主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2014-08-30 22:23:35 | 読書
高田大介著『図書館の魔女(下)』
下も読み応えたっぷり。
上巻ラストのマツリカの「自分とキリヒトは自分で選び取った生き方をしているわけではない」という思いについては、あっさり割り切っているようですね。
まあ、マツリカはそれで悩むような性格ではありませんが。
ただ、キリヒトについては思ってあげているようです。
さて、上巻のとある一件のせいで、勤める人が増えた図書館。
キャラが増えて本の中でも賑やかになりました。
今にも勃発しそうな戦争と失われたマツリカの『声』を取りもどす為、ニザマに旅立つ一行。
下巻は思いっきり政治の場が描かれて、マツリカの叡智が冴え渡る姿がみられます。

この作家さんはこれが初の小説のようですが、また作品を出されたら、是非とも読んでみたいですね。




市川哲也著『名探偵の証明』
上はメフィスト賞受賞作ですが、こちらは鮎川哲也賞受賞作。

かつて一世を風靡した名探偵が、現代のアイドル探偵とともに再起をかける。“老い"という人間の宿命を、2人の名探偵を通じて活写する、第23回鮎川哲也賞受賞作。

密林では上記のようなご紹介。
鮎川哲也賞ということで、ミステリーかと思っていたのですが、メインは紹介文のように、様々な事情で探偵としてやっていけなくなったかつての名探偵の「探偵とは?」という思いが綴られた物語になっています。
うん、ミステリーとしてではなく、読めば面白いと思います。
ミステリー部分は、ね。
読む方は、こういう風に簡単に言うけれど、書く方はトリックだの動機だの、他にないアイディアを考えるのは大変ですよね。
次の作品も気付いたら読んでみようかな、と思えるような作品ではありました。
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クリア後感想~ペルソナQ

2014-08-25 22:01:44 | クリア後感想
3DSが真4→世界樹4→ペルソナQとアトラスゲーの為にしか起動してない!
買ったからには活用したいので、「テイルズ オブ ザワールド レーヴ ユナイティア」を買おうかどうしようか悩んでます。
レイヴン、ジェイドが出るし、ナタリアが珍しく目立っているし。
でも、その前に「軌跡」が出るんだよなあ。どうしようかと思って、まだどちらも予約していない。
それに「今度こそシンフォニアやろうかなあ」とか「PSの懐かしいゲームをしたい」という気持ちもある。
あと「俺屍 ご新規さん体験版」もDLしているのよねえ。
積みゲーはしないことにしたので、これを書き終わるまでにどうするか決める。


*タイトル
「ペルソナQ シャドウ オブ ラビリンス 」

*ストーリー
異変に巻き込まれ、見知らぬ、実際とは異なる八十神高校の文化祭のまっただ中。
そこで出会った、同じく別の場所からやってきたと思われる記憶を失った少女・玲と彼女を守る善という少年。
2人と共に、何故か存在するシャドウの気配を追って、出し物の中へ。
そして、そのダンジョンの中で苦戦をしていると、同じペルソナ使いが助けに現れるのだった。

ペルソナ3と4のキャラが大集合して、それぞれが元の世界に戻るべく、協力して闘うことに。



*システム
世界樹の迷宮のマッピングシステムが搭載されたペルソナです。
ダンジョンのマッピングはまさに世界樹。
しかし、世界樹より便利機能が幾つか。
日本人キャラの名前入力があるおかげかメモに漢字が使えます。
宝箱などの記号が4色に色分けできます。
マップの色なんか15色使えてしまいますよ。

ダンジョン内を徘徊する強敵FOE、素材ポイントおよび「ああっと!」もしっかり用意されています。
(とはいえ「ああっと!」に声が付くと違和感がしてたまらない)

このマッピング以外はペルソナです。
とはいえ、3からお馴染みのコミュシステムはありません。
ダンジョンが進むにつれ、校内散策での会話イベントが増え、それらを見ることが出来るだけ。
3と4のどちらの主人公を、今作の主人公として選ぶかで、この会話イベントやダンジョン内での会話が若干変わります。


戦闘ですが、こちらは開始時に難易度設定が5段階から選ぶことが出来るようになりました。
最も難しいRISKY以外はいつでも自由に変更可能。
ペルソナは主人公だけでなく、全員がメインとサブを1つずつ装備可能となりました。
サブペルソナは戦闘で入手。
手に入れたペルソナはいつものように合体でより強力にすることが出来ます。
合体のシステムに多少の変更がありました。
ノーマル、トリプルの合体に加え(スキルの継承は任意)、イケニエスプレッドが存在しますが、従来とは違って、2体の素材の経験値を1体に注ぎ込むようになっています。
そして、新たに加わったのが、スキルカードの抽出。
ペルソナ毎に1つの固定スキルを取り出し、メインペルソナに覚えさせることが出来るようになりました。
これで、サブペルソナにどうしても欲しいスキルを継承させる手間が省けるようになりました。
戦闘は、久しぶりにプレスターンがありません。

あとは依頼があるのも、拾った素材で装備が増えていくのも(これは世界樹だけでしたっけ?)も同じ。
それと、3DSなので通信モードがありますが、地方都市に住んでいるので、すれ違いなんて・・・。
QRコードでネットで、ペルソナを頂いてくることも出来ます。
(合体が楽しみの1つなので、貰うのもどうかな)


*まとめ
人気のペルソナ3,4のキャラ達が一堂に会して、ダンジョン攻略。
正直言えば、「またペルソナ4の関連作かい!」です。
人気を思えば、出番が多くなるのも当然のことですが、そろそろダークな感じが恋しい。
(真4が据え置きではなかったので、何か物足りない気持ちが残っているに違いない)
ですが、プレイを開始してみれば、非常に楽しく遊べました。
一部の依頼でを除いて、自由にご贔屓キャラたちをパーティーに入れることが出来、声つきでイベントを見せてくれます。
(たまに、喋りすぎて鬱陶しい気持ちになることもあったけれど)
コミュイベントはなくなりましたが、ダンジョン中、校内でのイベントで、仲間達との関わりを持てるので、ペルソナらしい雰囲気は感じることが出来ます。

スキルカードのおかげで、合体もいつもに比べればスキル継承に気を遣わなくても良く、携帯機にふさわしくお手軽となっています。(私はケチだから、合体で頑張りました。追加ボス戦の時に気合い入れて覚えさせたくらい)

お手軽にペルソナ3,4の雰囲気を味わいたい方、ペルソナ3,4や世界樹のファンの方にはお勧めの作品です。



楽しかったけれど、やっぱりそろそろこの「おしゃれ路線」じゃないペルソナがみたい気がします。(1,2のような)
5はどうなるのでしょうね。
据え置き機だから気合い入れて待っていますよ。(なぜ真4は据え置きじゃなかったんだーーー)

コメント (2)
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本日の読書

2014-08-23 13:56:58 | 読書
早く夏休み終わらないかなあ。
今年の夏休みは子供の通院が多くて、落ち着きませんでしたよ。
それにギリギリまで宿題(買い物が必要な工作や料理)が残ってねー。
創作料理って何よ!
そんなもの、簡単に思いつきませんよ、普段料理をしない子供には。
結局、全然創作にはなりませんでした。
ネットを見れば、レシピがあるようなもの。


そんな合間に読んだ本。
(おかげさまで病院の待合で読書が捗りました。)


五代ゆう『グイン・サーガ133 魔聖の迷宮』
またもや舞台は移動して、異変のあったミロク教の聖地ヤガに。
お懐かしい7人の魔導師の面々に会えます。

五代さんと言えば、もう一つのブログの方で布教活動に成功して、お薦めしたゲーム・アバチュの原案本をお買い上げになった方がいましてね。
私には面白かったけれど、面白くないと思われたら「どーしよー」とドキドキしていました。文庫本5冊だし。
自分が気に入った本やゲームは薦めたいけれど、「損した!」と思わせないかと、なかなか勇気がいります。


今回は、今まで読んだことがない、2作目の本と馴染みの無い方の作品を2冊。
奇しくもどちらも「言葉」が根底にある作品でした。

佐藤友哉著『1000の小説とバックベアード』
正直、面白いのかどうなのか自分でも分からなかった。
でも、最後まで読みたいと思った本。(最後の3ページで精算に呼ばれた時(上に書いたように病院)は、「ちょっと待って」と言いたくなった。そして、払い終わったら読んでから帰りたかった。)

主人公は、特定の個人に向けて物語を書く「片説家」という仕事をする会社員。
しかし、ある日、突然解雇を言い渡され、途方にくれているところに、「私のために小説を書いて欲しい」という女性が現れた。
という始まり。
この女性の訪問をきっかけに大きなモノに巻き込まれていく主人公。
「小説を書くということ」を物語にしたもの、です。

小説の中で、「本棚にはジャンルを問わずにむちゃくちゃに100冊ほどあった」的な文章の中に羅列される実在の本ってどういう基準で選ばれるのでしょうね。
私は、こういう所が非常に気になります。

あ、調べたら「三島由紀夫賞受賞作」だそうです。
自分の面白い面白くないの判断に自信がないから、ついこういうの調べちゃうよ。


高田大介著『図書館の魔女(上)』
今日は何を借りようかなー、とウロウロした時に目に飛び込んできた本。
もうこのタイトルは「借りるしかない!」と思わせてくれる程、そそるタイトルです。
厚いから読み切れないといけいないから、念のために上巻だけしか借りてこなかった、自分に怒りたい!
ファンタジー、架空歴史物、そういうのが好きな人には、お薦めしたいです!
まだ、上巻しか読んでないけれど。
「魔女」とありますが、別に魔法は使いません。
どちらかと言えば政治劇です。

粗筋は「http://kodansha-novels.jp/1308/takadadaisuke/index.html」からそのまま。
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。

第45回メフィスト賞受賞作だそうです。

この物語の世界では、この史上最古の図書館『高い塔』とその知を知る「高い塔の魔法使い」は非常に権威のある場、人として存在しています。
当代の魔女マツリカは代替わりしたばかりで、まだその権威を大いに顕すに至っていない中、起きる他国との政争。
知識見識ともに申し分ないものの、それを顕す声を持たないマツリカ。
そんな彼女の声となるべく、新たに司書見習いとしてやってきたキリヒト。
やがて分かるそんなキリヒトの正体。
上巻はマツリカとキリヒトの自身で選んだ生き方ではないことについて、思いをはせるマツリカで終わってしまいました。
この後、2人がどんな風になっていくのかが、楽しみです。

ということで、図書館に行ってくる!!!

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本日の読書

2014-08-13 13:34:27 | 読書
Sさん
こちらは何事もなく無事通り過ぎましたが、そちらはまた別件でご心配でしたね。
天災のダブルパンチ、という事態は避けられて何よりです。
そして、お盆が終わったら、楽しいくつろぎタイムがやってくると良いですね。



我孫子武丸、有栖川有栖、北川歩実、島田荘司、竹本健治、長江俊和、麻耶雄嵩、米澤穂信『Mystery Seller』

ストーリー、ファンタジーとあったら、やっぱりこれもありますよね、ミステリー。
こちらは雑誌で2回特集された物をまとめた本ですね。

ミステリーの幅の広さを感じさせてくれる8つの作品が味わえます。
が、有栖川さんのは既読だった。
どこで読んだんだ??
こういう短編はあちこちのアンソロジーで使い回されそうです。

島田さんのは、ミステリー???と思いつつ読み進めましたが、なるほどミステリーだった。
短編だからって「ぱっと事件が起きて解決!」ではない、読ませる作品もあると改めて思わされました。

米澤さんは「大人向けは心理的に怖いよ!」とまた思わされる一品。
自分には女性としてのこういう心理が少ないので、余計に怖く感じる。
しかし、男性にも大多数の女性にも共感しにくいって、ちょっと寂しい。
オタク的お話しが出来る女性がもっといれば!(自分が主流派になる気はさらさら無い)
とはいえ、オタクの中でも派閥というかグループというか、色々ジャンルがあるからねえ。
まあ、気質的には他の人達より付き合いやすいかも。
オタ趣味を認めあえる的に。

竹本さんの「怖い映像」も心理的に怖い話。まあ、テレビをあまり見ない派の私には、こんな怖いことはあり得ないがな!

ミステリーと言うことで、多くの作品で最後にどんでん返しが待っている物が多かったです。
1作品中どんでん返しが多ければ良いってもんじゃないと思う物もありました。
「はあ?」と言いたくなるのもあったし、「え、一般人(腐ってない意味で)にも有りなの?」と思う物もあった。


アンソロジーに当たり外れはありますが、これからも自分からは手に取らないような作品と巡り会う為に、読み続けると思います。



佐藤友哉著『333のテッペン』
この作品は「Story Seller」で気にかかっていたので、借りてみることにしたのですが。
1~3で登場人物のプロフィールをはっきりさせていないので(大事な所はふわっと明かされている)、前の方にあるのかなあ、と思って借りてみました。
あ、元の本の題名が「Story Seller」には無かったけれど、各話タイトルが「333のテッペン」「444のイッペン」「555のコッペン」だから、「それっぽいのを探せば大丈夫」と思ったら、まんまでした。
で、借りて後ろの初出をチェックしたら、この3話のは「Story Seller」がそうでした。
なるほど、元の本を紹介できないわけだ・・・。
ということは「Story Seller」は普通だったら雑誌にするところを、きっちり本にして手元に残るようにした、というのが意図だったのだろうか?
で、この本、4話なんですよ。
つまり!
最後の一話だけのために借りたことになる!(せっかくだから1話目は読み直した)
これ、「Story Seller」を買って興味を持って買った人がいたら、怒るね。
私はお金を出してないから、そんな権利無いけれど、ちょっと何かもやっとするものはあった。

さて、こちらの探偵は一風変わっていて、事件解決というよりは、依頼人のご希望に添う形に収めるという姿勢の女子高生?探偵です。
正直、本当に女子高生なのか分からない。
ついでに言うとこの探偵さんがメインではありません。
ストーリーを進めるのは、巻き込まれ型主人公。
ただし、この主人公、普通の人ではありません。
元殺人犯で、どこかで矯正されて、新たな名前で生きている人です。
小説だから、「そういう設定ね」ですむけれど、現実だったらなんか納得できない気持ちがわきますね。

この話の語り手の主人公がそういうキャラだからなのかもしれませんが、この淡々とした文章がちょっと私の好みだったので、他の作品も借りてみようと思います。



最後に愚痴。
老人ホームでの演奏のボランティアを一度引き受けたら、数ヶ月おきに頼んでくるところがあるのですが(話を受けてくるのは私ではない)、正直勘弁してくれなんですよねえ。
数週間~一月ちょっと前に頼んで来て、日時指定って普通なんですかねえ。
私はそう言う所で弾くのは好きではないし、最近は仕事もあるから、ここ何回か断ってます。
でも、話を持ってくる人、好きなんですよね、そういうの。
夏休みで子供の病院がよいで忙しい、仕事があるという事情が分かっているのに、誘ってくるのかなあ。
「一応」ってことらしいけれど、何が一応なのかよく分からない。
一応だったら、「出られる?」ではなく「出られないと思うけど、自分たちは出るから報告する」じゃないかと思うのだけど・・・。
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