新・カメの菊五郎の独り言

多摩市在住のカメ育てに苦労中の普通の会社員。×1です。

「たくさんのタブー」を読みました

2009-04-07 07:00:48 | 本と雑誌
星 新一著の「たくさんのタブー:新潮文庫」を読んだのでその感想などを。

星氏と言えば、”ショートショートの神様”と呼ばれ、生涯で1001編以上の作品を残しているそうです。
沢山の作品があるなかで、有名な登場人物は、”エヌ氏”。
残念ながら今回の「たくさんのタブー」に、”エヌ氏”は登場しません。

さて、「たくさんのタブー」に収録さているのは、以下の20篇。
 ・解決策
 ・重要な部分
 ・おかしな青年
 ・逃亡の部屋
 ・勧誘
 ・車の客
 ・うけついだ仕事
 ・ひとつのタブー
 ・死ぬほど
 ・知人たち
 ・あれ
 ・親子の関係
 ・背中のやつ
 ・少年期
 ・きょうという日
 ・海岸のさわぎ
 ・頭のいい子
 ・悲哀
 ・きつね小僧
 ・タロベエの紹介

どの話も、それぞれに面白いのですが幾つかの話に短いコメントを、
 ”重要な部分”:まさに、ものはいいよう。この方法でやる気が起こるなら十分に”アリ”
 ”ひとつのタブー”:人は困った時、何を信じて判断すればいいんでしょうね?仕事、神、それとも・・・
 ”あれ”:世の中、そんなもんだろうなと思ってしまった。”あれ”にも色々種類があるでしょうし
 ”親子の関係”:痛い話。最後のオチは、最高
 ”背中のやつ”:私も、”背中のやつ”が欲しい
 ”頭のいい子”:こんな子供ばかりが増えたら、この国は終わりだ。
 ”悲哀”:いい事ばかりなんてありえませんよね、やっぱり。
と言ったところ。

やっぱり単純に面白いとか悲しいとか楽しいだけではなく、どこかに”毒”が無いと人生は面白くない。
でも”毒”は、扱いに注意しないとネ。

カメの菊五郎でした。

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