ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

「まちむらのぶたか」の正体

2012-03-28 23:47:09 | 日常
27日(火)の報道ステーションで、我が耳を疑いたくなるような内容が放送された。私は自分の記憶力に関してそこそこの自信はあるが、一言一句覚えているわけではないのでそこは御容赦いただくことにして、『原発再稼動 私はこう思う』というコーナーにおける自民党衆議院議員の町村信孝(以下、固有名詞全て敬称略)の意見を取り上げてみたい。元通産省の官僚で原発を推進してきた町村が、原発の再稼動を訴えたところで驚きもし . . . 本文を読む

経験による惰性は堕落へと向かう

2012-03-22 23:14:25 | 日常
埼玉県東松山市で起きた足場転倒による痛ましい事故は建物と足場が固定されていないことによる人災である。倒れた足場の下敷きになり、命を落とし傷を負った2人とその家族を思うと、たまらなくやるせない。建物と足場を固定せず、責任者が現場を離れることがどのような事態を招くのか想像せずともわかるだろう。ましてや足場を組む職人として、建物と足場を固定するそもそもの理由を理解していればなおさらである。足場を組んだ職 . . . 本文を読む

『幸・不幸の分かれ道 考え違いとユーモア』土屋賢二

2012-03-15 17:53:46 | 
いつから土屋賢二(以下敬称略)の文章を読むようになったのだろう。最初に読んだ本も何か忘れてしまったし、何がきっかけだったのかも覚えていない。だが、娘が小さい時に著者の「お笑いエッセイ」なる文章を読み聞かせていたのだからかれこれ十数年来の付き合いということになろうか。当時から、著者の書いた物を読んでくれとせがんだ変な娘はますます磨きがかかり(敢えて「何に」とは言わない)、今では私から本を借りて寸暇を . . . 本文を読む

どこで春を感じますか

2012-03-12 16:51:51 | 日常
住まいとしているマンションの掲示板に貼ってあった、庭木剪定のお知らせは読んでいた。なぜこの時季なのか訝しく思ったが、業者の都合やらなにやら、いろいろとあるのだろう。今朝9時頃にベランダ側の階下が騒がしくなったため、ベランダに出てマンションの庭を見ると造園業者の職人だろうか、2人の作業服姿の男性がなにやら話し合っている。どうやら作業の手順を話しているようだ。ぴすけの住まいは南東向きの棟の3階で、マン . . . 本文を読む

東京大空襲を語った祖母から学ぶ

2012-03-09 22:44:24 | 日常
明日3月10日は、第二次世界大戦中に東京が受けたアメリカ軍による空襲のなかで最も規模が大きかった、いわゆる「東京大空襲」が行われた日である。私の両親は東京出身(母は秋田生まれだが、生後8か月で家族と共に上京)で先の大戦中、父の家族は本所区(墨田区)平川橋で、母の家族は足立区長門町で暮らしていた。幼い時から聞き取り調査が大好きだった私は、共に住んでいた祖母(父の母、1908年生まれ)に浅草オペラや「 . . . 本文を読む