主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

クリア後感想~世界樹の迷宮3

2013-03-31 20:49:48 | クリア後感想
4が出て1のリメイク?(新作はキャラ固定になっているようだけど、リメイクとは違うのかな?)が出ようというこのご時世に、やっと3をクリアしましたよ。
4はまだやらない。


*タイトル
「世界樹の迷宮3」

*ストーリー
いざ、波間に浮かぶ海都へ
世界樹の迷宮への挑戦ははじまった
それは太古の蒼き深淵の底への旅
闇夜の影の虚空を際めん道のり
その意味すら知らぬまま
君たちはアーモロードへ向かう
(取説より抜粋)

ということでシリーズ3作目。
今度は地上のダンジョンと海を探索をする冒険です。
今回は、ストーリー上で分岐があり、エンディングへ向けて幾つかのルートが存在します。


*システム
シリーズ物の3作目です。
より便利に、出来ることが増えました。

まず冒険者ギルドでギルドを作り、そしてギルドメンバーのメイク。
ジョブが一新、キャラメイクにおいてカラーバリエーションが増えました。
ストーリーが進むとメインのジョブの他にサブとしてもう一つのジョブを設定することが出来るようになり、益々戦略性が増しました。
また、パーティーメンバー5人の中から1~5人選ぶことで使えるようになるリミットスキルというパーティー技(回復から攻撃、補助にアイテムドロップ関係と多彩)も追加されました。

ダンジョンの探索自体はそれまで同様ですが、図鑑を埋める上で便利なアイテムが登場しています。
モンスターが落とすアイテムには、通常の物、ちょっと落としにくい物、撃破時に条件を満たすことによって落とすレアな物の3種類が存在しますが、それらを一気に落とさせるアイテムが出来ました。
ストーリー上のラストボスを倒すまでは、宝箱で拾える数個しか手に入りませんが、ボス戦で使うことと非常に便利なことに。
このアイテムは、ラストボスを倒した後に行ける階層のモンスターから素材を手に入れることで、お店に売りに出されます。

お店には鍛冶の機能が追加。
武器に属性やステータスアップなどの追加効果を付けられるようになりました。

3で追加された海の探索モード。
船に食料(移動距離が決まる)と追加装備(移動距離が増える、お金稼ぎの漁で漁獲高が増えるなど幅広い)を載せて、海を探索します。
島や都市などに着いたら、出発地点であるアーモロードの港でその場所に対応するクエストを受けることが出来るようになります。
このクエストでは各場所ごとに3つずつ同一ボス討伐(NPCの加わり方が3通りある)があり、各場所で一度クリアするとリミットスキルが追加されていきます。
またクエストごとに限定装備を入手することが出来ます。


*まとめ
1から2になって便利になったマップ機能が、更に便利になっていました。
自分で設定したルートをオートで歩かせることが出来るようになりました。
これは地味に便利です。何度も通う道を一々手入力しなくて良くなります。
キャラメイクでメインとサブの職業を選べるのも良いですが、私に一番画期的だと思ったのは、コモンスキルに「聞きかじりの経験」という控えメンバーにもダンジョン探索の経験値がある程度の割合で入るようになったことです。
これにより、様々な状況で違うスキルを持ったキャラが欲しくなった時に、レベル上げがさほど必要もなく入れ替えられることが出来るようになりました。
また敵との遭遇率を0にするスキルを持つ職業が出来、お金稼ぎのために採取・採掘・伐採だけをさせるためだけのキャラを育成するのも容易になりました。
これにより2の時以上にお金稼ぎが楽になっています。
ただ、遊びやすくする為か敵が弱体化されているのが気にかかる所。
1や2で出会ったら「全滅かも!!」と思わせてくれていた雑魚モンスター達が、弱くなっています。
(最初のED以降に行けるようになる階層からは歯ごたえがある敵が登場しますが)
ストーリーにおいては、初のルート分岐。強くてニューゲーム状態なので、周回は容易いです。
初登場の海上の探索もパズルのようで面白かったです。(後半の都市に辿り着くルートを見つけるのはなかなか難しいです)
そこで受けられる1都市当たりの討伐ボスは1種類のみですが、NPCの加入パターンが3通りあり、自パーティーとのバランス
を考えるなどの工夫が必要でした。

1,2のつもりでプレイすると、レアアイテムが手に入りやすい、全滅しにくいとやや拍子抜け、新規で始める人にはちょうど良いくらいの難易度、と思いました。
コツコツとダンジョンを探索するのが好きな人にお薦めです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2013-03-25 20:51:53 | 読書
小野不由美著『鬼談百景』
短い物は1ページ、長くても5ページ程度の、短い怪談話、不思議な話が99作品載っています。
雑談で聞くようなお話レベルなので、怖さも控えめ。(勿論、怖い物もあります)
前に読んだ『残穢』に出て来たエピソードもあります。
なるほど、こういう小話を元にぐっと広げるのが作家さんという物なのね、と思わせてもらいました。
ちなみに私が唯一体験している怪談系?のお話を1つ。
私が行っていた高校は刑場跡地だったそうです。
校庭には大きな楠があって、この楠で罪人の首を吊っていた、というお話が伝わっていました。
そして、それを裏付けるかのように毎年、楠の前でお祓いが行われていました。
私が2年生だった年の真冬。季節外れにも校内で結膜炎が大流行致しました。
そして、それは、その年の秋に行われたお祓いで御神酒の数をケチったせいだ、としばらく生徒の間で噂されたのでした。

すいません、全然怪談ではなかったですね。
1,2月頃に結膜炎が流行ったのは事実です。しばらくの間、洗面所に消毒液の入った洗面器が配置されていました。


恩田陸著『夜の底は柔らかな幻 上・下』
最近はミステリーが続いていましたが、久しぶりSFファンタジー作品。
と思ったら、最近の作品ではないのですね。
2006~2009年に雑誌で連載されていたのが、加筆修正された作品でした。
私は、やっぱりこういう不思議なモノがある世界のお話が好きだなあ。
あと「麦の海に沈む果実」系のお話。


高野史緒著『ヴェネツィアの恋人』
私が住んでいる市の図書館に、高野さんの作品は全部はないのが惜しまれます。
が、何かしらの賞を受賞されると、急に本が入ることがあるので、ちょっと期待している所でした。
そんな所に、新しい短編集が入ってきましたよ。
幻想歴史小説ではなくSF作品が主。
この方の短編は初めて読みましたが、どれも私には良い印象。
「空忘の鉢」というお話が一番好みでした。
今後も注目な作家さんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の読書

2013-03-12 08:42:55 | 読書
花粉のせいで眼鏡ライフを送っています。普段より視野が狭いし、物が小さく見えるし、遠近感がおかしいし、顔が重いしで(鼻っていうよりは顔ってかんじ)、イライラが貯まっていますよ。


七河 迦南著『空耳の森』
裏表紙の案内では数作品の粗筋が書かれ短編集ということは知らしめていましたが、前作、前々作との関連は書かれていませんでした。
なので、新境地で書かれたものと思っていたのですが、最後のお話で、短編の幾つかが関連作であったことが明らかに。
1話目の短編は起承転結が急すぎて、「うーん、この調子なら読むの止めようかな」と思いましたが、2話目で持ち直し。
それ以降は、お話は淡々と進んで行き、最後で「へえ」と思うような、ちょっとした転換がある作品が並んでいます。
この淡々とした部分が微妙かなあ。
シリーズ以外を書かれたら、どうなるのか今後も気にしていきたい作家さんです。


海堂 尊著『スリジエセンター1991』
桜宮シリーズの外伝的ストーリーの方の続編。
高階先生と藤原婦長さんが手を組んだその時や、速水先生が登場したりとかなり本編スタート時のかなり近くまで来ましたよ。
もう、ここまで来ると一番最初から順番に読まないと、面白さがないような気がします。
本編を含めて時系列順に読むのが一番いい気がする。(つまり本編は後回し)
とはいえ、この一件での語り手である世良の本編登場までの経緯が語られるなら、本編は更に後回しになるねえ。
シリーズがぜーーんぶ終わって一気に読む方が楽しいかもしれない。
よし、完結の暁には、そのように読み返してみよう、そうしよう。


冲方 丁著『光圀伝』
結構厚い本ですが、時間が許せる限り一気読みしたくなった本でした。
ほんと面白い。
光圀さんは、時代劇のおかげでかなりの知名度だと思いますが、実態を知っている人はそんなに多くないのではないかなあ、と勝手に推察しています。
かくいう私自身、実際は時代劇と違って全国漫遊はしていない、『大日本史』を編纂したぐらいしか知りませんでしたよ。
苦悩から荒れた少年時代を経て、学に目覚め、詩歌に情熱を捧げ、己の義を探していく様が読み応えがありました。
某国営放送の大河ドラマの原作向きだと思いますよ、この作品。
やらないかな。
冲方さんの作品はまだ3つ(2つ時代小説、1つSF)しか読んでいませんが、このまま様々なジャンルで小説を書いて貰いたいですね。
某田中さんは、エンターテイメントから時代小説に行ってほとんど帰ってこないけど!
いくつものシリーズを放置した恨みは深いぜ!


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする