主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2013-03-25 20:51:53 | 読書
小野不由美著『鬼談百景』
短い物は1ページ、長くても5ページ程度の、短い怪談話、不思議な話が99作品載っています。
雑談で聞くようなお話レベルなので、怖さも控えめ。(勿論、怖い物もあります)
前に読んだ『残穢』に出て来たエピソードもあります。
なるほど、こういう小話を元にぐっと広げるのが作家さんという物なのね、と思わせてもらいました。
ちなみに私が唯一体験している怪談系?のお話を1つ。
私が行っていた高校は刑場跡地だったそうです。
校庭には大きな楠があって、この楠で罪人の首を吊っていた、というお話が伝わっていました。
そして、それを裏付けるかのように毎年、楠の前でお祓いが行われていました。
私が2年生だった年の真冬。季節外れにも校内で結膜炎が大流行致しました。
そして、それは、その年の秋に行われたお祓いで御神酒の数をケチったせいだ、としばらく生徒の間で噂されたのでした。

すいません、全然怪談ではなかったですね。
1,2月頃に結膜炎が流行ったのは事実です。しばらくの間、洗面所に消毒液の入った洗面器が配置されていました。


恩田陸著『夜の底は柔らかな幻 上・下』
最近はミステリーが続いていましたが、久しぶりSFファンタジー作品。
と思ったら、最近の作品ではないのですね。
2006~2009年に雑誌で連載されていたのが、加筆修正された作品でした。
私は、やっぱりこういう不思議なモノがある世界のお話が好きだなあ。
あと「麦の海に沈む果実」系のお話。


高野史緒著『ヴェネツィアの恋人』
私が住んでいる市の図書館に、高野さんの作品は全部はないのが惜しまれます。
が、何かしらの賞を受賞されると、急に本が入ることがあるので、ちょっと期待している所でした。
そんな所に、新しい短編集が入ってきましたよ。
幻想歴史小説ではなくSF作品が主。
この方の短編は初めて読みましたが、どれも私には良い印象。
「空忘の鉢」というお話が一番好みでした。
今後も注目な作家さんですね。
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