主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2017-12-23 14:47:44 | 読書
買いましたよ。
新聞の広告によれば、開始31年での完結とか。

「アルスラーン戦記16 天涯無限」
2年に1冊と考えれば、まあ遅くはないのでしょうけれど…。
正直、「人気漫画家による2度目の漫画化→アニメ化」がなければ、終わってなかったのではないかと思っている。

先日、お出掛けしたときの雑談の話題にも出たけれど、「銀英伝は外伝6つ出す」はどうなったのでしょうねええ。
再びのアニメ化があるので、それの後でしょうか?

ちょっとネタバレはいるので、読む人注意。


田中さんの完結した架空歴史物シリーズ(単巻は除く)を3作は読みましたが、どれも終わり方似てない?
英雄、改革者たる主人公が、理不尽な暴力(かなり大雑把に括っているけれど)に倒れるってところが。

あ、マヴァール戦記は、そうでもないか。これを数えるのを忘れていた。
(上の3作は、銀英伝、タイタニア、アルスラーンを思っていた)


銀英伝は思い出補正が入っているかもしれませんが、最近完結した2作は、終わらせる為に事が起きている感、1冊の中にぎゅうぎゅうに出来事を押し込めて終わらせたという気がしてなりません。
1巻発売時から読んでいた者としては、待たされた分、もっと余韻の残るような終わり方をして欲しかったな、と思います。


創竜伝はもう終わらないでしょうね。あれだけ時事が小説中に出ていたことですし、今ならスマホを持っていなかったら現代感がない。
(そういう意味ではオーラバは失敗していると思います。ご病気で期間空いたのは仕方がないとはいえ、『今』に拘らなくても良かったのでは?と思う)


昨日、先日お出掛けした方から、遠征のお誘いがありました。
1月か2月に、また刀見物ツアーが開催されるかも。
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本日の読書などなど

2017-08-31 09:47:15 | 読書
ここ数日、早朝だけは涼しいです。
8月もいよいよ終わりです。
辛うじて1ヶ月に1回は更新ルールを守る為にがんばりました。

前半は、何していたかよく覚えていませんが、後半は、怒濤のイベントで手が疲れるほどクリックしてました。
現在進行形で艦これ。
艦これE7ボスマスになかなか辿り着かない。辿り着いてもS勝利取れない。
丙なのに、丙なのに!

終わってほっとした、「2週間で10万玉集めなんて、課金させる気だな?」のとうらぶ。(私は2日前に、同好の士の社員さんは、当日昼休みで終了。終わった頃に、出勤だった私と感動を分かち合いました)

その合間に、書評で見かけて面白そうだった本を根性で読みました。


川上和人「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」
タイトルとは裏腹に、中身は愛がいっぱい。
「子供の頃から興味があったわけではない」と鳥類学者になったきっかけについて書かれているので、そこから来たタイトルと思います。
お年が近いせいか、文の合間にはさまる小ネタ(アニメ、漫画など)に受けてしまう、おばさんには非常に愉快な鳥類学の本。
今回は、「島」が主なテーマ。
小笠原独自の鳥達、それを外来種から守る為の取り組み。
現在成長中で話題の西之島新島で見られる、不毛の溶岩地帯から生み出されていく生態系の様子。
その他、南硫黄島、ボルネオ島などでの調査の話など、なかなか聞くことのない調査の様子が読めて興味深かったです。
考えれば当たり前だけれど、渡り鳥の保護は日本でやっただけでは片手落ちということに気付かされました。
こういう真面目な部分もありますが、あくまでエッセイ。
学術書ではないので、あしからず。


最近、白泉社の漫画が無料で読めるアプリを入れました。
毎日更新、毎週更新のものがあって、雑誌を読むような感覚です。
ちょっと読んで気に入ったのは、うっかり電子書籍のストアで買ってしまいましたよ。
電子書籍は、思い立ったらすぐ買えるのが危険です。


コイキング
コツコツ育ててます。
既に100匹を越えています。
名前を「コイ○○○○」にする縛りを止めておけば良かったと思う日々です。
まさかこんなに育てることになるとは思わなかった。
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本日の読書

2017-07-19 15:13:07 | 読書
ご無沙汰していますが、元気にゲームをしたり読書をしたりしています。
最近がコイキングの育成も加わりました。
アカウントを持っているのにほぼ見る専の呟き用の投稿ネタとしても活用しています。
投稿するとアチーブメントで報酬が貰えるのだ。


拍手お返事
大丈夫です。その3DSは子供に頼まれて持ってきた設定と心の中で思えばいいのです。
昨日は、店員さんの視線を浴びながら、グッズの場所を探し回りました。
クリアファイルと違う所にあるから、なかなか見つけられませんでしたよ。
(若い男性がいたので、店員さんに聞きにくかった)



最近、また本を読む様になりました。
が、ここに投稿する気力までは湧かない。

恩田陸著『錆びた太陽』
「本屋に並んだら、さぞ目を引くだろうな」という装丁ですよ。
まず絵が蛍光ピンクに近いピンク一色。タイトルと著者だけが黒文字。
その下に、「直木賞受賞後長編第一作」となかなかな大きさのピンクの文字で書かれたデザイン。
以降何度も増刷して、十年以上経ってもこの惹句を書くのだろうか??
その横に簡単に粗筋が書かれているのは、私は良いと思います。
なんで単行本って、表紙に粗筋書いてないのかなあ、と常々思っているので。
内容分からなかったら、買いたくないじゃん!
タイトル的に「ミステリーかな?」と思って買ったら、恋愛小説だったら腹立つじゃないですか。
表に書かれた粗筋はざくっと
「原発事故で汚染された地域を巡回するロボットたち。
彼らの元に、ある日、謎の女が現れた」
とだけ。

裏表紙には大きめのピンクのフォントで書かれた、より詳しい粗筋。
それとそれに重なる様に小さめの黒字のフォントで、序盤の抜粋。

こちらに書かれた粗筋は
「立ち入り制限区域のパトロールを鍛刀するロボット「ウルトラ・エイト」たちの居住区に、国税庁から派遣されたという謎の女・財護徳子がやってきた。三日間の予定で、制限区域の実態調査を行うという。だが、彼らには、人間の訪問が事前に知らされていなかった!戸惑い名gらも、人間である徳子の司令に従うことにするのだ…。彼女の目的は一体何なのか?」
となっています。
ロボットとはいっても、ヒューマノイドという人間に近い見た目の皆さんです。
お名前は、ボス、マカロニ、ジーパン、デンカ、ヤマ、ゴリ、チョー。
ここでツッコミを入れた方は、私と同じく昭和の方ですね?
読んだ瞬間私もツッコミを入れました。
初期のプロトタイプを作ったエンジニアの趣味でついた名前という設定になっております。
徳子の目的は、この立入制限地区にいる「マルピー」達の実態調査ということになっています。
この「マルピー」の正体は、すぐに分かりますが、一応伏せておきます。
ユーモアと悲しみが混在する作品です。


近藤史恵著『スティグマータ』
この著者で一番好きな『サクリファイス』シリーズです。
主人公の白石、またやっかい事に巻き込まれています。
そんな彼もそろそろ引退が見える年頃となってきました。
ヒーローにはなれない自分を理解しているものの、時折寂しく感じているようですが、アシストとして活躍を見ると、充分何者かではあると思うのですけれどね、すごく冷めた読者の目で見れば。


漫画だけれど、レンタルしてはまったので。
灰原 薬著「応天の門」
この漫画を知ったとき、「この漫画家さんの名前覚えあるけれどなんでかなあ。」と悩むことしきり。
結局ネットで検索して「ああ!」
「戦国BASARA」の漫画を描かれている方でした。
「応天の門」の舞台は、戦国時代ではなく、平安時代。
主人公は青年の菅原道真といいおっさんの在原業平です。
ミステリーと政争が混じったようなお話しが気に入ってしまったので、とりあえず1巻だけ電子で買いました。


もう1冊借りた本がなあ。
好きな漫画の著者が異なる外伝シリーズでした。
原作は戦記物になるのかな。
地名とそこ特産の武器名だけ出て来た場所が舞台になっています。
ですが、原作にないファンタジー要素というか、異能持ちが出て来た(ただし主人公ではない。その側近)のが、気に入らなかった。
透視のようなものでしたが、そういうの有りの戦記物(戦いで失われた国を取り戻す)ってどうよ。
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本日の読書

2017-06-17 12:24:38 | 読書
恩田陸著『終わりなき夜に生まれつく』『失われた地図』
直木賞受賞作は、3桁レベルの予約者がいるのに、それ以外の本は数人だけ。
「賞を取る」ってそういうことなんですね。
まあ、それをきっかけに著者の他の作品に興味を持つという人もいるのでしょうけど、受賞後の作品にしては予約者少ないですね。
内容が、どちらも初期に多かった幻想小説?ファンタジー?、そういうジャンルであるせいかもしれないですけれど。

『終わりなき夜に生まれつく』
と聞くと、真っ先にクリスティーの作品を思いつきますよね。
もっともこれは、元ネタがある言葉ではあるのですが(何かは忘れたけれど、クリスティーの本でそう書いてあったのは覚えている)

『夜の底は柔らかな幻』の前日譚となる話です。
“イロ”という特殊能力を持つ在色者が多くいるという、日本の中の異国“途鎖国”。
その途鎖国出身の海外医療ボランティアのみつき。
以前関わった少女からもらった指貫のペンダントが浮かび上がるのを見た。
そして、それを見かけた同僚の勇司が、同じ途鎖国出身の在色者と知った。
指貫を浮かび上がらせた在色者は誰なのか。

で、始まる第1話。
2話目は勇司が主人公となり、その学生時代。
そして、そこから『夜の底』に関わる人々が主人公となっていくリレー小説となっています。

が、私『夜の底』結構忘れている。
好みの話だったことは覚えているのだけれど、図書館で借りただけで読み込んでいないから、記憶に残ってないわ。
もう1度借りるか何か仕様と思います。


『失われた地図』
錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木・・・・・・。
日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。
かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇る。
鮎観の一族は代々、この「裂け目」を封じ、記憶の化身たちと戦う“力”を持っていた。
彼女と同じ一族の遼平もまた、同じ力を有した存在だった。
愛し合い結婚した二人だが、息子、俊平を産んだことから運命の歯車は狂いはじめ・・・・・・。

データベースから引用


また、別の能力者もののシリーズになりそうな作品。
某所の評価を見たら、「受賞作後第1作がこれで評価を低く付けている人」、「いや、恩田さんって元々こんな作品書く人でしょ、な人」がいました。
賞を取った後は、元々のファンでは無かった人からのジャンル違いへの不満が出るし、内容にもハードルが上がって大変ですね。
私自身は、面白い!と人に薦めるほどではないけれど、先が気になるお話しでした。
恩田さんの能力者物って全般的にほの暗いですよね、「光の帝国」「たんぽぽ草紙」など初期作以外。




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本日の読書

2017-03-15 11:52:41 | 読書
お久しぶりです。
そして、久しぶりの読書ネタです。
車の点検に行ったので、その待ち時間に読みました。

正直、途中でぶん投げたかったですが、時間があるので読みました。
数十ページ残ったので、一応最後まで読みました。
その上で、怒りにまかせて書きたいと思います。

念のため書いておきますが、これは1人のおばさんの私見です。
他の人のご意見も参考に考慮して、この本の評価を下してください。


鯨 統一郎著『MORNING GIRL』
粗筋は略。
文体はわざとなのか、あっさりとすっぱりとして、悪く言えば小学生の作文のような書き方です。
何故か会話文が、シナリオ風になっています。
○○「云々」
△△「云々」
と言う風に。
本の半分ぐらい(ただし印象)が会話文だからでしょうか。


ストーリーは…ハードじゃないSFってこんなもんなの?
初めてSFを書いてみた!レベルだよ?
某所の二次小説の方が、凝った設定入れているよ?
(12年前の作品だけど、そんなの理由にならないレベルのSF度)
ラノベではこのレベルありそうだけど。(偏見)

作家って一度なったら、駄作でも出版できるの?
正直、このレベルでOKを出した編集の目って…。
それともある程度売れた作家さんには意見できないの?
それともサービス?

出版不況とか言う前に、本の内容レベルを充実させなさいよ!
前回だかにも、大御所系のハズレ作品を読んで苛ついたけれど、まただよ!
自転車操業が問題になっているというのを、どこかで読んだけれど、つまらん本出しているからそうなるのよ。
この不景気のご時世、単行本でハズレ本引かされたら、その作家絶対買わないよ?(私はかなりケチです。ついでにこれは買った本ではありません。だけど文句を言う。自分がいつそういう本を買う羽目になるか分からないから、主張はしておく。出版社さんの目には止まらないけど)



ついでに。
本屋さんが益々潰れているという記事を、最近またどこかで目にしたので一言。
「実際の本屋に行けば、普段手に取らない本と出会える。だからネット通販より本屋の方がいい」
確かにね。
確かに、本がしっかり並んでいる本屋が近くにある人ならそうでしょうとも!
地方にはね、無いの。生活圏内にふらっと入れる本屋さんに、そんなに本の種類はないの。
本屋さんを舞台にした小説を読むと、格差にクラクラするレベルです。

ということで、今日もネット通販で、本をポチッとな。(とりあえず積む)











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本日の読書

2016-10-01 12:31:02 | 読書
阿部智里著『玉依姫』
表紙のイラストの華やかさが目を惹きます。

今回の作品も八咫烏シリーズではありますが、メインは山神と人間の少女・志帆の物語となっています。
最初が、現代の人間社会だったので、「あれ?八咫烏シリーズと思ったのは気のせい?」と登場人物を見返してしまいましたよ。
現代社会で人身御供をやっていると思うと、「いくらなんでも…」と思ってしまいますが、あんまり考えてはいけない。
(実は、ファンタジーで現代日本を持ってこられるのが、苦手です。空想世界に浸りに来たのに、身近すぎると現実を思い返してしまうから)

また、前作からの時間経過具合が分からないのが、気にかかってしょうがありませんでした。
前作では、猿の登場だったのに、ここでは奈月彦は猿と共に(ただし険悪)山神に仕えている状態。
「一体何がどうしてこうなった」ですが、これは次回で説明されるのかな?

今回、一気に世界観が明らかになったところをみると、これは本編(とあえて言う)の物語進行をスムーズにするのを兼ねているのかなあ、と思っています。
いちいち説明が入って話の腰を折られたり、その説明で長くなって完結編1,2,3という風になるのも防げるし。

上にも書きましたが、メインが志帆と山神なんで、今まで活躍していた奈月彦が微妙な状態です。
全く覇気がないよ、どうした!
この辺りも次回のお楽しみなんですかね。

いきなり出て来た大天狗、山神、神に仕える巫女と登場人物を増やして、これからどのような展開を迎えるのか、次巻発売が楽しみですが、出るのは、来年の夏らしいですよ。

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本日の読書

2016-08-20 16:04:00 | 読書
今回の鍛刀イベントは、もはや諦めムードです。
鳴狐、小夜乱舞です…。

合間に本を読みつつ、やっていました。
夢中になれるほどの本ではなかったお陰で。


梶尾真治著『猫の惑星』
表紙の猫たちの可愛さに惹かれて借りてみました。
最初は、「なかなか面白いかな」と思ったのですが、真ん中まで読み進めると、「真ん中まで来てこの程度の展開?」。
終盤、「冒険した距離…」「そういうオチか…。全然目新しくない」


内容紹介
この世界の本当の支配者は猫なんだよ。人間はまったく気づいていないけれど……。
思春期を迎える前の子供だけが、超能力を持つことができる近未来。集められた幼い子供たちは、秘密組織「シテン」の中で、それぞれの能力を研ぎ澄ます訓練を受けながら、「ホンテン」から命じられた数々のミッションに派遣されていた。その中の少年の一人イクオは、自分と会話できる猫ウリと出会い、組織が隠し持つ恐ろしい秘密を聞かされる。この世界のどこかにいる「猫の王」に会いたいと言うウリや他の猫たちとともに、イクオは脱走を決意するが……。
世界を初めて見るイクオの前に、次々と明らかになる事実。追手たちとの戦いと、新しい出会い。そして思わぬ事態が訪れる。感動と驚愕の冒険ファンタジー小説。

というのが密林での本の紹介文。
なんでも「感動」だの「驚愕」だのつけるの止めようか。(でも正直に書いたら売れないよな…)
小中学生が、SFへのデビュー作として読むなら良いんじゃない。ただし図書館で借りて。
(子供に1500円(税別)で買わせるような本じゃない。大人ならなおさら。)


坂木司著「アンと青春」
某有名シリーズと一文字違いのタイトルですね。
そういえば、最後までシリーズ読んだっけ?と自分の遠い青春を思い出させてくれました。

アンちゃんの成長物語として、日常の謎系として、またお菓子と関係のある聞いた事も無い慣用句を知る、という幾つもの楽しみと、「和菓子食べたい!」という欲求を湧かせるという、一粒で2度以上美味しいシリーズ。
お店で、お客さんから知識のなさを指摘され、「でも、アルバイトだからしょうがない」と言われ、自分のアルバイトという身分について、悩み出し始めました。
また、乙女な友人である立花との行き違いなどが発生し、益々考え込むことに。


実はこの前に坂木さんの別の本を読みかけたのですが、ちょっとブラック過ぎて私には合わず、途中で止めてしまいました。
色々引き出しをお持ちのようなので、ほのぼの日常の謎系以外の本もどんどん書いてくたらいいな、と楽しみです。
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本日の読書

2016-07-09 12:51:09 | 読書
東京では雨が降らずに、渇水の心配がされているそうですが、こちらはよく降ってますよ。
今日は曇っていますが。
合間の晴れ間は日差しがきつく、雨の日との差が辛い。



前回に引き続き
阿部智里さんで『空棺の烏』
シリーズ第4作
日嗣の御子に仕えると決めてからの雪哉の有能っぷりと真摯な態度が明らかに。
前巻から第1巻でお后候補の1人としてメインキャラだった真赭の薄がお后となった浜木綿に仕える女房として出て来ましたが、今回は彼女の弟も登場。
姉弟で日嗣の御子に仕えることになりそうです。
登場人物も増え、真の王たる金烏の秘密が明らかになり、また敵対する勢力である猿の側にも謎の人物?が登場。
いよいよ盛り上がって参りました感です。
完結まで順調に進んで行ってくれることを期待。
ついでに、このままファンタジー路線でお願いしたい。割とよく見るSF的オチ(別の高度文明の実験世界的なやつね)にならないで欲しい。


堀川 アサコ著『おせっかい屋のお鈴さん』
両親の離婚で、2歳の時から全く会っていなかった父からの手紙を受け取ったカエデ。
死の床で書いた手紙でしたが、その内容ときたら小学生レベルのもので呆れてしまったが、とりあえず墓参りにわざわざ出かけて行きました。
そして、墓所があるお寺で余所のお墓にうっかり躓いてしまったカエデ。
そのせいでそのお墓の主、江戸時代のとあるお店のお嬢様お鈴に取り憑かれる羽目に。
お鈴が成仏できない未練-許嫁が別の女と駆け落ち-を断ち切る為に、彼らの生まれ変わりを探してくるように言われるのでした。
お鈴が死んだ数日後、卒中で死んだが、お鈴が気の毒で成仏できない忠義者のじいや重兵衛、カエデの彼氏でお人好しのこんちゃん。
4人?+お寺のラジオ体操仲間のお爺さん達を交えての人情物語の短編集です。
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お久しぶりの本日の読書

2016-06-22 20:27:01 | 読書
久しぶりに思いっきり読みました。

本屋で知らぬ間に新刊が出ていたどころか、文庫になっている!
と言う本を見かけ、図書館へ行ってきました。

今、とうらぶでイベントがないというので、読書の余裕が出てきました。
どれだけはまっているのよ!
リアルで語り合える知り合いができて嬉しいせいかもしれません。

「レベルも上がったし、イベントもないし、これで落ちついた生活が出来る」と思いましたが、新キャラ発表…。
まだ、始まらない間に、他の趣味もしっかりやりますよ。

と、ここまで書いて夕飯の支度をしていたら、明日メンテというお知らせ。
イベント始まるのかしら??

急いで、他のやっておきたいこともやる。
ということで、パパッと書きますよ。


阿部 智里著『黄金の烏』
いつの間にか文庫でも出ていて、しかも続刊も出ていたことに気付き、慌てて図書館に走りました。

世界観が凝っていたので、長編シリーズになるかな?
でも、デビュー作で引っ張るかな?
と思っていましたが、結構長いシリーズになりそうです。
人形(ひとがた)に転身出来る八咫烏たちの宮廷絵巻から始まったこのシリーズ。
転身できるとは言え、人形が通常の姿で、平安時代風の世界ということで、これは人間を雛形とした鳥達の世界の話なのか、それとも元々人間がいなくて八咫烏が中心の世界なのか、と思っていました。
が、本編3作目ここで、この世界の種族構成の一部が判明。
外界にいたのは人間、また猿という人間や八咫烏を食べる生き物も出て来て、一気に物語が進みました。

世界観が凝ったお話は好きです。
十二国、続き出ないのかしらね。
あと「図書館の魔女」は文庫になったら買うつもり。



宵野ゆめ著『グイン・サーガ138 ケイロンの絆』
ケイロニアに更なる危機がひしひしと近づいてきています。
次の次ぐらいまでには火を噴きそうです。
1つ気になったのが、グインはシルヴィアの子供を彼女に取り戻すことで、悲しみが和らぐと思っているようですが、それってどうなのかしらね。
ちょうど上の本で、「親に裏切られた子供が、成長して子供を持って…」な事態があったのですよ。
シルヴィアの求めている愛情は、そういう子供から母として愛される、じゃないと思うのだけどね。


三崎 亜記著『ニセモノの妻』
三崎さんらしい短編が4作入っていました。
ちょっとずれた日常、世界の断絶。
私は、三崎さんの世界の断絶系が好きですね。
「失われた町」が一番好きかもしれない。
表題作の「ニセモノの妻」は、ある意味ホラーだと思います。
明確なホラーも怖いけれど、こういう真実が揺らぐ系も怖いです。
 

恩田陸著『タマゴマジック』
新聞連載であった小説「ブリキの卵」と、エッセイとして連載されていた「この世は少しふしぎ」が交互に掲載され、そして、最初と最後に「ブリキの卵」に繋がる「魔術師」という話を掲載するという、なかなか見ない形の本です。
恩田さんは小説だけでなく、構成や装丁も拘った本が時々出ますよね。
それが面白い。



今回読んだ本をみると、私がちょっとした不思議やこの世界ではない世界の物語が好きだというのが、よく分かりますね。


追記
結局、誘惑を振り切れず「天馬の血族」の電子版買い始めてしまった。
やっぱり面白いわ。
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雑談と読書

2016-05-28 20:49:57 | 読書
ネッ友さんが、ブログが解説10年を迎えたという記事を書かれていました。
ということは、ここも10年を越えているんだな、と。
開設月が3月だったのは覚えているのですけれどね。
日付には拘らない派です。
こだわらないから、年末掃除は適当で、ゴールデンウィークに一番真面目に掃除します。
「一年の汚れを綺麗に落として、新しい年を気持ちよく迎える」より「暖かく過ごしやすいときに頑張る」効率派(と言う名の不精者)。
今年はとうらぶのイベントと被ったので、いつもよりは適当でしたがやりました。


父に格安タブレット&格安SIMを買って1月。
どの程度の使用になるか全く検討が付かなかった為、上限担ったときは他社より割安ではありませんでしたが、0SIMと契約をしました。
1ヶ月経ったので、使用料金をチェックすると、データ通信量は無料範囲内に余裕で治まる程度。
ニュース、天気予報+αの使用では、こんなものなんですね。
お年寄りに、高額なキャリアのスマホなんて売れるわけないはずだ、と改めて思いました。


そして、やっと読書ネタ。
田中芳樹著「アルスラーン戦記15 戦旗不倒」

○年ぶりの新刊です。
一体全体、なんだってこんなに待たされたのか。
そんな説明のあるあとがきなんてありません。
光文社になってから、あとがきなんてないよ!
あ、表紙の折り返しに著者の言葉があった。6行だけ。
でも、そういう小説内容とは関係ないことは書かれていない。

内容の方は、隣で呟きましたが、終盤に入り戦死者が増えます。
その戦死者の死亡フラグが何度も出て、もう良いよ、という気持ちになりました。
そして、死亡フラグは数度出たにもかかわらず、とあることはいきなり。
は?今まで、そういう心境になる説明一切無かったよね?

待たされた分、重箱の隅をつつきたい気持ち。
あと、クライマックスのシーンで、その人物が使わなさそうな(私だけのイメージなのかもしれないけれど)言葉遣いをしていたのが気になりました。

とりあえず、次が最終巻なので、最後までは付き合うつもりです。
タイタニアも付き合ったしね。
(2度目の漫画が出てしまったので、きっと完結までは書くと信じている。しかし、1回目の漫画化の時は、今ほど押されてなかったよねえ。あちらのイメージもあるので、実は荒川さんのは違和感ありまくりなんですよね。)

しかし、スタート時点では私より年上だったダリューン、ナルサスがすっかり子供と近い年になってしまって。
凄く悲しいです。

と言うわけで、創竜伝どうする気だよ!
もうほったらかしかよ!
まあ、時事ネタ的に厳しい物もあるしね。
でも、まだまだ言ってやるわ。


最後になりますが、アルスラーン戦記に付いて、拍手コメントを送って下さった方、ありがとうございます。
私は、物語の評価は最後で決まると思っているし、どうせあと1冊なので、最後までつきあいます。
しかし、吸血鬼ハンターDは一度見逃していらい、どこまで買ったのか分からなくなってしまい(本をあちこちの置き場に埋めてしまう癖がある)、ついに脱落してしまいました。
こんな時こそ、電子書籍なのでしょうけれど、小説は現物が好きなんで。
漫画も出来れば現物が良いけれど、置き場的にこちらは妥協。小説ほど読むのに時間を取られませんからね。
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