主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

久しぶりに本の話

2023-09-21 16:51:26 | 雑談
やっと普通の靴を履いても、(多少の痛みはあれど)平気になりました。
先週まで指を曲げると痛いかったのですが、ここ数日指が曲がらないような?

さて、タイトルを回収しましょう。
電子書籍だと無料で最初の数巻が配信になっている漫画がありますね。
しかも続巻はセールになっている。(紙はセールにならないのに)
そして、無料配信には、既に手放してしまった懐かしい作品が並んでいることも。
「おお懐かしい」と読み始めると、続きをなんとなく覚えていても読みたくなることも。
ということで、先日、懐かしさのあまり一気に購入した漫画があるのですが、緩急つけてささっと7巻で完結していたのですよ。
大人気作じゃないから、単純に比較は出来ないとは思うのですが、近頃の人気作品、長くないです?
巻数も時間も。
先日、「夏目友人帳」を買ったのですが、「20周年30巻」というの惹句を見ると「うーん」となってしまうのですよ。
いや好きですよ。好きだけど、こう良いエピソードを並べられるだけというのもこう…。
両親のことやレイコさんのことが何か分かるのかな?となりつつも、結局何も という感じで主軸となるストーリーが見えないので、このままダラダラと続くのだろうか…と思うわけです。
その他の人気漫画も長ーーいのありますよね。世界観が深まるのかもしれないけど、20年30年追いかけるのって、簡単ではないよなあと思うわけですよ。追いかける義務があるわけでもないので、止めれば良いのですけど。
でも、結末って知りたいじゃないですか!
とうとうグインサーガの結末が読めなかったおばさんの戯言でした。

で、もう一つ。
ええ、地震 災害にトラウマがある方は以降、スルーでお願いしますね。
それをテーマとした本の話なんで。
行を開けると目立つので、このまま続けますよ。
だいぶ前のセールで過去のベストセラー「日本沈没(令和2年初版 角川文庫版)」を購入しました。
小松さんの作品はある程度読んでいたのですけど、これはなんとなく読んでないのですよ。子供の頃、家にカッパノベルズのがあったのに。
で、今更読みました。
うん、今読んでも面白い。そして戦後という時代を非常に感じる作品でした。
ストーリー終了後、名古屋大学教授による「『日本沈没』後の科学技術の進歩と知見の蓄積」が掲載されているのですが、ここの一文に「発刊後50年」とあって、「うそ!そんな前の作品?あ、計算したら確かにそうだわ」と。
現代の知見も大変興味深く読めました。
そして、その後のご子息による解説も、小松さんの思いに触れられ大変読み応えのある物でした。
私が好きだった『虚無回廊』 読んだ後に「続きは?あ、小松さん亡くなってしまったから先は読めないんだ」と思っていましたが、お亡くなりになる以前に書けなくなっていたことを知りました。
阪神大震災から阪神夜間大空襲のことを思い起こされ、また震災ルポを書かれたことで心身に大きな負担になられたそうです。
そして、東日本大震災。この日を以来心身が急速に衰え、ふさぎ込むようになられたそうです。
ですが、亡くなる直前にあることから希望を見つけられたそうです。
その他、日本沈没第2部についてとか書かれていて、小松さんのこの作品に対する思い、思想などが書かれていて、ここだけでも読み応えがありました。
この解説を読んで「多分若い頃に読んでも、ただのエンターテイメントとしてしか読めなかった。今だからこそ小松さんの思いに共感出来る気がする」と思いましました。
今更ながら、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、幾つもの名作を残されたことに感謝を。
コメント
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