新・カメの菊五郎の独り言

多摩市在住のカメ育てに苦労中の普通の会社員。×1です。

61年目

2006-08-15 18:42:49 | 日記・エッセイ・コラム
今日は、61回目の終戦記念日です。
小泉総理大臣が今日午前、靖国神社を公式参拝しました。
現職首相が8月15日に参拝するのは、1985年の中曽根首相の公式参拝以来21年ぶりだそうです。
私も一国の首相が終戦記念日に先の大戦で亡くなられた方々に追悼の意を表すことに賛成ですが、いくら公約だからと言って、わざわざ近隣諸国との仲がより一層悪くなるような事をするのだろうか?
同じ公約でも票に繋がる靖国は守って、票にならない赤字国債30兆円以内の発行は守れないとう事だろうか?・・・。

昨年は、内閣総理大臣談話を引用しましたが今年は談話が出ていませんので、「全国戦没者追悼式 内閣総理大臣式辞」の全文を以下に引用します(こちら)。
 天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族及び各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式をここに挙行いたします。

 先の大戦では、多くの方々が、戦場に散り、戦禍に倒れ、あるいは戦後、遠い異境の地に亡くなりました。

 また、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。

 終戦から六十一年の歳月が過ぎ去りましたが、今日の平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とした方々の尊い犠牲と、戦後の国民のたゆまぬ努力の上に築かれています。

 世界中の各国・各地域との友好関係が、戦後の日本の安定を与えてくれていることも忘れてはなりません。

 私達は、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく次の世代に継承する責任があります。

 本日、ここに、我が国は、戦争の反省を踏まえ、不戦の誓いを堅持し、平和国家日本の建設を進め、国際社会の一員として、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していくことを誓います。平和を大切にする国家として、世界から信頼されるよう、全力を尽くしてまいります。

 終わりに、戦没者の方々の御霊の安らかならんことと、戦没者遺族の今後の御平安と御健勝を心からお祈り申し上げて式辞といたします。


平成十八年八月十五日
内閣総理大臣 小泉純一郎


平成17年の終戦記念日の記事にTB。