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一口坂

何度か、ブログには書いているように東京は坂の多い町です。
丁寧に坂の名前の由来が書かれている札がたっていることもあり、なかなか興味深いです。

昨日は、九段に出かけました。
ここには一口坂という坂があります。この坂を下る途中には、私が大学を出たあと 1年間通った中国語研修学校がありました。毎日この学校で、通訳、翻訳、文学、政治、現代史など中国に関する事を学びました。劣等生の私は、憂鬱な気持ちでこの坂をくだっていたのも懐かしい思い出です。

さて きょうは、一口坂について書こうと思い、インターネットで調べて本当に驚きました。ずっと「ひとくちざか」と思っていたのですが、なんと「いもあらいざか」ということをしりました。

千代田区観光協会の説明は次のように書かれています。
「靖国通り」から、九段北三丁目と四丁目の間を新見附橋の方へ下る坂です。正しくは「いもあらいざか」というのだといわれています。いもあらいとは、疱瘡(ほうそう)のことを「いもがさ」とか「へも」と呼び、「疱瘡を洗う(治す)」という意味からきています。この近くに疱瘡に霊験あらたかな社でもあったのでしょうか。

いやはや ひとくちざかと平気で言っていたようで恥ずかしい限りです。
学校に通っていた頃は、同級生たちとYIKOUBAN と中国語で発音していたので気がつかなかったのかもしれません。(と苦しい言い訳)

勉強になりました。


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