主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2012-03-22 20:34:25 | 読書
小松 左京著『虚無回廊 1』
私の読書の基本はミステリーですが、時々SFが読みたくなります。

琴座と白鳥星の間に想像を絶するほど巨大な謎の物体が現れた。
「SS」と名付けられたその物体の探計画が進められる。
地球から片道30年以上もかかる距離に人間を送ることはほぼ不可能。
そこでAE(人口実存)と呼ばれる知性を持ったコンピューターを乗せた探査用宇宙艇が向かった。

というところから始まりますが、物語はすぐに過去のAEが開発されるに至る状況まで戻されます。
でもって、いよいよSSに到着というところで、終わりです。
なんて良い所で切れるのよ!
続きが気になるじゃないの!
さっさと次を借りに行かねば。


大崎 梢著『キミは知らない』
悠奈の学校に臨時教員としてやってきた津田先生。
図書館で亡父の著作本を手にしていた先生を偶然見かけ、以来、家では話しにくい父の話をしていた。
しかし、先生はある日突然、姿を消した。
ほのかに想いを寄せていた悠奈は、偶然、現在の津田の住所を驚く。
そこは亡父が残した手帳に書かれていた住所だった・・・。
父は旅行先で知らない女性と共に焼死していたのだった。
もしかして、先生が学校に来たのは自分と何か関係が??
悠奈は津田がいるその場所に行ってみることに。

さて、その住所に行くとまあ、次から次にあれこれ起きて、目まぐるしい展開です。
しかも、それが少々突飛というか、出来過ぎというか。
色々な小説、漫画で見かけるような展開が、どんどん押し寄せてきます。
はっきり言って、今まで読んだ大崎さんの作品の中では一番駄目です。
中学生ぐらいまでなら面白いかもしれない。


近藤 史恵著『サヴァイヴ』
『サクリファイス』『エデン』の続編短編集です。
『サクリファイス』より前の話、『エデン』より後の話、脇役だった人が主人公の話、と各種取りそろっていますが、どれも面白く読めました。
近藤さんはこのシリーズが一番面白いですね。
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本日の読書

2012-03-08 20:53:54 | 読書
三浦 しをん著『極め道―爆裂エッセイ』
「類は~~」と言う言葉を思い知らされる、しをんさんとお友達の会話が楽しいです。
人生にはそんな友人がとても大切だと思います!
私も世間に隠した趣味や昔読んだ漫画や小説のお話をしてくれるネッ友さん達が出来て、幸せです。
いやあ、本当インターネット様々ですよ。
そんな皆さんと、いつまでもお付き合い出来る日々が続きますように。

(しかし、数週間前、つぶやきの方で、「エリア88」話をしているお友達2人の会話に割り込んで行った割には、よく覚えていなくて滝汗状態だったのですがね。語りたいと言い張った「ヨコハマ物語」もかなり怪しかった。)


高橋 由太著『もののけ本所深川事件帖 オサキ婚活する』
勤める店のお嬢さん・お琴に思われ、主人も周吉を婿にと望むものの、オサキモチであることもあって周吉はすっかり遠慮気味。
そんな周吉の態度に主人は、お琴の見合い話を頼んでしまった。
疱瘡をまき散らす怪異疱瘡婆の噂に巻き込まれ一騒動。


坂木 司著『ウィンター・ホリデー』
『ワーキング・ホリデー』の続編です。
突然現れた息子に驚いたものの、一夏を過ごしてみれば、しっかりと父子の絆が出来てすっかり嬉しくなった元ヤン・元ホスト・現宅配便ドライバーのヤマト。しかし、しっかり者で所帯じみた小学生の息子・進からはなかなかメールが届かずやきもき。
そして、再び共に過ごせると待ちわびた冬休みがやって来た!

脇役のキャラの方にもなかなか驚きの新展開がありましたよ。
もうちょっとこの親子のお話を楽しませて貰いたいですね。
しかし、元彼女とよりを戻すのはどうかなあ。


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クリア後感想~幻想水滸伝 紡がれし百年の時

2012-03-05 21:41:04 | クリア後感想
*タイトル
「クリア後感想~幻想水滸伝 紡がれし百年の時」

*ストーリー
300年前から100年ごとに現れる怪物。
あらゆるものを喰らい、増え続ける恐るべき魔物であるその「百年目の怪物」は、英雄達の活躍によりなんとか倒され、人々は生き残っていた。
そして、今年はその百年目。
テルベの村の若者、主人公、ミュラ、ジーノの3人は、そのときに備え、日々修行に励んでいた。
ある日の修行の帰り道、ついにその時が。
戦えないジーノを村への警告に帰らせ、ミュラと戦う主人公。
倒しても、次々と現れる怪物。
近くの砦の遺跡に逃げ込んだ二人。
そこで、彼らは謎めいた少年ゼフォンと出会い、時代樹の存在とその力を知ったのであった。

時代樹の力-100年前の世界に行くことが出来る-を用い、現在を変え、過去の英雄から技を学び怪物を倒していく。
しかし、世界は怪物により危機に瀕していても、その世界に生きる人々の対立は起きるのであった。
怪物に備え近隣の町を強硬に従えるアイオニア聖皇国とそれに反発する地方の町。
そして、その中から「朱キ斧」と名乗る怪物を操る組織が現れるのであった。
主人公達は、アイオニアへ従属する気はないものの、「朱キ斧」のその力を見過ごすことは出来ず、彼らを追い始めるのであった。


*システム
今回は次第に広がっていくワールドマップの行き先を指定して、中に入って移動という形式になっています。
町を指定すれば、町の絵が示され、その中にある施設を指定して中に入るようになっており、町中を歩き回ることはできません。
(これに対する批判をあちこち見ましたが、私は今回のカメラワークの不便さを思うとこれで良かったと思います。)
フィールドを指定するとここは従来のようなフィールド画面内を移動するようになります。
ただの森、平原であれば、ミニマップが表示されます。
ダンジョンの場合はごく狭い範囲だけが指定されたミニマップが表示されます。
最初はカメラワークの悪さから、ダンジョン内を巡るのがそりゃもう面倒くさかったのですが、次第に慣れてあまり困らなくなりました。(が、やたらと壁、段差で引っかかるのは最後まで腹立たしかったです)

本拠地も、同じく1枚絵だけが表示され、部屋を指定して場面移動するだけしかできません。
本拠地内での会話イベントは厨房でちょっとあるくらいです。
厨房では食事をして、翌日のステータスを上げたり、友好度をあげることできます。
友好度を上げるとサブ職業を覚えることもあるそうですが、私は一つとして覚えることなくクリアしてしまいました。(適当なメンバーで食事をしていたら、覚える前にクリアしてしまいます。)
今回の本拠地ではミニゲームは出来ませんが、ダンジョン作成というお金&アイテム稼ぎ、ハンティングという敵との対戦によりアイテム、お金がもらえるというイベントがあります。
また本拠地内では生産、鍛冶が出来ますが、最後まで通常アイテムは買うことが出来ずに不便でした。
鍛冶は、従来のように武器・防具のレベルが上がるのではなく、設定された戦闘回数の間、スキルが付くようになるだけです。

そして、その肝心の仲間ですが、宿星という名で108人を集めるのはシリーズ従来通り。
今回は時代を跨いで仲間が居るのですが、違う時代の仲間とは自由に行動ができません。
過去に居る戦闘キャラは、後で書く技の伝承時にパーティーに入れられるだけ。
過去の非戦闘キャラは、彼らに技を伝承するだけのおつきあいで、あまり仲間という感じがしません。
同時代にいて、自由にパーティーに入れられる戦闘キャラは今までに比べて圧倒的に少なく、わずか
18人。(各職業2人ずつ)
それに比べて本拠地にいる非戦闘キャラが多すぎで、各職業(魔石、弓矢、呪石、刀、鎧、指輪、薬)ごとに2人、料理人に至っては4人も存在する有様です。


戦闘のシステムは根本的な所が、幻想水滸伝ではありません。
紋章がありません!
これって幻想水滸伝の世界観の特徴なはずなのに。
これが無いのなら「幻想水滸伝」を名乗らなくても良いではないかと思うのですが・・・。
(やっぱり続編タイトルの方が売り上げが良いのかしら?ま、確かに私も買うきっかけにはなった。)
紋章がないので、魔術師、呪術師は魔石、呪石と言うアイテムを消費しつつ術を使うことになります。
その他のキャラはターンごとに回復する気力を使い、通常攻撃、技(術はここに相当)、防御などを選択し戦うことになります。
キャラの職業はキャラ固有。剣術、拳法、槍術、弓術、忍術、魔術、呪術、薬術、音楽の9種類。
戦闘中に回復アイテムが使えないので、ボス戦では回復技を使える薬術師が欠かせません。
技は初期に1,2個覚えていますが、それ以外の技は過去の宿星キャラから伝承されて使えるようになります。
伝承はイベントでさっと覚えたり(非戦闘キャラの場合は全部これ)、複数回ともに戦い覚えたり。
過去キャラから習った技は、習ったキャラが仲間キャラに教えることが出来ますが、この時は伝承イベント時に比べて覚える速度が、非常に遅いです。
その為、上の厨房での友好度上げをやってサブ職業を覚え、技を覚えさせるのは非常に手間。(しかもそんなことしなくても、普通にプレイしていたら、それ以前に余裕でクリア出来てしまう)
せっかくの技伝承システムがあまり生きていない気がしました。
戦闘での攻撃手段は、ただの攻撃と技を選べますが、攻撃を選ぶと妙にミスが多く、ダメージも低いので、技を選ぶことが多くなります。
しかし、技を使うと行動前にいちいちモーションが入るため、戦闘のテンポがかなり悪くなりがちでした。


*まとめ
序盤から中盤にかけてのストーリーは非常に先が気になる展開だったのです。
しかし、終盤からはちょっと強引な展開(とある過去を改変しても、変化したのは主人公達に都合が良い部分だけ変わっている)が目立ち始めます。
またお約束の仲間の108星も行動を共に出来ないキャラだけでなく、拾ったアイテムの制作者という名前だけしか分からないキャラまで含まれ、共に戦う仲間、という感じではありません。
パーティーは6人制ですが、選ぶ余地が少ないのが非常に残念でした。(つれて歩けない過去キャラの方に魅力的なキャラが多いなんて!)
BGM、効果音で懐かしい音楽を使われているのは、ちょっとわくわくしました。
ボス戦などの音楽も良い曲がちらほら。
色々不満はありましたが、幻想水滸伝正編ではないと思えば、私には許容範囲内。
少々、練り込み不足ではあるけれど、そこそこ楽しめるRPGでした。
逆に言えば、さらっとRPGをやりたい方にはお勧めです。(どこでもセーブ可。ダンジョン内からでもさくっと本拠地、フィールド、入り口移動可なので)
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