちらのお店に寄ったところ
スープがなくなってしまったということで、泣く泣くほうとうをあきらめざるを得なかったのである。
そのほうとうが、今、熱々で目の前にある
帰りのバスの時刻もあったので、熱々だったが食らいつく。
コシのあるほうとうと、たっぷりの野菜、味噌味のスープ、どれをとってもおいしい
隣でダーリンは
「フーフーあっちぃフーあっつ、あっち
と言いながら、熱々のほうとうを食べている(この後、舌がやけど気味になったようだ)。
マーさんは、帰りは電車で時間に余裕があるのと、猫舌だということで、ゆっくり食べている。
ぴすけは熱い食べ物は大得意なので(食道がんになりやすい)、いちばん早く完食。
マーさんのお言葉に甘えて、バスの時刻が来たので我々は先に店を出た。
マーさん、ありがとうね
定刻の17時18分より遅れてきた大宮駅行きの高速バスに乗り
車中で爆睡したのは言うまでもない



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しかったフルコース (マー)
2017-01-01 19:37:02
1カ月に1回、目標の山登り。
12月は、2回山登りできて嬉しかったです。
ねちょねちょゾーンは、ヒヤヒヤしましたが、
スキーの要領で下山したら
楽しめました。

温泉に向かうトンネル内で口笛~♪
最高でしたね。 うちの近くにも欲しいなー。
口に冷たい風が入ったときは、焦りましたが。

最高の年末でした。
ほうとう、本当に美味しかった😁
誘って頂けて感謝~。

寿美子さん、夫婦の中に混ぜて頂いて
ありがとうございます。
2人の真ん中にいて、
とても暖かかったです。幸せ~。
返信する
口笛お上手ですね (ぴすけ)
2017-01-01 20:04:55
マーさん、マーさんの口笛がトンネルの反響で響き渡って、とくに高音の伸びが素晴らしかったですよ。
口笛、お上手ですね
私が吹いた口笛が、「富士の山」だとわかってもらえてうれしかったです。

初日の出は見られなかったけれど、年納めの富士山も良いものでしょう。
昨日は登り始めから下山するまで、誰にも会わずに絶景を独占できましたものね。
幸せ~
返信する
ありがとうございます。 (マー)
2017-01-01 23:24:38
区民ひろばに感謝です。
2016年は、ひろば三昧してました。

富士の山だとわかったわけは、
カラオケで歌ったからで~す。

わたしにとって禁煙でとてもいい場所です。
そして、私の好きな曲です😁

山の貸し切り、嬉しかったですね。
ついてる~👍
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山の貸し切り (ぴすけ)
2017-01-02 20:19:00
マーさん、登り始めてから下山するまで誰にも会わなかったことは、私でも滅多にあることではありません。
そうです、私たちはついているのです。
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