フィリッパ・グレゴリー著『ブーリン家の姉妹上・下』
16世紀イングランド。新興貴族ブーリン家の次女メアリーは王妃の侍女として、国王ヘンリー8世の宮廷に仕えていた。
王の廷臣と結婚したばかりの彼女に王の目がとまり、やがて寵愛を受ける身となり、彼の2人の子をもうける。
しかし、次第に王はメアリーの姉アンに心惹かれるようになる。
そして、王の嫡出の王子の誕生の希望とアンの出世への野心が重なり合い、王妃との結婚無効という前代未聞の事態へと発展する。
ご存じの方もいると思いますが、アン・ブーリンはかのエリザベス1世の母親です。
ヘンリー8世はアンもあわぜ6人も王妃を変えた(死亡もあり)ことで有名な人です。
たまには歴史物でも、と思って手に取ったのですが、一気に読んでしまうくらい面白かったです。
一族の繁栄のため、あれこれ策略する宮廷陰謀劇でドロドロしているのですけどね。
そんな中、最初は一族に振り回され続けたメアリーが、次第に本当の愛情に気付き、自立していくのが唯一の清涼剤。
三浦 しをん著『神去なあなあ日常』
高校を出たら適当にフリーターで食べていこうかな、そんな気持ちでいた主人公の平野勇気。
しかし、式後に担任から「就職決めてきてやったぞ」の言葉。
先生に引きずられ家に帰れば、母は「着替えや身の回りの品は、神去村に送っておいたから。」と言いながら勇気の部屋に自分の荷物を移している最中。
更に「お父さんから」と選別3万円が封筒を渡される始末。
「ふざけんな」と抵抗すれば、机の引き出しに隠しておいた『俺詩集』をネタに脅迫され、しかたなく新幹線に乗ることに。
そういえば何の仕事だろう?
携帯の電波も届かない山奥の神去村で林業に携わることになった、勇気の青春成長物語です。
物語としては充分面白く、読後も爽やかな気持ちになれますが、現実はそんなに、ね。
私の母の実家は、信号機が1個しかないような村なのよ。
小さい頃、こんなところに1ヶ月も連れて行かれて、そりゃもう苦痛でしたよ。
本屋も図書館も無いのよ!
私の母も、もう絶対住む気にはならないと言いますね。
16世紀イングランド。新興貴族ブーリン家の次女メアリーは王妃の侍女として、国王ヘンリー8世の宮廷に仕えていた。
王の廷臣と結婚したばかりの彼女に王の目がとまり、やがて寵愛を受ける身となり、彼の2人の子をもうける。
しかし、次第に王はメアリーの姉アンに心惹かれるようになる。
そして、王の嫡出の王子の誕生の希望とアンの出世への野心が重なり合い、王妃との結婚無効という前代未聞の事態へと発展する。
ご存じの方もいると思いますが、アン・ブーリンはかのエリザベス1世の母親です。
ヘンリー8世はアンもあわぜ6人も王妃を変えた(死亡もあり)ことで有名な人です。
たまには歴史物でも、と思って手に取ったのですが、一気に読んでしまうくらい面白かったです。
一族の繁栄のため、あれこれ策略する宮廷陰謀劇でドロドロしているのですけどね。
そんな中、最初は一族に振り回され続けたメアリーが、次第に本当の愛情に気付き、自立していくのが唯一の清涼剤。
三浦 しをん著『神去なあなあ日常』
高校を出たら適当にフリーターで食べていこうかな、そんな気持ちでいた主人公の平野勇気。
しかし、式後に担任から「就職決めてきてやったぞ」の言葉。
先生に引きずられ家に帰れば、母は「着替えや身の回りの品は、神去村に送っておいたから。」と言いながら勇気の部屋に自分の荷物を移している最中。
更に「お父さんから」と選別3万円が封筒を渡される始末。
「ふざけんな」と抵抗すれば、机の引き出しに隠しておいた『俺詩集』をネタに脅迫され、しかたなく新幹線に乗ることに。
そういえば何の仕事だろう?
携帯の電波も届かない山奥の神去村で林業に携わることになった、勇気の青春成長物語です。
物語としては充分面白く、読後も爽やかな気持ちになれますが、現実はそんなに、ね。
私の母の実家は、信号機が1個しかないような村なのよ。
小さい頃、こんなところに1ヶ月も連れて行かれて、そりゃもう苦痛でしたよ。
本屋も図書館も無いのよ!
私の母も、もう絶対住む気にはならないと言いますね。