ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

足和田山ハイキング

2014-12-31 17:37:36 | 登山(伊豆・箱根・富士山周辺)

12月30日(火)

一本木バス停→足和田山→三湖台→紅葉台→鳴沢氷穴→氷穴バス停


暮れも押し詰まって、山歩きをする人は少ないだろうと、人の少なさを期待して
ぴすけとダーリンはよろもんさんをお誘いし、足和田山ハイキングに出掛けた。

新宿駅8時14分発のホリデー快速富士山1号は、河口湖駅まで直通だ。
10時26分、河口湖駅で下車し、遅れてきた本栖湖行きバスに乗車。
親切で粋なバスの運転手さんの「良い旅を!」の言葉に見送られ
11時13分、一本木バス停から、バスで来た道の北側に延びる道を北に進む。

11時18分、有害鳥獣侵入阻止のためのゲートから東海自然歩道に入る。
途中、富士山が眺められる露岩を経て、ほどなく尾根に上がる。
この登りが、最近どうも体が重いダーリンには応えたらしく
ゼーゼーハーハ―フーフー時にはヒャーという音が、背後から聞こえてきていたのだった。
後で歩いたペースを計算してみると、参考にしていた地図のコースタイムより10分早い。
ちょっと登りに飛ばしすぎたかもしれない。

バス停を出発してから約1時間後の12時15分、尾根に出て左手へと進む。12時20分、展望台の建つ足和田山山頂に到着。

展望台の北面は、樹間から河口湖と御坂山塊東部の山並みが眺められる。
山頂の日の当たるベンチで昼食をとる
昼食を食べている間、初めて三湖台の方角から2人のハイカーがやってきた。
この日、最初で最後に会ったハイカーであった。
2人は展望台に上って、少しベンチで休むと、すぐにまた三湖台の方角へと戻っていった。
楽しく話しているうちにあっという間に時間が経ち、12時55分に山頂を後にする。

この日までにやはり雪が多少は降ったようで、尾根筋は凍った雪に覆われていた。
この写真で見てもわかるのだが、左手に幅の広い作業道と東海自然歩道が並行し
東海自然歩道が尾根筋を通り、作業道は巻き道のようになっている。

左手の樹間からは、常に富士山が眺められるのがうれしい。

ドーン!
13時57分、三湖台に到着。

展望台から眺める山々は、目に沁みるほど青かった。

「樹海」とはよく言ったものよ。
御坂山塊西部の山々の裾野が、まるで岬か半島のように木々の海へと突き出している。
西湖・精進湖・本栖湖はもともと一つで剗海(せのうみ)と呼ばれ
富士山の北麓で広大な面積を有していた湖であった。
剗海は貞観6(864)年の富士山の貞観大噴火で、溶岩流によって大部分が埋まってしまった。
西湖と精進湖は、剗海の一部が埋まらずに残ったもので
西湖・精進湖・本栖湖の3湖は今も水位が連動しており、水中では繋がっていると考えられている。

14時9分、三湖台を後にする。

三湖台を出て10分後の14時9分、紅葉台に到着。
150円を支払い、レストハウスの展望デッキに上る。
レストハウスの御主人お手製の簡易方向盤を渡され、それを見ながらデッキに上がれば
その方向盤が本当によくできていると感心するほど、山々や建物の所在が良くわかる。
我々がああでもないこうでもないと話していると、御主人がデッキに上がってきてくださり
富士山の五合目のお話などをしてくださった。
ありがとうございました
14時25分、紅葉台レストハウスを出て、レストハウスの裏手を回り東海自然歩道へと戻る。
と、よろもんさん、凍っている路面で転倒。
とても心配したが、うまく転んだようで、何事もないとの自己申告。
とにかく無事でよかった
ここまで尾根筋は、凍結とぬかるみの混じった歩きにくい道のりであった。
と、紅葉台からの下山中に、ぴすけがぬかるみで転倒。
自分でも意識せず受け身の態勢がとれたようで、こちらも少々膝を打ったものの無事であった。
次はダーリンかと、気を揉んだが、何事もなく下りは終わった。

国道139号をトンネルでくぐり、樹海の中を鳴沢氷穴へと向かう。
紅葉台の御主人の話では、地図のコースタイムより大幅に時間が掛かるとのことだった。
御主人の話のとおり、鳴沢氷穴に着いたのは15時であった。
氷穴見学に15分、バス停まで10分掛かると考えると、時間に余裕がないのは目に見えていた。
氷穴見学はまた次のお楽しみということにして、売店で買い物と休憩時間を取り
15時27分発のバスに間に合うように鳴沢氷穴を出た。
氷穴バス停でバスを待っている間、西に傾いた日が、やわらかな橙色の光を放っていた。
6分遅れで到着したバスは、その後れを取り戻すかのように走りに走り
定刻の15時52分に河口湖駅に到着。
河口湖駅16時発のホリデー快速富士山2号で家路に就いた。


よろもんさん、ちょっと物足りなかったでしょうか。
次回は、今回行けなかった三方分山などはいかがでしょうか。



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