主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2015-11-28 12:43:38 | 読書
急に寒くなりましたね。
と言っても、今までが11月にしては暖かすぎたのですが。


さて、まずは拍手お返事。

「題名のない音楽会」、良かったですね。
30分では物足りなかったですが、1時間でも足りないと思うので、これくらいで良かったのかな。
こういう曲を皆で合奏するのは、楽しいでしょうね。
演奏だけではなく、思い出話でも盛り上がれそうです。


では、読書です。
図書館に返却に行くので、ぱぱっと行きます。(読み終わってすぐ書いておけば良いものを)



恩田陸著『消滅 - VANISHING POINT』

202X年9月30日の午後。日本の某空港に各国からの便が到着した。超巨大台風の接近のため離着陸は混乱、さらには通信障害が発生。そして入国審査で止められた11人(+1匹)が、「別室」に連行される。この中に、「消滅」というコードネームのテロを起こす人物がいるというのだ。世間から孤絶した空港内で、緊迫の「テロリスト探し」が始まる!読売新聞好評連載小説、ついに単行本化。
「BOOK」データベースより

ほお、新聞連載だったのですね。この話。
うーん、それで読んだら今ひとつだったかも。
私は、一気に読んで「あり得ない設定だけれど、ドキドキはらはらして面白かった」となりましたが、小出しにされたら緊迫感が持続できない気がします。
どちらかと言えば、バカミスですよね。
一般人11人+いるだけの1匹+進行係(この係役がまた、荒唐無稽な設定)でテロリスト探しだなんて。
テロリストとおぼしき人物は比較的容易に想像がつくと思います。
動機は分からないと思います。
このオチもバカミス的。
でも、密室劇、心理劇としては充分面白いので、細かいことは気にしない派)の人には楽しめるかも。
というか、つまらない話だと細かいことが気になるのよね。



森谷 明子著『花野に眠る 秋葉図書館の四季』
気付かない間に『れんげ野原のまんなかで』の続編が出ていた。

「BOOK」データベースより

れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が…。誰が、どうして、こんなところに埋められていたのか?文子は、図書館の利用者が持ち込む、ふとした謎を解決しつつ、頼もしい先輩司書たちの助けを借りて、事件の真相究明に挑むが―。本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!

今日は内容は引用ばかりで。
事件が起きる前の導入章が、好きでした。
事情により、祖父母宅に来ていた、佐由留(男の子です。謂われが素敵ですが、これもキラキラネームになるのだろうか)が、図書館を訪れ、応対した司書(日替わり)が、彼にお薦めの本を渡す、彼が子供の頃読んだ本を探してきて、というエピソードが並ぶのです。
「同じ本のはずなのに、記憶と違う」というのが、私の心が惹かれたポイント。
外国の話、昔話となると訳者や作者で、違ってしまうことがありますよね。
あとイラストも違う。

子供の為に、昔話を買ってあげたことがありますが、違和感たっぷりだったよ!

私が子供の頃に持っていたハイジの絵本(アニメのではない)、あれの繊細な絵を描いていたのは誰だったのだろう、とふと思いました。
子供の頃に持っていた本は全て手元に残っていないのですが(これは私の意志では全くない。しかし、大人の自分からみれば事情も分かる。引っ越しの荷物になるし、家におかれても、置き場に不自由する)、今思えば残しておきたいのが、幾つもあったなあ、と。








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本日の読書

2015-11-14 12:35:16 | 読書
五代ゆう著『グイン・サーガ137 廃都の女王』
スカールさん、フェラーラを訪問するの巻です。
外伝でグインが訪れた、アウラ・シャーの神殿がある魔都フェラーラ。
キタイからの侵略ですっかり破壊されてしまっています。
女王も瀕死。
そんな所へ、スーティを連れ、やってきたスカール。
ナディーンに託された鍵を持ち、アウラ・シャー神殿へ訪れた彼の前には…。

五代さんが書かれる部分はすっかりSFですよ。
こういう所、私は好きですが、ファンタジー色が薄くなって嫌いな人もいるだろうなあ。

最後の最後にヤガにいるブランの方へ。
ブランもこんなに活躍するキャラになりまして。


大崎梢著『空色の小鳥』
私の中では、「本」をテーマにした作品以外は面白く無いと定評のある作家さん。
今回は、「本」がテーマではないので、どんなかな、と心配して読み始めました。

「おまえはちがうから。この家から出ていくことを考えろ」三年前に急逝した兄・雄一と最後に交わした言葉。兄は微笑を浮かべていた。大企業のオーナーである西尾木家に後妻の連れ子として入ったものの、疎外感の中で暮らしてきた弟の敏也は、いまだにその真意が分からずにいた。ある日、偶然兄に内縁関係の妻子がいることを知った敏也は、妻・千秋が末期癌であることを突き止める。千秋の死後、六歳になる娘の結希を引き取ることにした敏也。だがなぜか、兄を溺愛したワンマン社長の父や一族には、そのことを一切知らせずに暮らし始めた……。敏也の真意とは? 静かな感動が胸を打つ著者渾身の家族小説!

というのが、紹介文でした。
いつもに比べてほの暗い感じが漂うし、復讐譚になるのかと思いましたが、「それなりの幸せの形」で落ち着きました。
ただ、読後は今ひとつすっきりしなかったです。
悪くは無いのですが、「いかにも」で捻りがなく、予想通りの終わり方なのが不満。
こういう話なら(ネタ晴れになるので、最後のどんでん返し的なものは書かないけれど。そして、そのどんでん返しも予想の範囲内)、そういう終わり方をするだろう
と。

今、私が求めている感じの作品ではなかったため、少々辛口の批評になりましたが、一定の水準ではあると思うので(偉そうに言う)、家族愛のお話しを読みたい方はいいんじゃないでしょうか。




で、最近もまた、新聞で見かけた出版不況の話。
ハードカバーの本を手に取る度思うのですが、なんで粗筋ぐらい書いてくれないわけ?
この作家さんならミステリーとか、絶対決まっている人ならともかく、多ジャンルに渡る方のだったら、最低でもそのくらいは書いてくれないと困るよね。
内容の紹介もなく、「買って」はないだろう!(立ち読み推奨か?)
あと、本の置き場に苦労しない人ばかりじゃないんだから、ハードカバー、文庫、電子書籍、各形態用意すべきでしょう。
なんで電子書籍だと、発売日よりずっと遅いの?また、電子書籍版を出してくれるのと出してくれない過去作の違いは?(漫画しか買ったことないので、全てなのかは分からないが)
それと、新聞でこの出版不況の記事が出た数日後、年配の男性の方が『「金返せ」と言いたくなるレベルの作品を出す有名作家もいる。作家側にも問題がある』と投書していらっしゃいました。これも納得しましたね。図書館で借りたから、文句は言わないけれど、お金出したら、絶対文句言いたくなるレベルの作品あるもん。







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本日の読書

2015-11-02 14:56:32 | 読書
昨日から急に冷え込みましたねえ。
10月になっても時折扇風機の出番がありましたが、もうしまっても良いかも。


で、また、今回も本を読み損なった。
2振目の三日月が手に入ったので、これからはスローペースでレベリングをやって、日課をやるだけでいいか、と思っていた所に新イベント。
イベントの為に小判集めに奔走している為、他がままなりません。
でも、小判減るどころか増えています。
自然回復以外に1日2回しか手形回復させていないから。

さて、そんな中読んだのはこの一冊。

『このミステリーがすごい! 四つの謎』

このミス受賞者による競演です。
著者は安生正 乾緑郎 海堂尊 中山七里の4名。

この記事を書く前にブクログに登録したときに知ったのですが、これらはドラマ化されているのですね。
知らなかった。
テレビドラマを見た人の感想を読んだのですが、そうか、ドラマと違うのか。
人によっては、ドラマの方が面白かったとおっしゃっていますが。
うん、まあ、私もあれとこれは「うーん、微妙」という感想でしたからね。
唯一の正統派ミステリーであった海堂さんの「加納警視正&玉村警部補のシリーズ」が一番好みでした。
とはいえ、短編なので加納警視正の推理で、さくさく進んでしまうので、物足りない気もします。



あと1つ、何か書こうと思っていたのだけど、所用でPCの前を離れたら忘れた。
すぐ忘れるような大したことではないのか、忘れてはならないちょっと年を心配になってくるものだったのか。


と投稿して10分後。
ネット巡回をしていたら、話題にしようと思っていた本のドラマにについての記事を見かけ、思い出した。

「下町ロケット」の話をしようとしたんだ。
ドラマは当然見ていません。
「2」が土日に朝日新聞に掲載されているので、それを読みながら思ったこと。
1回1ページでじっくり読んで、間があくから、妙に冷静になるというか、冷めるというか。
いくら危機が来ても、「うん、主人公だから危機は乗り越えるんだよね」と思ってしまうのですよ。
本だったら、「どうなっちゃうんだろう」と一気に読むので、余計なことを考えないのですけどねえ。
週刊というのは小説でも漫画でも、そういうところが難しいのでしょうね。


ついでに新聞についても色々思う所があるのですが、上手く書けなさそうだし、面倒なので略。
やめないのは、ゴミ捨てに有効なのと、活字中毒を満たせるから。








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