主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2013-04-21 20:40:42 | 読書
最近、車を買い換えました。
免許を取って20年以上経ちましたが、取って以来ずっとマニュアルの車を乗っていました。
とうとう買おうと思った車にマニュアルがない時が来てしまったので、ついにオートマ車になりました。
1週間近く経ちましたが、まだ無駄に左手が動くよ。


海堂尊著『輝天炎上』
『ケルベロスの肖像』で起きた出来事の別の視点(天馬くんと○○さん)からのお話。
この後もまだ続くのよね?これ。
没落の姿だけで終わったらちょっと悲しい。


米澤穂信著『儚い羊たちの祝宴』
一話、これ読んだことあるよなあー。でも、この本は絶対借りてないのだけど。
と悩んで、自分のブログを検索したら、ありました。
『Story Seller』の中に入っていました。

背表紙の紹介文より。
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。

ということになっていますが、会自体が舞台になっているわけではないです。
会員がそれぞれの事件に出会う、と言う形。
全作に漂うほの暗い感じが、良いのですが、最後の話だけは苦手。
あれって、そういうことなんだろうなあ。

「坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー 」
坂木さんの「和菓子をモチーフに忘れがたい作品を」というリクエストに応えて小川一水、木地雅映子、北村薫、近藤史恵、柴田よしき、日明恩、恒川光太郎、畠中恵、牧野修の各氏が書かれた、短編作品集です。
SF、ミステリーなどそれぞれの作風に合わせた作品が楽しめた良質なアンソロジーでした。
初めて作品を読む作家さんが3人いましたが、そのうちお二人の方は長編を読んでみたい、と思わせる内容でした。
全般的に好みの作家さんが多かったので、非常にお得感がありまちあ。
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本日の読書

2013-04-10 14:42:14 | 読書
新井素子・上田早夕里・冲方丁・今野敏・堀晃・山田正紀・夢枕獏・吉川良太郎・山本弘・宮部みゆき・瀬名秀明・小林泰三『SF JACK』
多数の多彩な作家さんたちによるSF短編集。
私好みの作品が多く、久しぶりにSFを堪能した気分です。
冲方さんの「神星伝」は、続編があったら良いのになあ、と思えるお話でした。
宮部さんの「さよならの儀式」は感動系のお話か、と思わされて・・・で一気に涙が引っ込みました。
この2つが特に良かったかな。
今ひとつかなあ、と思ったのも2つ。
好みがあるので、これはあくまで私見と言うことを強調しておきます。
新井さんの「あの懐かしい蟬の声は」、堀さんの「宇宙縫合」。
学生の頃、新井さんが好きだったので、今でも一応チェックをするのですが、ここ3作ほど、合わないので、そろそろ私も卒業かなあ、と思わされました。ちなみに本作のタイトルは好きです。
堀さんは、単に私には堅すぎると思っただけです。
他の方のはダントツではないけれど、どこか気に入った部分がある作品でした。


恩田陸著『私と踊って』
ミステリ、SF、ホラーによる短編集。連作もいくつか。
連作2シリーズが好みだったかな。動物が喋ることができるようになったお話とフォントが他のと違うようになっているお話の。
あ、東京日記も好きだったかな。こちらは本の後ろから横書きになっています。
一番最後の作品は、表紙に仕掛けがあるようなんですが・・・図書館の本はしっかりシールしてあるから、読むことが出来なかったよ!!!
と、一冊の中に幾つか仕掛け、工夫が入っている作品集でしたが、この前読んだ『夜の底は柔らかな幻』ほどは夢中になれませんでした。


伊藤計劃+円城 塔著『屍者の帝国』
私自身では、このお話を説明できないので、引用。

フランケンシュタインの技術が全世界に拡散した19世紀末、英国政府機関の密命を受け、秘密諜報員ワトソンの冒険がいま始まる。

あれ?随分簡単にまとめちゃっているのね。
ジャンルとしては架空歴史物とでも言えばいいのかな。

プロローグ部分が亡くなっている伊藤計劃さんが、本編を円城塔さんが書かれています。
で、プロローグ部分で、これからどんなお話になっていくのだろうというワクワク感があるのですが。
本編がなあー。冗長とは言わないけれど、長い。
ワクワクして一気に読ませる、と言う要素が足りないので、長く感じる。
面白くないわけでもないのだけど・・・。

作者さんが亡くなって、その続きを書くのは難しいでしょうね。
グイン・サーガも最近、他の作家さんによる外伝が出ていますが、試しに1冊借りてみたけど、途中で止めてしまったもの。
(私の根気が足りないだけか)


三崎亜記著『玉磨き』
いつも現実とはちょっと違う世界を描かれている三崎さんですが、今回は世界と言うよりは人を描かれています。
ルポライターがそれらの人々を追うと言う形で、描かれた連作短編集。
ここ最近、作風が変わってきているので、これからどんな作品を見せてくるのか、気になる作家さんです。
コメント (2)
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