新・カメの菊五郎の独り言

多摩市在住のカメ育てに苦労中の普通の会社員。×1です。

施政方針演説を聞いてきた

2010-02-28 20:28:32 | 国際・政治
2010年02月26日(金)に、多摩市の3月定例会の初日を傍聴してきた。

初日は、会議の期間の決定、各種報告や3つの議案の採決のあと市長の施政方針演説でした。
この記事にもあるように、現市長は4月の市長選に出馬しません。
という事は4月以降、確実に市長ではない人の施政方針演説を聞いたりそれに対する一般質問はなんだか虚しいです。
同じ感想を、
 ・遠藤めい子議員
 ・岩永ひさか議員
の少なくとも二人の議員さんもお持ちのようです。

施政方針演説の内容や感想を述べる前に書きたい事がある。

それは、市長選挙と市議会選挙の日程に関してである。
会計年度の開始時期を変更するのは大変だろうから選挙日程を変更出来ないだろうか?
以前に比べて統一率も下がっている事だし。
それに今回のように市長の政策が反映出来ない予算(骨格予算)や施政方針演説を聞くのは虚しい。

私の提案は以下。
 ・市長選は、11月の第2か第3日曜日に統一
 ・市議選は、11月の第2か第3日曜日に統一で、市長の任期の間(中間選挙風にする)
そして、市長も市議も任期は翌年の1月1日から4年間。
選挙から12月31日まで、市長の引継ぎ期間とする。
そして、2月3月を新年度の予算審議にあてる、国家予算のような公聴会を開いて専門家や一般市民の声を聞く機会を持つ。
地方自治法等の縛りの有無は一切考慮していませんのであしからず。

原口総務相さん、検討してみてくれませんかネ?

さて、ここから渡辺市長最後の施政方針演説を聞いた感想を書きます。
施政方針演説の詳細はこちら
演説の内容は、大きく6つに分かれていた。
 第1:2期8年を振り返って
 第2:歴史的な時代の転換期にあって
 第3:多摩市を取り巻く社会経済の動き
 第4:市政運営に対する基本的な考え方
 第5:3つのまちづくりの優先分野の実現
  1:まちづくりの優先分野1 だれもが自分らしく、まなび、育ち、自立できるまちづくり
  2:まちづくりの優先分野2 みんなが支え合い、安心して暮らせるまちづくり
  3:まちづくりの優先分野3 活気とやすらぎが調和するまちづくり
 第6:新たな時代に向けて
傍聴席に演説の内容のプリントがあって、傍聴者が手に取れるようになっていると凄く良いのにと思いました。
ネットに公開すればそれですべてOKって事でないだろうに。
この辺がどうなんだろう?

まぁ、言っている事は分かるのだがやはり4月からは首長ではない人の話だと思うと身を入れて聞けなかった。
その中でも市長が力を込めていたのは、
 ・新しい公共
 ・信頼回復(汚職事件を受けて)
のあたり。
確かに鈴木前市長の汚職事件からの再出発を受けてだから信頼回復第一から始まったのでそれは評価できるしそれ以外にも共感出来る部分もあったのだが、新しい公共の部分やその他の部分ではちょっと・・・の部分があった。

でも演説を聞いて驚いたり、共感した部分もあった。
 ・フィルムコミッション事業へ力を入れる
 ・出生率が上がった事(0.98:H15→1.19:H20)
 ・ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン接種に係る経費
など。

でもフィルムコミッションに関して言えば、今一つ関わり方が中途半端。
次期市長がフィルムコミッションをどう考えるかしらないが、思い切った判断をして欲しいと思う。もっともフィルムコミッション以外でも必要であれば他の項目に関しても英断・決断をして欲しいものである。

3月10日(水)~3月16日(火)の期間に行われる、予算特別委員会にはなるべく足を運びたいと思います。

カメの菊五郎でした。