主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-07-29 12:20:14 | 読書
各地で猛暑のニュースを聞きますが、こちらは通常の暑さです。
7月は快晴の日が少なかったような気がします。
今日も、曇りがち。
とはいえ、動くと暑いので、すぐに休憩が入ってしまいますよ。


さて、まずは、最近恒例のねこあつめ。
グッズの配置が悪いのか、センスが感じられない部屋です。
センスって、どこから湧いてくるんですかね。





読書の方は、あまり・・・。
おばさんなのに「とうらぶ」にしっかりはまってしまった結果です。
三日月さん、本当に出ないね
明石は、やっと掘り始めた所。まだレベルが足りないせいか、A勝利取れないので、レベリングに戻ろうかとも悩んでいます。
この話は、第2ブログでやるので、読書が捗らない原因として書くのみに止めます。


恩田陸著『EPITAPH東京』
本を手にしてまず思うのが「随分、手の込んだ装丁だな」ということ。
本のページが、通常の紙色、黄緑、紫の文章部分と、主に薄い赤でまとめられているデザインされた写真などの挿絵?の部分からなっています。
通常の部分が、エッセイ風小説。『EPITAPH東京』という戯曲を書こうとしている作家の日々と思いが書き連ねてあります。ちょっと妖しい人物が非日常を誘います。
黄緑の部分が、その人物からもたらされた吸血鬼や東京と言った地への想念を元に書かれた小説の切れ端。
紫の部分が、戯曲『EPITAPH東京』の台詞。
そして、一部だけ茶褐色のページが有り、これは『EPITAPH東京』の上演へのメモ。
と言う風に部分分けされているのです。

黄緑のページは、正直、目に優しくありません。もうちょっと押さえた色であって欲しかった。内容は、うーん。
ちゃんと小説になったら面白いのかもしれない。
紫のページは、黄緑のページに比べると読みやすかったですね。内容も先が気になるミステリー。
ぜひ、これをちゃんとした作品で読みたいですね。

恩田さんは時々、装丁に凝った本が出るのが面白いですね。
ただ、まだその凝った形に対して内容が足りない気がしますが。


宵野ゆめ『グイン・サーガ136 イリスの炎』
つい数日前も呟きの方のお知り合いが、未完の作品について呟いていたので、反応してしまいました。
学生時代から始まったのに、もう○○才と。
このグイン・サーガもその1つですよね。
既に作者がお亡くなりになり、3人で続けているので、作者が意図した元の形とは違う形で進んでいますが(多分)、それでもまあ、世界観を大事に頑張っていらっしゃるのは応援したいです。

内容は、とうとうお亡くなりになったケイロニア皇帝の後継問題が主でした。
原作者の時よりも、グイン一途な高官ばかりではなくなっているのが、正直好感を持てます。
年のせいか、出来の悪い子(シルヴィア)が気の毒になってくるのですよ。
(実際いたらイヤになるとは思うけど。)
で、ケイロニア人が毛嫌いする国出身の王妃を母を持つ、見た目並みな皇女(子供の頃は、まだ性格は問題になっていないはず)のことは毛嫌いしても、どこの馬の骨ともしれぬどころか、妖しいまじない通りで踊り子していたグインの愛妾は、問題視しないどころか歓迎なんですよね、この宮廷。
英雄グインが連れてきたなら、いいんかい!
なにか理不尽な気がする。
この著者が作ったキャラ、レンティアの王女アウロラに従う女医タニスの「朴念仁とは逃げ口上ですわね」が小気味よい一巻でした。





コメント (2)
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本日の読書

2015-07-18 21:21:12 | 雑談
図書館にあって、借りていなかった堀川さんの本が数冊あるのに気付いて、まとめて予約したものが、今回の2冊。


堀川アサコ著『幻想探偵社』
私が借りたときは「幻想」がタイトルに入っていなかった「日記堂ファンタジー」も、いつの間にか加筆修正で「幻想シリーズ」になっているのですね。
そして、このお話しも「幻想シリーズ」と言うことで、これまでのシリーズを読んできた人なら、「おっ」と思う繋がりがあります。

父親に「部活は2年生までだ」と言われるものの納得出来ないまま、野球部を休部した海彦。
ある日の放課後、落とし物をした同級生のユカリを追いかけて「たそがれ探偵社」へと入り込んでしまった。
そこは幽霊専門の探偵社だったのだ。
海彦とユカリは、青木所長の助手となり、海彦が探偵社に入り込むきっかけとなったヤンキー姿の幽霊、大島の頼みを解決することに。

登場人物に幽霊が出て来ますが、謎解きミステリー色が強いです。
幽霊や普通の状態ではない子供の頼みを聞きつつ、記憶を失った大島の過去を探っていきます。


『大奥の座敷童子』
こちらは時代物の作品です。

野笛藩のお城で開かれた美女相撲。
一等を獲得した14歳の少女今井一期は、国家老と対面した。
そして、国家老から、重大な機密を教えられ、とある任務を与えられた。
藩の借財、160万両(一杯16文のソバ、6億5千万杯分)を返済する為、野笛の里の座敷童子を探しに江戸城大奥に行くように(これは領城下で名を馳せる3人の神通力の持ち主、3人ともがそこにいると告げた)、と。
一期は将軍側室の部屋子となって、江戸城大奥内を探索することに。
大奥内では、皆に可愛がられ、また、何故か飼われている動物たちに懐かれ、そして、人外のモノとも出会い、交流しながら、座敷童子を探して回るのでした。
そして、一期が知った座敷童子の正体は。

と、なかなか愉快で楽しいお話しでしたが、この本、ちょっと気にかかることが。
うん、単行本にしては、紙の質が、ね。
本代を上げない工夫なのか、雰囲気を選んだのか。
上の幻想シリーズと同じ出版社なのに、この差はなんなんだ?

あれ?こっちの方がページ数が約50ページ少なくて、値段が50円安い。
紙質と表紙の厚みもこっちの方が薄いのに、50円しか違わない。
出版日はこっちが4ヶ月あとになっている。
この数ヶ月で物価が上がった??


世知辛い?話の後は、癒やしコーナー。



これは動いているのをみると、なお可愛いです。




モダンな部屋に変えましたが、私のセンスが悪く、なんだかね、な状態。
猫ちぐらはやはり和風な部屋がいいかも。
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本日の読書とねこあつめ

2015-07-04 21:02:28 | 雑談
お返事遅くなりました。
こちらは雨は全く問題ありませんでした。
むしろ、いつもより雨は少なく、梅雨特有のじめじめ感も少ないです。
曇りの日は多いのですけれどね。
夏の渇水が心配になります。

ご心配のお礼に。
バージョンアップで追加されたかふぇさん。



びすとろさんはストーブの前だけではなくガラス花瓶の元にも現れ、パフェを作ってくれるようになりました。
(他のネコは花瓶の中に入る)





堀川アサコ著『竜宮電車』
メルヘンチックな表紙だったので、『幻想郵便局』『幻想電氣館』のようなお話しかと思ったら、全然違いました。
1話目は人生そういう時もあるよね、と言い聞かせられないこともない不運の連続とその後の話ですけれど、2話目はなんか気分が下降させられました。人を呪わば…ですね。
一件無関係そうな1,2話を繋ぐのが3話目。
これで、少々救いのある雰囲気になったかなあ、というレベル。

これを書くのに調べたら、知らぬ間に堀川さんの作品が2作出ていたよ。
今、ネットから図書館に予約入れた。
うーん、便利な世の中になったものだ。


泰中啓一・吉村仁著『生き残る生物 絶滅する生物』
一般向けに分かりやすく問いと答えが、ざくっと書かれていて読みやすいけれど、「そこをもっと詳しく!」とちょっと物足りないところも。
が、逆に後半のゲーム理論のところから、話が急に難しくなって、読み流してしまう羽目に。
全体的に微妙な本でした。


コメント (2)
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